趣味(アマチュア無線)
最終更新2021.5.9 

2009年春頃のシャック
上から日本無線の受信機NRD-345(売却済み)
ICOMのHF〜50MHz機・IC-736M(50W改造済)・現在は売却済。
ヤエスのFT-736X(50〜1200MHz 10W機)
※キーヤーはお飾り(^^)カツミのマニュピレータ

2012年現在はHFのリグは八重洲のFT-950Mに変わっています。

アンテナは上げていないため専ら移動運用のみです。(1200MHz以外は50W免許)家では受信のみ

JI1JCI Since May 23th 1975
第二級アマチュア無線技士
第四級海上無線通信士
第一級陸上特殊無線技士
日本アマチュア無線連盟ライフメンバー(旧・終身会員) 


  無線従事者免許取得歴
1975.03    電話級アマチュア無線技士免許取得(現在の四級アマチュア無線技士に相当)
1985.10    電信級アマチュア無線技士免許取得(現在の三級アマチュア無線技士に相当)
1995.12    第二級アマチュア無線技士免許取得
1996.08    第二級陸上特殊無線技士免許取得
1996.11     第一級陸上特殊無線技士免許取得
1999.04         第四級海上無線通信士免許取得


使用無線機
HF〜50MHz・50W FT-950M(固定50MHzはRadaixのV形ダイポール・HF帯の受信用アンテナはロングワイヤー)
50〜1200MHz・10W FT-736X  (144〜1200MHzはX5000という3バンドのGPで運用)

HF〜50MHz・10W IC-703(車載)
144/430MHz・20W FM機 IC-208(車載)最近はエアーバンド受信が殆ど。

HF〜430MHz・50W FT-847M(移動運用) ・IC−7100M(50W、移動用)
50〜1200MHz 5W FM機(1200MHzは1W)・TH-88(1200MHzのコンテスト時のみ)

HF〜430MHz・5W  FT-817(旅行用)
144/430MHz 5W・FM機 VX-6(旅行用)とC412(リサイクルショップで音が出ないのを買って修理代の方が高かった。使ってはいない)
430MHz FOXハンティング用 TH-45G。(終段が壊れているらしく微弱電波しか出ず・ジャンク扱いを中古で購入)


無線を始めたきっかけ
無線の免許を取ろうとしたのは1974年(昭和49年)のこと。当時,仕事で神奈川県の川崎市に長期出張しており寮住まいでやることもなく、一緒に行った先輩が無線をやっていたのを見て面白そうだと思ったのがキッカケ。

その年の秋に講習会を受け、東京の上野の千代田学園まで毎週日曜日に2ヶ月間通いました。
初日から30分ほど遅刻してしまい、どうなることかと焦りましたが最後に補習を受け、終了試験にも合格しました。
当時の講習会の先生は埼玉県の川口工業高校の電子科の先生だったK先生で一級無線技術士(現在の資格では一級陸上無線技術士に相当),一級アマチュア無線技士で色々と楽しい昔話を聞きました。そしてもう一人の先生は一級無線通信士(現在の資格では一級総合無線通信士に相当だがモールスの実技試験は上だった)のA先生。

しかし制度が変わった時で、年末に受けた結果がなかなか出ず心配しました。
合格通知が届き早速、医師の診断書等の必要書類を揃えて申請し、1975年(昭和50年)3月末にやっと郵政大臣のハンコの電話級の免許証が届きました。(昭和49年度)
この後(4月以降)発行された免許証は「郵政大臣」ではなく「**電波監理局長」のハンコになっている。
(郵政省は現在の総務省・電波監理局は、電気通信監理局を経て現在は総合通信局に名称が変更になっている)
現在は医師の診断書は不要となっていますが、当時は未だ必要でした。


(昭和50年3月=昭和49年度最後)の電話級免許 
発給者は郵政大臣(郵政大臣による最後の年度) 
氏名・生年月日は申請者が手書きで記入して申請

左の免許証の表面 
注意書きが書いてある

それからコールサイン(開局申請)を申請し5月23日に待望のコール(JI1JCI)が届きました。

50MHzのAM/FMで開局、その後144MHzのSSBに出始め、中古のHF機(ヤエスのFT−301SD)を買って逆Vを張って21MHzに出たりしましたがHFはパワーの差が大きくて相手にされないので止め、430のSSBを始めました。  

電信級
開局して2年くらいして近所の人間(中学で隣のクラスだった人間)が2アマを取るというので私も電信級を受ける気になり、受験しましたがモールス符号の速度が45字の速度で受信練習していたため、試験の25字の速度は遅くて文字の切れ目が解らずギブアップ。送信術は45字くらいの速度で打ってOKでしたが...
当時は学科が別の日のためだったことも有り、通信術の結果から学科の受験を断念しました。

その後、平日に休めないこともあって受験から遠ざかっていたのですが、電波法の改正に伴い電話級を持っていればモールスの受信だけで電信級になれるようになり、しかも休日(ハムフェアの会期中)に移行コースが開催されると聞き受験しました。
選抜試験は20字/分の受信で講習会は25字/分でした。
受信した電文は意味不明でしたが、結果は合格で、1985年(昭和60年)の夏に晴れて電信級を取得しました。 

2アマ
その後,またも電波法の改正で電信級が3アマになり出力も10Wから25Wまでに変更になり、特に不自由はしなかったのですが、あるコンテストの際に開局して何年も経っていない女性が50W出しているのに発憤して2アマ受験を決意。
モールスもしばらくやってなかったので、半年くらい集中して練習したのだが、スピードについていけなかったので心配していたのだが案の定?、残念ながら玉砕。自分では学科はともかくモールスだけはと思っていただけにショックで、半年くらいは立ち直れなかった。

その後、気を取り直して翌年の10月期に再受験するべく用意していたが、願書の締め切りを忘れていて×。
翌々年の4月期は会社の工場再編成が始まり、山形に移管のため忙しく断念。しかし山形に長期出張していて暇だったこともあり、10月期に再受験する気になり、とりあえずモールスだけ科目合格することを計画し、帰宅してから毎日モールスの受信練習を行い仙台で受験した。

当初は通信術のみの予定だったが、たった2分間の受験で5千円の受験料は高すぎると思い直し学科も受けることにした。
試験の1週間前になって隣町のハムショップに問題集を買いに行き、帰宅してから勉強し前日は山形からだと早起きする必要が有るので仙台に泊り込んで受験した。

学科は工学が思ったより易しかったものの、通信術は自分の好きな場所に座ることが出来ず、オマケに外では何やらチリ紙交換の声が耳触りで、試験が始まると他人の鉛筆の音が思ったよりも耳に付き焦りました。
電文も「Th」と来たので「The」だと思ったら、「Three days」で焦ったのを覚えている以外は内容を覚えていません。しかし結果は合格で1995年(平成7年)末、20年掛かりで2アマを取得できました。
因みに東北で取得のため東北電気通信監理局宛となり、免許の発給者は郵政大臣。
(現在は東北総合通信局・発給者は総務大臣となる) 

その後、平成12年の4月11日に会社で下水のマンホールの点検中に免許証を落としたらしく車の運転免許をはじめ、2アマの免許証と一陸特 の免許証を紛失してしまった。アマチュアの無線従事者免許証の再交付手数料は4月から値上げになっており、2,100円とのこと。(以前は1,950円) 隣町にあるハムショップに行って申請書を買ってきて早速、4月19日に申請した。取得したのが東北のため、再交付申請先も東北電気通信監理局。
(現在は東北総合通信局)4月27日に、4月25日付けで届いた。

 
二級アマチュア無線技士免許証

現在の無線局免許は移動局にしていますので免許は50Wですが普段は10Wの運用です。
主なバンドは50MHzのSSBと430のFMです。最近はコンテストの時に少し出る程度になってしまいました。
インターネットをやり初めてからというもの、無線に対する興味も熱も低下してしまいました。
一級も取ろうかと考えましたが電信が上手く出来ないのと、取っても運用上のメリットが無い(移動局の場合は50W以上は許可されない)ため、そのままです。  
参考までにアマチュア無線には4つのクラスが有り、一番上から1級,2級,3級,4級となっている。

1級はアマチュア無線に許された全ての周波数,電波形式で運用が可能で出力も1KWまでは許可される。
2級は出力が200Wまで許可される。3級は出力が50Wまでで周波数は、10と14MHzの運用が許可されない。
4級は出力が20Wまで(50〜430MHz帯のみ、HF帯は10W)で、更に周波数が18MHzも許可にならないのとモールスによる通信が出来ない。電話代わりの無線なら4級で充分であり、JARD(日本アマチュア無線振興協会)で行う講習会でも資格が取れる。(2020年の現在は2アマも講習で取得が可能)

試験は当然4級がもっとも容易であり無線工学と電波法規の学科だけである。2級以上はモールス符号による通信術の実技も過去には有って難易度も高かった。現在は二級までは講習会でも取得出来るようになった。
(もっと昔には旧電信級=現在の3アマでもモールスの送信、受信の実技試験が有った)

(平成17年から3級は実技試験が無くなり法規の試験にモールス符号に関する内容が追加されたのと、2級以上は一律一分間25字の受信のみに変更になった)
その後、平成23年の10月頃から1アマ、2アマともモールスの実技試験は廃止され、現在は法規の試験の中にモールス符号の知識を問う問題が有るだけとなってしまった。

参考までに私が講習会を受講した昭和49年頃は40数時間で毎週、日曜日に受講しても二ヶ月は掛かったが現在(平成11年)では2日で終了である。無線機を作る必要も無くなったとはいえ、講師の先生方に言わせると時間が短かすぎて充分に教えられないそうである。
それでも、聞くところによると年々アマチュア無線の免許を取る人は減っているそうである。携帯電話が普及した現在においては資格を取ってまで無線をやるメリットは無いということだろう。

電話なら確実性が高いが無線の場合は相手も同じ周波数を聞いていなければならない等の制約も有るし、同じ周波数を使う他の局との混信の問題や互いの無線機の出力や運用場所等による条件悪化によって満足な通話が確保出来ない場合も有るし、確実性を考えた場合にアマチュア無線というのは魅力が乏しいのかもしれない。

アマチュア無線技士の有資格者数は平成12年3月末の時点で一級21,644人,二級72,061人,三級145,567人に対し、モールスの試験の無い四級は2,842,877人と桁違いに多いが近年では四級の増加が鈍化しているのに対し一級の受験者数が増加しているそうである。これは一級の試験から難解な和文(日本語)モールスの試験が無くなったことが大きいようである。それまで和文モールスがネックとなっていたベテランが一級取得に向けて挑戦を始めたりしたことも影響しているように思われる。反面、三級はあまり増えていないとのこと。これは四級に比べモールス符号というのがハードルになってい るように思われるのと、四級で大概の操作が出来てしまう事にも原因が有るのかもしれない。

私が免許を取った時は電話級(現在の四級)は電話だけ、電信級(現在の三級)は電信のみであり、出力も10W以下に制限されていて、それ以上のことをするには二級以上の所謂、「上級」の資格を取らねば何も出来ず、否応なしに上級資格を取得するしかなかったものであるが...
 
アマチュア無線についての詳細は日本アマチュア無線連盟(JARL)

アマチュア無線の講習会については日本アマチュア無線振興協会(JARD)

無線従事者の国家試験については本無線協会のホームページを参照して下さい。

なお手数料は当時のもので現在は変更になっている可能性が有りますので、ご注意下さい。

無線に戻る

最初に戻る