フジインダストリーの移動用ポール

移動運用に欠かせない移動用ポールだが、安い物はアンテンやアラキで出している伸縮4段で4.5m程度の物から、高い物はフジインダストリーの物まで有る。

私が持っていたのはアンテンの4.5m物だが、これは細いため重いアンテナやダイポール等の支柱に使うと、しなってしまって具合が良くない。
それと丸いパイプのためアンテナが木の枝などに引っ掛かったりした場合に方向が変えられないことが有る。
その後、6m物を買ったが、やはり同様で上部のパイプは更に細く重量物には向かない。

フジインダストリーのポールはピンを差し込んでで止めるタイプと、リング&ピンが中から出て止まるタイプの二通りが有る。
私が持っているのは後者のタイプで、長さは5.5m。(仕舞い寸法は1.2mの5段)最上部が35Φ、最下部が52Φで重量は4.5Kg。
仕舞い寸法が短いため普通車ならトランクに収まる長さで重宝する。

ただしパイプの径が35φと中途半端なためUボルトを使ったアンテナは問題無いが塩ビのパイプを流用しようとするとサイズが半端で使いづらい。
(チーズやキャップを使う場合に32φなら25ミリ用のが使えるが、35φだとその上の30φ用になり、これだと内径が38φくらいになってしまい緩くガタが生じてしまう。何とも不便。

前者は後者に比べ、構造が簡単なことも有って軽く、価格も安いが運搬時にピンを差し込んでおかないと抜け落ちる危険が有る。
後者はリングとピンで固定するため、こういった心配は無いが重く価格も高い。

フジインダストリーのFSP 5mポールと50MHz 2エレHB9CV(群馬県太田市の金山の駐車場にて) 

フジインダストリーのタイヤベース

FSPポールの接続部(上のリングと下のピンでロック)

タイヤベースは4本のネジで留まっており、ポールに合わせた太さの物と交換可能。

FSPポールはリングとピンでロックするタイプのため、ネジ止めタイプのFAPポールに比べ高価で重量も重い。
価格はFSP−505Dの5m5段の物が23,800円〜FSP−712X(12m 7段)が47,400円。
FAPポールはFAP−505の4.80m5段物、13,800円〜FAP−714EXの12.37m 8段の物の36,300円。
(昔は鉄ボルト仕様も有ったが現在は総てステンレスボルト仕様のもよう)

タイヤベースはFSP用が9,600円と、大型用の15,500円。重量は6〜7kgと13.5Kg。
私の持っているFSP用の大きさは約 0.3m×0.5m×高さ0.4mで重量は7Kg程度。(取説による数値)ポールの受け部にはパイプが回転しないようにするため上部に締め付けリング,下 部にはロックボルトが付いている。FAP用は9,600円(重量6.5kg)と大型用15,500円。(重量は13.5Kg)
価格は平成15年10月現在。

FAPタイプはFSPタイプに比べ軽いが、釣り竿の底を取ったように持ち運びの際に抜け落ちる危険性が有る。
FSPタイプの長い物は自重が有るため伸縮時に滑落する場合が有るそうだ。
それとピンを戻す(凹ませる)際に気を付けないと指を挟んで血豆を作ることが有るので注意が必要。

昔はカクタX1で扱っていたが、現在はハム月販(株)が扱っており通販もしているようだ。

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