MSA(エム エス エイ)のUSB2.0外付けHDDケース

MSA(エム エス エイ)のUSB2.0外付けハードディスクケース

平成15年6月末、バックアップ用に今まで640MBのMOをSCSI接続で使っていたのだが書き込みが遅いこととパソコンの起動時に電源が入っていないと認識しないという、SCSI特有の使い勝手の悪さ?
しかしSCSIをIEEE
1394やUSB2.0に変換するアダプタを使ってみたが、元のSCSIよりも処理速度が遅くなるのに耐えきれず、MOは諦め? 外付けのHDDケースを使うことにした。
今までIEEE1394用の外付けハードディスクケースは持って
いたものの、これは電源が外付けのACアダプタで、おまけにコードも太く使い勝手が良くなかった。

そこでパソコンショップに行く度に物色していたのだが、たまたま出物で有ったのがこれ。
売値で8千円くらいだった。メーカーはMSA(エム エス エイ)というところ。GXM-35Uというタイプ。3.5インチのハードディスクが内蔵可能。(2.5インチには対応していないが2.5インチ対応やIEEE1394対応のタイプも有る)

これの良い所は組み立てるのに工具が要らないこと。ケースは2カ所のスライドバーを外すだけで分解出来る。
ハードディスクの取り付けもはめ込むだけ。ネジ留め等が無いため、逆に大丈夫かいな? と思ってしまう。
(バードディスクはネジ穴の部分にピンが出ており、ここに嵌めてケースで押さえつける構造)

添付品はUSBケーブル(USB2.0の表示が無いため2.0で動作するかは未確認)98SE用のドライバーCDと取説に縦置き用の台。
同梱されている取説、USBケーブル、98SE用ドライバー
ケースを開けたところ、右側が電源部

ケースは薄型で小型のファンも付いているが、高回転型のハードディスクを内蔵した場合に放熱は若干の心配も残
りそう。電源は内蔵でケーブルは取り外しが可能。

Windows 98SE、Me、2000、XPに対応しており98SE以外はドライバーは不要。MAC OS9以降にも対応。
98SEは添付されているCDからインストールする。

今までIEEE1394の外付けハードディスクケースに入っていたウエスタンディジタルの5400回転のハードディスクを入れ換えて使用してみた。

ハードディスク自体が静かなため、殆ど騒音を感じることはない。
速度はIDE(ATA100の7200回転)同士でコピーするのに比べると遅い感じがするが、それでもMOに比べれば格段には速い。
なんといっても途中から電源を入れても認識することと、パソコンの動作に関係なく切り離しが可能
なのがメリット。
思いついてバックアップを取ろうとしたときに今までだと外付けのMO等の電源を入れてからパソコ
ンを再起動する面倒くささが有ったが(SCSI接続の場合)それが無くなったのが嬉しい。


ケース下面のモール部分がスライドして分解出来る

ハードディスクを新規に買って使う場合には最初からUSB2.0対応の外付けハードディスクを買った方が安上がりかもしれないが、中身が何を使っているか判らないデメリットも有るし、ハードディスクを交換して余った物を有効活用したい人にはお勧めかもしれない。
ただ電源スイッチが背面の下に有るため電源を入り切りする際にやりづら
い。
(手さぐりになる。オマケに左右のタンブラスイッチなので、押しボタンとかスライドスイッチの方が手さぐりの場
合には判りやすい。欲をいえば正面にスイッチを付けても良かったのではないか?)

なお、内蔵するハードディスクはマスターに設定しておく必要が有る。
フォーマットしていないハードディスクはあらた
めてフォーマットする必要が有るのは言うまでもない。

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