HD革命・Back Up

「HD革命/Backup」は「株式会社アーク情報システム」の登録商標です。

99年になり、最近パソコン雑誌等で頻繁に見掛けるようになった上記のソフト。前々から簡単にハードディスクのバックアップが取れるソフトを探していたが、このソフトなら初心者でも簡単に使えるそうなので購入した。

定価(メーカー希望小売り価格)は14,800円。実売価格は11,000円程度。(99年9月購入)
バックアップソフトはWindows98に付属のバックアップを使っていたのだが、これだと完全にバックアップ出来ず不満というか、システムがクラッシュした場合を考えると不安だった。

そこで別の市販ソフトも(ディスククローン?)買ってみたが、これだとSCSIがPCIカードで接続されている私のパソコンでは容易に使えなかった。
(MS−DOSモードで実行するためSCSIを認識せず使えない、デスクトップのように
IDEのドライブ同士なら容易なのだが...)

今回購入したHD革命のバックアップはWindows98/95(OSR2以降に限る)で使えると聞き、これなら良いだろうと思って買った。

箱を開けるとCDが1枚と薄い取り説が1枚(16ページ程度)とユーザー登録のハガキが1枚だけ。正直言って箱はこんなに大きな物は要らないと思う。


中身は取り説とCD。

使用するのに必要なものはペンティアム以上のCPU、OSはWindows98か95のOSR2以降。
32MB以上のメモリー、ハードデイスクは7MB以上の空き領域とCD−ROM(CD−Rは不可とのこと)
復元起動用に使うフロッピーディスク(無くてもインストールには困らない)
 

インストールして使ってみた結果は,最初に復元起動用のフロッピーを作る必要が有る。
(後で作成することも可能)

バックアップを実行するとバックアップ元のドライブを聞く。続いてバックアップ先のドライブを聞く。
指定が終わるとキャンディスクを実行してからバックアップに入るため、大容量のデイスクを使用していると相当時間待たされる。

バックアップ元のドライブだが一台のドライブをC/Dの様に2つ以上のドライブに区分して使っている場合は、区分毎にしかバックアップ出来ないので、考えようによっては不便。
それと丸ごとコピー?のため、新規に追加したソフト
が有って、差分だけをバックアップしたいと思っても最初から全部やり直しになり、頻繁にバックアップするのは辛い。
圧縮率もそれほど大きくないみたいで、バックアップ先の容量が必要。

昔のMS−DOSでドライブを物理的に(OSに関係無く)丸ごとバックアップ出来たことに比べると不便な気がする。

しかしながらWindowsが動いている状態でバックアップが取れるのは有り難い。
特に昨今のMS−DOSなぞ使っ
たことの無い世代には嬉しい。

なおハードデイスクが一台しか無い場合(区分してない場合や増設・外付けが無い場合)でも空き容量が有れば区
分してバックアップを取ったり結合したり出来る。またバックアップ先にMOやZIP,PD等も使用可能。
(ただし複数枚になる場合は不可とのことで、この場合は一旦ハードデイスクにバックアップした物をコピー等で対応要とのこと)

バックアップする際にファイル名は自動的に付けられるが自分で付けることも可能。

復元については、バックアップとは逆の方法(復元元はバックアップ先、復元先はバックアップ元を指定する)でOK。復元された内容も問題は無い。

ドライブの分割は後日、ノートパソコンででも試してみようと思う。なおウイルスチェッカーが作動していると分割は不可能なので、その場合はウイルスチェッカーを終了させてから実行すること、とのこと。

スキャンデイスクを実行後に分割される。(らしい)またデイスク圧縮ツールを使用していると分割出来ない場合が有るとのこと。

結合は一旦、分割したドライブを元の大きさのドライブに戻す。

復元起動デイスクはWindowsが起動しなくなった場合に使用するもので、これはWindows等にも有る機能。

その後、平成12年(2000年)に新しいパソコンを買ったが、これのOSはWindows Meになっており、同様にWindowsに付属のソフトでバックアップを取ろうと思ったら、Meには標準ではこの機能が付いていない。
仕方なく外付けのハードディスクに付いてきたソフトを使おうとしたが、設定が面倒で使い勝手が悪く、取ったつもりのバックアップが取られていなかった。(;_;)

そこで、これのバージョンの新しいのを購入。(Meでハードディスクを分割するには差分のソフトを手に入れる必要が有る)アップグレードを買ったので初めて買うよりは安く買えたが、インストール時にソフトのシリアルアンバーを入れるのだが、アップグレード版の場合、この番号の頭に「U」が付いているが実際の入力時は不要なので注意が必要。

処理速度は160%アップしたとのこと。なお、バックアップは圧縮しない方が早く終わるそうだ。
(圧縮する場合、15GBで80分くらい掛かった)

対応しているOSはWindows95の最終バージョンのOSR2以降。Windows2000は?
CPUはペンティアム以上、メモリーは32MB以上、8GBを超えるハードディスクにも対応。

その後、平成14年3月にはHD革命3ならHP上から差分をダウンロードして更新すればXPにも対応するとのこと。
これでXPを使っている人も一安心。ただ、私の場合XPはノートパソコンなのでSCSIのドライバーをDOSのコマンド(config.sys)に追加しないと対応出来ないようなのが難点だが..
(USB1.1も同様で対応可だが、転送速度が遅すぎて話にならない)

平成14年8月にWindows XPのマシンにHD革命の3.0をインストールしようとしたら98/Me等で無いとダメと言われエラーになってしまった。
しかし、上記の差分を取り込んで実行したら無事にインストール出来た。CDは
不要。
(差分をダウンロードする場合にシリアルナンバーを入力しないとダウンロードが出来ないので注意)

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