ICOMのハンディ受信機IC-R5

IC-R5(写真は地元のFM局 NACK5受信中)
ボタンは左からBAND(LOCK)、TS(SET)、MODE(SCAN)、V/M(S.MW)

平成15年8月末、買う気は無かったのだが、たまたま行ったハムショップに中古で置いてあり値段も手頃だったことから購入。
大きさはタバコの箱より大きめ。重量は185g。
電源は単3電池2本で可。付属のニッカドだと連続6時間、アルカリ電池だと連続10時間受信可能とのこと。
ニッカド等の充電式の電池も使用可のため電池切れになってもコンビニ等で容易に入手できる。
(ニッカド電池が標準で付属している)外部電源は6V。充電器(ACアダプタ)が標準で付属している。

アンテナはSMA型のコネクターなのでBNCタイプのアンテナを使う場合は別売の変換コネクターが必要になる。

電源はオレンジ色のボタンを押せばon/off出来る。
ボリウムは上下の三角マークを押すことで大、小を変えられる。
周波数はダイヤルツマミを回すことで変えられ、バンドを変える場合はBANDボタンを押す。
モードはAM/FM/放送用のワイドFMに対応しておりAUTOモードにしておけば周波数帯で自動的に選択。
手動で変えたい場合はMODEボタンを押せば押す毎にAM/FM/WFMが切り替わる。

バンドは11分割(中波、短波帯、50MHz帯、FM放送帯、エアーバンド帯、144MHz帯、300MHz帯、430MHz帯、800MHz帯、1200MHz帯、VHFのTV周波数帯)

感度はAM放送は専用バーアンテナを内蔵(外部アンテナにもコマンドで切替可能)しているため、そこそこ聞こえるが感度は今一つ。普通のトランジスターラジオよりは悪い。TH-F7の方が感度は良い。
(TH-F7で聞こえる文化放送や日本放送がIC-R5では聞こえないか、聞きづらい)

エアーバンドも感度は悪くない。試しに車の中で車載の無線機(ケンウッドのTMG-707)と聞き比べてみたが、アンテナの差(無線機のアンテナは144MHz帯で1/2波長)を考えても実用になるレベル。

TVは付属のアンテナでは殆ど聞こえない。(放送局から近い所なら実用になると思うが..)

FMはコマンドによってアンテナ端子に接続したアンテナとイヤホンをアンテナに切替て使用することも可能。

周波数ステップを変えたい場合はTSボタンを押した後でダイヤルを回すと100KHz/50KHz/30KHz/25KHz/20KHz/15KHz/12.5KHz/10KHz/9KHz/6.25KHz/5KHzの中から選んで切替可能。

メモリーは144MHzと430MHzの呼び出し周波数しかセットされておらず、自分で好きな周波数を設定できる。
最初から設定されているのも良いかもしれないが、自分で必要な周波数だけをメモリー出来るので使いやすい。
最大1250ch(通常のメモリーは1000chで、スキャン用とか他の用途用のが計250ch)も有るそうだが、そんなに有っても何処に何がメ モリーされているか覚え切れないのではと思ったらメモリーに6文字までのコメントが付けられるとのこと。これなら忘れても判りやすいかもしれない。

スケルチは自動だが、手動でレベルを変えることも可能。(私は面倒なので自動かSQLボタンを押して開いてしまうけど..)
FMで微弱な信号を聞く際にスケルチを手動で開きたい場合も有るが、その場合は側面にあるSQLボタンを押すと押した間だけスケルチが解除されて弱い信号でも聞き取れるようになる。

周波数を大きく変えたい場合は側面にあるFUNCを押しながらダイヤルを回すと1MHzずつ変えることが出来る。

ベルトクリップは嵌めこみなのでネジ留めと違いドライバー等の工具は不要。取り付け取り外しも容易。
ストラップも付属している。ストラップは携帯のストラップも流用可能なので自分の好きな物を付けてもokだが、その場合は強度が心配かも?

日常生活防水とのことで少しくらい水滴が掛かっても平気らしい。

スキャンは9種類のスキャンが使えるとのこと。私の場合、放送を聞くのがメインなので必要無いが..

コマンド設定はTSボタンを長く押せばコマンドモードに変わる。頻度の高いモードしか表示されないため、それ以外のコマンドを設定したい場合はEXPANDの表示時にFUNCボタンを押しながらダイヤルを回してONにして切り換え
る。自動電源オフ機能も有り、最長2時間まで30分単位で設定可能。

欲を言えば、もう少し小さくなってTV等の感度が良ければ...
電源電圧が下がると電源が入らなくなるようだ。(動作が不安定になる)
IC-R5の箱
取説、充電器、ニッカド電池、フェライトコア、ホイップ

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