OASYS V8(OAK V8)
平成12年の11月10日に、OASYSのV8が発売になるとのことで富士通から案内のDMが届き、早速予約した。

OASYSはJr.の2から、V5、V7(V6は機能的に食指が動かなかったので買わず、OAKのみ6に更新)とアップしてきた。届いたのは発売日の翌日だったか?

早速、箱を明けてみるとCDと取説類。

今回の目玉はスキャナで読み込んだ文書をOASYSで使えるということ。私のようにハガキサイズのスキャナしか持っていない人間には、さほどメリットは無いがA4サイズが読み込めるスキャナを持っていれば、他人が作った文
書をスキャナで読み込んで自由に編集出来るので、相当な時間短縮が出来ると思われる。
(私の職場でも昔の文書が古いワープロで作られたもので、元のファイルが今となっては使える機種の無い5インチのフロッピーだったりしたら、最初から手で入力せねばならず時間が掛かってしまうが、これなら非常に便利)

手持ちのスキャナはハガキサイズしか読めないが、とりあえず読み込んで使ってみた。コピーした原稿を解像度を100dpi程度で読ませたら文字化けして取り込んでしまった。やはり元の字の解像度が悪いと誤認識してしまうよう
だ。

それとOASYSがインストールされていないパソコンでも使えるようにCDで持ち運びが出来ること。
これなら出先で文書を修正したり印刷する必要が出来た場合に、他人の使いづらいワープロソフトの文書に変換してから、使い慣れないソフトでイライラしながら修正する必要も無くなるというもの。

個人的な感想だが、先日必要に迫られてWORDで文書を作ったが、使い辛いのと思い通りにならず効率は悪いしイライラして精神衛生上良くなかった。「一番売れているワープロソフト」とのことだが、OS絡み(OFFICE関連)で
一緒に付いているから使って(売れて)いるというだけではないだろうか? と勘繰ってしまうくらい。

私はEXCELは使うけどWORDは使う気がしない。使い慣れていることも有るがOASYSの方が漢字変換も含め快適に操作出来るので好きである。弟なんかも簡単な文書ならEXECELで作ってしまうとのこと。

おてがる入力
何度も入力する語句や長い読みの語句等を一度入力した長い文字列は、次から2文字入力するだけで入力出来るようになるとのこと。 

おてがる登録
よく使う語句や表現を抜き出して自動的に読みを付け、一括して単語登録する。登録した単語は「おてがる入力」 からも呼び出せるそうだ。
 

106/109キーボードでも親指シフト配列による入力が可能。
これは試してみてないが(私のはリユウドの親指シフトキーボードなので、敢えて使う必要が無いため)ノートパソコ ン等のようにキーボードの交換が出来ないタイプでは重宝するかもしれない。ただ、ノートパソコンのキーボードは
ストロークが短いので打ちやすいとは言い難いが..キートップに貼るシールも付属している。
平成12年の12月末、ソーテックのパソコンが交換修理になった際にキーボードを取り替えるのも億劫なのでダメで元々とやってみた。(キーボードはELECOMのTK−P2109JPW3というJISの109タイプ)使ってみた感じは、やはり純正の親指シフトキーボードとは親指の位置が違うためシックリしない。
とりあえず親指シフトキーボードライクな使い方は出来るものの、親指で押すキーボードがスペースキーを挟んで両側に有る「変換」、「無変換」のキー
を代わりに使うため親指の指使いがイマイチ。(親指で押すキーが小さくなってしまうため押しづらい)
それとキーのストロークが短め?のため、親指シフトとして使うにはキータッチがあまり良くない。

キートップのシールもノートパソコンのように小さめのキートップなら良いが、ディスクトップ用のキーボードでは少し小さめ(シール)のため、上手く貼らないと下の字が一部見えたりして格好の良い物ではない。この辺りはノートと共
用の仕様になっているため仕方ないかもしれないが..
 
親指シフト配列にしたELECOMのJISキーボード
親指シフト配列にしたキーボードのキートップ
(ラベル貼付)

OAK(カナ漢字変換)だが、変換時に思った字が出ない場合に、V7では候補が3つくらいしか表示されず、それ以外はカーソルを移動して選択する必要が有ったが、V8では一度に10くらいの候補が表示される。
それは良いのだが、単に漢字だけではなく、送り仮名のついた文字も候補に出てくるため選ぶのが面倒になった気がする。
(数有る中から探し出さねばならず、以前の方が使い勝手が良かったような気がする)

それと、例えば「私のは」と変換しようとすると「綿篠は」と変換してしまい、思ったように変換出来ない。
これは不便
というか一寸カンベンしてほしい。これなら昔の文節変換の方が快適というもの。

イジワルな変換だが、「貴社の記者が汽車で貴社に帰社したのは」を一括変換させてみた。
「貴社の記者が帰社で帰社に帰社したのは」となってしまった。
これは前述した再入力の機能が悪い方に働いて
いるように思える。

まあ、これは相当イジワルな変換であって、一時期話題になった「バスガイドが天井」、あ、やっぱりおバカの類だ。
(苦笑)日本語は難しい...ならば「入れたてのお茶」、これはマトモだな。

私は文節変換が好きなので、一括変換で変な変換をされるとイライラしてくるので嫌なんですよね。
だから「私のは」を「私の」と「は」と分けて変換しなきゃ出来ないなんていうのは面白くない。次回のバージョンアップでは直してほしいものである。

おてがるインターネット
キーワードを入力、変換して「CTRL」+「→」(右矢印)キーでホームページを見たり、インターネットで検索が出来るそうだ。私は使ってないが..

辞書検索
入力、変換後に「CTRL」+「→」(右矢印)で辞書が起動して意味を調べたり、同義語を引くことが可能なようだ。

詳細は販売元の「富士通ミドルウエア株式会社」のホームページを参照して頂きたい。


左上は携帯用OASYSのCD。右上はプログラムやデータの入ったCD入れで、紙製。下の2枚のCDは左がプログラム、右がデータ。それぞれプラスチックケースではなく右上の紙のケースに入っている。
マニュアル類
親指シフトキーボードにして使う場合にキートップに貼るシール

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