第三種冷凍機械責任者


第三種冷凍機械責任者免状

手数料その他は当時の物で、現在は変わっている可能性が有ります。

取得のキッカケは職場で空冷スクリューチラーの1,000冷凍トンという冷凍機を導入して、その関係で冷凍機の資格が必要とのことで、皆で資格を取れという話になった。
いきなり一種は難しいので、とりあえず三種を取ろうと思ったものの上司の意向? でニ種に挑戦してみたのだが二連敗。
最初の年は自己採点で法令を除く二科目のみOK、その次は法令のみOKという有様。

そんなことをやっているうちに空冷スクリューチラーは撤去されて資格の不要な冷凍機に変わってしまい、無理に冷凍機の資格を取る必要も無くなってしまった。

というわけで二種は受かりそうにないため三種に方針変更。平成23年に受験。
100冷凍トン未満までの冷凍機しか扱えない(責任者として)が小規模の施設の冷凍機なら充分かもしれない。

試験や講習会は高圧ガス保安協会でやっており、受験料は7,900円。(平成23年)
申し込み期間は8月下旬から9月の頭まで。

とりあえず願書はNETで申し込みし、受験料もオンラインバンキングで振り込み。
(願書を書面で郵送も可だがNETでやる方が早いので)

申し込みはしたものの、あまり勉強する気が起きず。1カ月くらい前になって、折角受験料も払ったことだし少しはやるかという気になり、問題集を購入。解説本は前回の二種の時に購入していたので今回は買わず。

日本冷凍空調学会という所で出している過去問題集(1〜3種と3種のみの2種類有るが、3種のみ購入)を購入。
それ以外にもオーム社等で出している問題集や解説本を参考にした。

私が受けたのは群馬県なので会場は伊勢崎市にある上武大学。
2種だと3科目なので午後まで掛かるが、3種の場合は2科目なので午前中に終わってしまう。
(講習会で修了試験に合格すれば法令の1科目のみ受験で可)
問題は10問ずつ。  

当日は深い霧で視界が悪く、国道17号の上武道路から行くつもりが通りすぎてしまい本庄市から回り込むハメになってしまった。
会場には車で行ったのだが遅く行くと駐車場が荒川の河川敷になってしまい、30分近くも歩くハメになったので1時間前に着くようにして行った。
そうしたら大学に近い所の駐車場に停められた。最初、テニスコート脇の駐車場に停めるつもりだったが、ここは進行方向によってはクランクで入りづらいが幸い反対側の駐車場に入れてもらえたので出入りは比較的楽だった。

試験会場は高圧ガス関係の試験が色々と有り、冷凍機械責任者以外にも販売関係とか有るので会場を間違えないようにすること。
私の受験した三種は三階の広い教室だった。
一つの机に三人掛けで真ん中の席にされてしまい、解答が終わって出ようと思っても両端の人がいるため出るのに気を使ってしまった。

試験開始後、30分経てば退出は可能なので早めに出て次の科目の勉強をすることも可能。
三種の場合、最初は法令の試験で二科目めは保安管理技術。
これは講習合格者等で法令だけ受験する人の利便を考慮しているものと思われる。

冷凍機というか、高圧ガス関係の問題というのは五者択一で、正しいものを選ぶのだが選択肢が複数有るのでややこしい。
普通の試験なら正しい回答は一つしか無いので選びやすいのだが高圧ガス関係の試験の場合は回答が5つ有って、正しいものが一つとは限らず1ないしは2、あるいは3という選択肢が有る。
(経験的に4以上は無さそう)

この場合、正しい物を選ぼうとすると内容を完全に理解していないとお手上げ。
そこで回答の手段としては、明らかに誤っているものを選択肢から消去していくこと。
そうやって行くと、ある程度の答えが見えてくるというもの。
もし、残った回答の中に自分が正解だと思うものが無い場合は選択ミスなので再度検討する必要が有る。
最初から正しい物の組み合わせを探すよりは遥かに効率が良いというもの。

試験は11月の中旬の日曜だが合格発表は年明けの1月初旬。もっとも解答は試験の翌日くらいには公表されるので自己採点すれば合否のメド
はつくというもの。合格ラインは60点以上のようだが私の場合、法令は自己採点で95点、保安管理技術は65点くらいだった。
NET上で合格が判った後で正式な合格通知と申請書類が一緒に郵送されてくる。
合格通知と申請書は切り離さないこと。必要ならコピー等を取っておくべし。
申請に際しては免状用の写真(受験の時の写真は大きめだが、免状に貼る写真は2.5センチ×2.5センチと小さい)を2枚。
申請料は県の収入証紙(収入印紙は使えない)なので、買う必要が有る。

群馬県の場合はJA(農協)でも扱っているとのことなので仕事の帰りに館林のJAに寄って購入し、その日の内に申請。
申請料は3,400円だった。郵送の場合は「簡易書留」とのことで、郵便局に行って送った。

申請して3週間くらいで免状が届いた。
三種の場合は100冷凍トン未満までの冷凍機しか扱えない(責任者として)だが、工場等の大規模な事業所でもなければ必要にして充分かもしれ ない。
発給者は画像のとおり群馬県(受験地の知事の免許)知事。

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