ハードデイスク修復顛末記

1998年の5月2日、ふと思い立ってハードデイスクの未使用領域を増やそうと思い、不要と思われる通信ソフトを(WINDOWSにオマケで付いている?ハイパーターミナル)削除。5月4日に帰宅したら弟が「インターネットに
接続出来ない」という。

そんなバカな? と思いながら何時ものようにプロバイダにアクセスしようとすると、「ダイアルアップネットワークが確立出来ません云々」というエラーメッセージが表示される。ダイアルアップネットワークを開こうとすると「ファイル
が足りないか見つかりません」というような内容のエラーが表示されて実行不可。

試しにWTERMでNIFTYに接続すると問題無く接続出来る。他のソフトは問題無く実行出来るが、インターネットに接続出来ないとお手上げなので早速、復旧作業に入る。「ゴミ箱」を探したのだが既に削除した後で万事窮す。

外付けのハードデイスクからバックアップしてあった物を戻そうとしたが上手く行かない。
(やり方が悪かった?)

そこで最後の手段、ハードデイスクを初期化してリカバーCDを使って戻しを始める。
取り敢えず、買った時の状態になったものの後から入れたソフトを戻すのが一苦労である。
1本ずつCDから再インストール。これだけで1日掛かりで昼寝も出来なかった。

その後、ソフトの設定その他を戻す必要が有るため外付けのハードデイスクを付けるのだが、これがSCSI接続のためSCSIカードを入れ、ドライバーソフトを再インストール。あれ?ハードデイスクを認識しない...
すったもんだで、やっとOKになり戻していたら最後になってエラーが発生。
(リカバーは戻す先のハードデイスクに既に同じ名前のファイルが有って、そのファイルの方が修復する物より新しい場合にはエラー表示をして書き換えはしないのであるが、それを知らずに何度も同じことをしてしまった。)

1回の戻し時間が30分程度のため、数回やると1時間や2時間はすぐに経ってしまうのである。
オマケに雑誌等に「ダイアルアップネットワーク」が「マイコンピューター」に表示されると書いてあるが、私のは他の設定(インターネットウイザード設定)をしないと、これが出なかった。それを知らずに、またまた悩んでしまい泥沼。
何とかやって復旧。今度はダイアルアップネットワークの設定でユーザーIDの設定を間違えたりと散々。

インターネット関係は修復したが、細かい部分(バックアップしてあったのが3月までのデータで、5月までのメールやブックマーク等のデータ)が消えてしまった。家計簿のデータも当該月のデータが復旧出来ずガックリ。
こういう時には便利な筈が仇になってしまう。

オマケに愛用のワープロソフトの「OASYS」(Jr.2)が起動出来なくなり、仕事の続きをしようと思って持って来たのに仕事にならず泣き面に蜂。(;_;)

約3日くらい掛かって、やっと9割方復旧した感想としては、「自信の無い物は削除しない」、「バックアップはこまめに」ということである。紙に書いた物は探せば出てくるがパソコンのデイスクに書いた物は簡単に消えてしまうので
ある。消したら最後、バックアップが無ければ泣くしかない...

それとWINDOWSに付いている「バックアップ」はMS−DOS時代のように丸ごと上書きで復旧するのではないということ。
上書きしたい場合には既にあるファイルを消さないと、今のファイルより古い日付の物は復旧不可。

失敗することで利口にはなるが、出来ることなら失敗しないに越したことは無い。空き領域が欲しいなら初めから容量の大きい物を買うべし。安物買いの銭失いにならない為にも...
(もっとも最近はパソコンのモデルチェンジも速いから意味が無いかもしれないが...)  

以上、自戒をこめて1998年5月9日

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