ワイヤーホイップ

ワイヤーホイップ(18〜28MHz切り換え式)

2009年6月頃に作成。元はホイップに24MHz用のコイル(エレメント)が無くて自分でコイルを巻こうとしたものの、上手くいかず逆にフルサイズにしたらという発想の転換から作ったもの。

当初は釣り竿ホイップも検討してみたものの、アースがネックでカウンターポイズにしたところでインピーダンスが50Ω付近にならず、ATU併用で無いと使い物にならないことから断念。

ならばと考えたのが、これ。

ダイヤモンドのHV-4というホイップは上部のエレメントが交換可能なように5ミリのネジが切ってあるので、ここにワイヤーを足してフルサイズ?
(厳密には144MHzの5/8λなので基部に少しは短縮コイルが入っている)になる計算。

ただのフルサイズだとバンド毎に何本もエレメントを用意しなければならず、切替の際に取ったり付けたりしなければならず面倒なので、途中にギボシを入れてマルチバンドで使えるようにした。調整はクラニシのSWRアナライザBR-200を使用。

ホイップの先端に付けたエレメントはワイヤーなので、そのままでは自立できないため車の後方に5.4mの釣り竿(材質はグラスファイバー)を使用して吊り上げている。

エレメント同士の絶縁は何を使っても良いがガイシでは重いため私はカーテンに使うプラスチックの輪を利用した。バンド切替の際は釣り竿を下げてギボシを差し替える手間が必要だがバンド毎にエレメントを取り替えるよりはマシ。
他にもプラスチック製の鎖とか代用可能な物は有ると思われる。  
エレメント接続状態。ホイップの先端にワイヤーを圧着端子でネジ留め
全体の様子。釣り竿は地面に杭を打って縛りつけている

エレメント長については基本になるエレメントが約1.5m(電気的な長さ)なので、それに各バンド毎の大体の長さを計算し、SWRを測りながらカットアンドトライするしかなさそう。最初は長めに作っておいて切り詰めていくのが良い。

エレメントの長さは使用する釣り竿等の長さによっても使用可能なバンドの下限が変わってくるので注意。5.4mだと18MHzが限界か?

効率やSWRを気にしなければ上部のエレメント(ワイヤー)を水平方向に伸ばして逆Lにして使うのも良いかもしれない。

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