アマチュア無線・無線機の思い出(ICOM)
 

ICOM IC−726S(HF〜50MHz オールモード 10W)

ICOMは私が無線を始めたころは「井上電機製作所」だった。
当時は50MHzのAM/FM/CWの10W機のIC−71に憧れたものである。
昔のICOMはV・UHF専業メーカーだった。
 

FD−AM3D
近所の仲間(中学の同級生)が持っていたのを触らせてもらった。
FM/AM 1Wのハンデイー機。FMは水晶が一個入れられた。しかしFMの受信は専用回路が無く、AMでスロープ検波。
(AMでも周波数をズラせば聞くことが出来る。嘘だと思ったら試してみて!!)
VFOは送信と受信で別々の2VFO(笑い)そのためRITは付いていない。(当然か??)送信と受信の周波数を一致させるためにキャリブレートという機能が有った。周波数の安定度が悪く、『Fズレ3』等と陰口を叩いたものである。価格28,500円。 

IC−202
144MHzのSSB/CW 3Wハンデイー機。昭和50年の冬のボーナスで秋葉原のトミヒサ無線で購入。
10WにするリニアアンプIC−20Lも有った。近所のOM(無線の先輩)が持っていたのを見せてもらって、その小さいことに驚いたのとSSBは飛ぶと聞いたので...。

RJX−601の半分くらいの大きさで、縦型。単二電池を9本使い3Wであった。VXOで200KHzを可変し、144から144.4MHzまでを カバーしていた。これとムデンというメーカーの5エレの八木を持って荒川の土手に移動しては長野や静岡といった、関東以外の所が聞こえるのに喜んだもので ある。ロッド式のホイップアンテナを内蔵。
しかしながら9R−59DSの上に置いていたら知らない間に熱でファイナルのトランジスタが飛んでしまい、知らずに送信を繰り返していたらドライブのトランジスターまで飛ばしてしまったことも有る。同じデザインでFM機も存在した。
価格は48,500円 

IC−60
50MHzのFMモービル機。昭和50年代の初めの頃は50MHzのFMでモービルをやる局も結構居たように記憶している。これは水晶式で3ch くらいしか実装されていなかったと記憶している。東松山に居た局と一緒に堂平山に行った際に触らせてもらった。当時のマイクは4pinが大半な中で井上だ けが3pinだった。余談だが4pinになった井上のマイクはトリオと互換が有り、そのままで使えた。(逆は不可)価格は58,500円。  

IC−502
50MHz SSB/CWの3Wハンデイー機。昭和51年の暮れに中古で購入。これは当時、ローカルが9エリア(北陸地方)と出来て、SSBは飛ぶというのでSSBがやりたくて、ハムショップの売出しで中古で買った。
IC−202の兄弟分でVFO,周波数は50から51MHzまでだがVFOの安定度が悪く、周波数目盛りも粗いし使い勝手も良くなくて千葉の人に譲った。SSB/CWの3Wハンデイー機。10WリニアのIC−50Lも存在した。価格は44,800円。 

IC−302+IC−30L
IC−202,IC−502と兄弟機種で430MHzのSSB/CW機で出力は3W。CQ誌の特集で430のSSBが面白そうだと思い、昭和55 年の冬のボーナスで10Wのリニアとセットで買ったが、相手が少なく早い時間帯では相手が居なかった。IC−302単体だと3Wで、それに30L(リニ ア)を付けて10Wにしていた。

8エレの八木から19エレのF9FTにグレードアップしたりして遊んだ。オスカー(Jモード)をやりたくてバンド用の水晶を追加したりもした。
リニアが別付けのせいか感度も今一つの上、時機尚早で相手も少なく、あまり使わなかった気がする。IC−202と同様に200KHz可変のVXO式。内蔵のロッドアンテナは取り外してM型コネクターと付け替えることが出来た。
付属のマイクはデザインが嫌いだった。価格69,800円。
430MHz SSBハンデイー機&リニアIC−302/30L(3W+10Wリニア)
430MHz FM 10Wモービル機・IC-338(下に有るのはパケット通信用のTNC・アイワのAPX-M25)
430MHz FM 10Wモービル機 IC−37

IC−351
430MHzのオールモードで10W機。移動でSSBがやりたくなり近所の人から譲ってもらったが、古くなっていたせいか故障が多く、感度も悪い ので手放してしまった。3回修理したが、1回あたりの修理代が5千円くらい掛かり、具体的にはSメーターが振れないと言って修理に出したらメーターが引っ 掛かっていたとか、送信から受信に切り替わる際にタイミングが遅いと言ったらAGCの定数変更とかで抵抗を1ケ変えただけとか、スイッチがバカになって交 換しただけ等と詰まらない故障が多くて嫌になってしまった。VFOはPLL式でSSBの受信音は嫌いな部類だった。
価格149,800円と当時としては高価な部類。

430MHz オールモード 10W機 IC−351
上に有るのはエリート無線のGaAs(ガリウム砒素)使用のプリアンプERB−7050GA(価格29,000円)

144/430MHzのデュアルバンド
FM 10W機・IC-2300

IC-3N(430MHz FM 1W機)

IC−3N
430MHz,FMの1Wのハンデイー機で周波数変更はサムホイールスイッチだった。メインCHの切り替えはスライドスイッチだったかな? レピーターが流行りだした時に流行に乗り遅れまいと買ったが、あまり使わずに下取りか何かで手放した。価格38,400円。  

IC−37
カローラ(AE−70)に乗っていた頃に買った。430MHzのFMモービル機で10W。たまにレピーターをアクセスする程度で、当時は144MHzがメインであったため、あまり使うこともなくIC−2300にバトンタッチした。価格69,800円。  

IC−2300
144MHzと430MHzの2バンドが切り替えて使えるという、デユアルバンドの10W、FMモービル機。カローラからスプリンターに乗り換 え、あまり車に穴を開けたくなかったのでTR−9000Gの144MHzと430MHzの両方が出られるということで買った。TM−702に替えるまで長 く使った。
価格86,800円。

IC−338
パケットをやるのにハムショップに行き、430MHzのFMで安いリグと言ったらこれが出てきた。デザインがケバくて好きではなかったが、しばら く使った。スプリンターからインテグラに替えた際にIC−2300では付かなくなってしまい、一時期使用したが感度が悪く、プリアンプを付けるハメになっ てしまった。大田の局に譲った。 当時の定価は57,700円  

IC−381
これはパケットで使っていた物である。430MHzのFM10Wのモービル機だが、特定の周波数や機能しか使わないため、特にこれといった感想は 無い。1Wで使用していた。パケットを止めてからは使わず。マイクのデザインは好きにはなれなかった。平成13年の8月、知り合いに譲った。

IC−726S
これはHFから50MHzのオールモードの10W機である。個人的にはICOMのSSB機というのは受信音がシックリ こなくて好きではないのだが、移動用に使った。周波数表示が液晶のため屋外の明るい所でも視認性が良かったが、受信音は好きになれず受信感度やパワーも TS−600に比べ不満だった。これはゼネラルカバレッジのため山形にも持って行きラジオ代わりに聞こうと思っていたが部屋の中に電線を張っても感度が悪 く、使い物にならなかった。

SSBでパワーが出づらくALCの定数を変えるため抵抗交換の改造をしたりもした。パワー調整は出来たが感度調整は無かった記憶が有る。プリアンプが付い ている割りには感度がイマイチだった。アンテナ端子は一個でHF〜50MHzまで共用だったと思った。山形では車に載せて蔵王等に移動し、50MHzの他 に21や28MHzにも出たがDX−70Sを買ってから手放した。当時の定価は119,800円  

IC−736M
HFから50MHzまでのオールモードで受信はゼネラルカバー、AMラジオも聞きやすい。25Wの固定機。これは平成21年3月までし使用した。IC−726Sの性能には不満だったが、736が出た時点で「10年使えるリグ」との思いで買った。
電信は得意ではないし、事実やっていないのだがCWフイルターやベンチャーのJA−2というスクイーズキーまで揃えてしまった。本来は25W機だったが、2アマを取ったので100W改造して内部スイッチで50Wに落とし、免許を貰っていた。
(技摘の対象外となり、保障認定で免許)

アンテナは2系統有り、表のパネルで切り替え出来る。内蔵のチューナーは50MHzにも対応。
周波数のメモパッドが有ったり、アンテナが2系統を切り替え出来る等のメリットが有り満足していた。
当時の定価は228,000円。平成20年に引っ越してからというもの、アンテナが上げられず使用機会も無く置き場所に困るようになって平成21年3月に茨城の局に売却。


IC−736M(100W改造済)

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