外付けハードディスクケースキット

平成14年の2月に購入。ノートパソコンのデータをバックアップするのに640MBのMOも有るのだが、これだと容量が少ないのと書き込みが遅い、しかしながら専用にハードディスクを買うのも勿体ないと思っていた時に、たまたま行ったパソコン屋に有ったので迷った末に購入。購入価格は9,800円。

Windowsで使えるもので、内蔵可能なハードディスクは2.5と3.5どちらでも可。それぞれに対応したケーブルが付いている。
私の場合、以前交換したノートパソコン用の2.5インチの10GBが遊んでいたので、これを流用
した。
3.5インチならデスクトップ機に使えるが2.5インチではケーブル等の関係で使途が限られてしまうので

勿体無いと思っていたが、これなら有効活用出来るというので買った。サイズは145×150×22mm。重量は約440g。
入力はAC100VでACアダプタを使用してDC12Vにしている。(2.5A)

メーカーはノバック(novac)という日本のメーカーで名称は「HDDもっとはい〜るKIT」。Windows 98/98SE/Me/XP/2000/MS−DOSに対応している。
(IEEE1394はWindows 98SE以降に限る・MS−DOS
は使用不可)

ケースは2本のネジで止められており、これを外した後で開けるが反対側がツメで引っかかっているので外す時に
は注意が必要。
オマケに線が反対側のケースに付いているので、あまり力を入れて開けようとすると線を切りかね
ないので注意すること。

2.5インチドライブを使う場合は添付の板をネジ4本で止める必要が有るが、これも前後で方向が有るため逆に
付けるとケースに取り付ける際にネジ穴の位置が合わなくなるので要注意。

ケーブルは3.5インチ用には電源コネクターが無いが、2.5インチ用には電源コネクターが付いている。
まずドライブにケーブルを取り付けてから、ケース側のコネクターに差し込む。
ケーブルはコネクターに逆挿し防止
のピンが有るので間違えて入れる心配は無いとは思うが、注意すること。

ケースに止めるためのネジだが2.5インチ用の板に合うネジは2本しかなかった。
あとはピッチが違うようで使え
なかった。もしかすると間違っているのかもしれないが、ドライブを板に付けるネジと間違えたかと思って付け替えてみたが、そうでもなさそうだった。
取説の写真では4本で止めるようになっては居るのだが..

組み立て終わって使ってみたが、USBの場合は添付のフロッピーに入っているドライバーが必要。
IEEE1394の場合は何も要らない。(ケーブルで接続すればok)

USBおよびIEEE1394用のケーブルは短い物が各々1本付いている。IEEE1394は片側が4ピン用に変換のためのコネクターも付いている。
そのため、とりあえずは組み立ててケーブルが無いとか慌てる心配は無い。

ケースには何故かIEEE1394のコネクターが2個付いている。なおUSBとIEEE1394は同時には使えない。

電源はACアダプタが付いており、これを使う。電源スイッチはケースの本体脇に付いている。
スピードはUSBに比べるとIEEE1394の方が当然ながら速い。
内蔵したハードディスクがATA33のため、あまり
速度差は感じなかったが、これがATA66以上だとそれなりの差が体感出来るものと思う。取説によると2倍くらいの差が有るようだが..

ケース内には排熱用のファンも付いているが、2.5インチくらいでは必要無いかもしれない。
パソコンに接続する時は簡単だが、外す時はハードウエアの取り外しの処理が必要になるので注意すること。
しかしながら不要になったハードディスク(IDEに限る)が使えるのと、USB(1.1)とIEEE1394が使えるため、大半のパソコンに使えるのが良い。欲を言えば電源を内蔵するか、もう少しコンパクトなら持ち運びに便利だと思う。

Windows XPの入っているノートパソコンはドライバーを入れるのが億劫なのでIEEE1394で接続したがスンナリと認識して使えた。
IEEE1394の付いているパソコンの場合はUSBよりもIEEE1394の方が速いし簡単だと思
う。
キットの内容(ケース、ケーブル類、USBとIEEE1394の
ケーブル、取説とUSBのドライバー、ACアダプタ)
2.5インチ用の板(金具)に取り付けたドライブとケーブル
ドライブを取り付ける前のケースの様子
ドライブを取り付けたケースの様子

その後、2.5インチのハードディスクを玄人志向のハードディスクケースに移したため、平成15年の4月にウェスタンデジタル社の40GB、5400回転の3.5インチハードディスクを買って交換した。

Windows XPから初期化しようとしたら実質37GB程度なのにFAT32で初期化できない。NTFSしか選択不可。
Windows MeのファイルをバックアップしたいためNTFSでは困るので仕方なく30GBと残りのパーテーションに分割。
初期化して接続もIEEE1394は背面にコネクタが有るため接続が面倒なのでUSB(1.1)で接続したら当然ながら遅い。初期化が終わってケースを触ると、かなり熱くなっておりビックリする。

翌日見たら底に付いているファンが回らない。手で回してやると回り始めるのだが..
外して見ると、底が熱の関係か少し変形して回り辛くなっていたので修正してokにする。しかしファンが回ると煩い。
ハードディスク自体は静かなのだが..

このファンは排気で、プリント板のハードディスクの熱を吸い出しているらしい。
3.5インチを装着する場合は金属板は使用せず、ネジ6本で留める。このネジは2.5インチ用と2種類有り、間違えると締まらない。
 
これが動かなかったファンの裏側
これはウエスタンデジタルの5400回転40GBを装着したところ。

平成15年の8月に売却。たまにしか使わないのと電源部分(ACアダプタおよび電源コード)がゴツくて出したり仕舞ったりするような使い方では使い勝手が良くないので手放した。

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