ヘッドホン断線修理
2025.10.17
YH77-STA
線を交換したYH77-STA
イヤーパッドは社外品

数年前から愛用しているヤエスの通信型ヘッドホン YH77-STAだが時々、片耳が聞こえなくなる不具合が有り、接触不良かと思ってプラグをグリグリ回してみたりしたが改善せず。

一般的に切れるのはプラグ側だと思ってプラグを交換(3.5ミリをハンダ付けの容易さから標準プラグに付け替え)してみた。
しかし改善されず調べたらヘッドホンに近い部分で断線していることが判った。

線を見たら細い物が使われており、これでは簡単に断線するというもの。
もともと3.5ミリのプラグに対応するために細い線材を使わねばならないのは理解出来るが、それなら標準プラグ仕様にしてもうすこし丈夫な線材を使ってほしいもの。

新しい物を買ってみたものの中味が変わらない以上は遅かれ早かれ同様のトラブルになるのは目に見えるというもの。
手持ちの無線機は標準プラグ仕様なので最初から標準プラグに付け替えている。

その後、無線機側からの線に太めの線と思ってリサイクルショップでIEEE1394用の中古のケーブルを買ってきて、それに付け替えてみたが見た目は太くても中の線材は太くない。

どうにも切れるのはヘッドホン側が多いのでヘッドホン側だけ手持ちの平行線に変えてみた。
しかし見た目が悪い。

色々と考えた末に4芯の平行線を使えば見た目も良くなるのではと思いたち、通販で線材を注文。
AWG22という太さの線材で緑、黒、赤、青の4色仕様。
1.5mくらいで充分なのだが余裕を見て3mで買った。
線の幅は6ミリ強、厚みは2ミリ強。AWG22の規格は芯線の外径は約0.6ミリ、導体断面積は約0.3ミリらしい。
3.5ミリのプラグを使うには、もっと細い線材にしないと使えない。
標準プラグに付け替えた後で3.5ミリのプラグを使用する必要が有る場合は変換プラグ(ステレオ用)が必要。

YH77-STA交換したケーブル
交換に使ったAWG22 ・4芯平行線

線の接続は、とりあえずヘッドホンの右の表示? が赤なので緑を左側(黒がアース)、赤を右(青がアース)とした。
プラグの接続は先端が左CH、中央が右CH、根本がアース。(左右共通なので一緒に接続)

ヘッドホン側は右がプラスで左がマイナス(アース)に接続。
ヘッドホン側の取り外しは嵌まっているだけなのでマイナスバライバーやピンセット等でも、こじれば外せる。
YH77-STA ヘッドホン側
YH77-STAのヘッドホン(スピーカー?部)
右側がプラス(信号線)で左側がアース
何回かハンダ付けし直しているので汚い

これで当分は聞こえなくなる不具合は解消されそう。
それにしても、この手の線材は取り回しを考えてか細い物が多く断線しやすいので困ったもの。

オマケ
イヤーパッドは経年劣化でボロボロと破れてくる。
純正は高いのでAmazonで径の合いそうな社外品を買って付けている。
厚みは薄いが使用には問題は無いと思う。なんといっても安いのが魅力で、ダメになったら交換すれば良いと割り切り。
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