コンテストログソフト・CTESTWIN


JI1AQY 堀内さん作成のCTESTWINの画面(Ver. 3.13の時点)

JI1AQY、堀内さんの作ったソフトでWindowsで動作する。

今まではコンテストの際は手書きのログを見ながらハムログに入力し、それを変換するソフト(XLCONやTHCLST)を使用していたが、 ハムログが途中からデータの形式(マスター)が変更になって使えなくなり、HLTSTというソフトを試してみたが使い勝手が気に入らず(マルチを取り出す のに面倒くさい、電子ログを作るのに印刷処理をさせないとダメ等、個人的に使い勝手が悪く思うように行かなかった)何か良いものは無いかと探したときに、 これが見つかった。

HLTSTだが最近のバージョンでは電子ログを作成する際に紙に印刷しなくても出来るようになっているもよう。
私は使っていないので未確認だが..(2019年1月追記)

コンテストログのソフトといえばZLOGが有名だが、個人的には使い方がよく判らず断念した経緯が有る。
このソフトは取説が無くても何となく判るところが良い。
コンテストをやっている人が作っているだけに使いやすい。各種のローカルコンテストにも対応しているのが嬉しい。
リグのコントロールやUSBIF4CWにも対応している。

リアルタイムの動作はもちろん、後からデータを手入力することも可能なので私のように手書きでログを書いて、それを入力して清書というかマルチ計算とかパソコンにやらせて電子ログで出したり印刷することも出来て便利。

CWでの運用にも対応しているようなのでCWをやる人にもお勧めだと思う。
(私はCWに出ないので使い勝手は確認していない)F5からF12までのファンクションキーに各種の設定がしてあるので使いやすいだろう。

とりあえず手入力(OFF LINE)での入力を試してみたが、慣れれば使いやすい。
この機能は慣れないと時間の入力の所でついコールサインを叩いてしまうが、これは私だけかも..(^^;)

リアルタイム入力も2004年のフィールドデイコンテストで試してみたが違和感なく使える。
呼びにまわる場合は予めコールサインを入力しておいて応答が有ったらリターンキーを叩く。
次に相手が送ってきたナンバーを入力してリターンキーを叩けば終わり。時間はパソコンの内蔵時計から取得するため内蔵時計を合せておく必要は有るが..

マルチや局数が表示されているので便利。
時計も表示されているため現在時刻を確認しながらやれる。
キーボードだけで、マウスを使うのはバンドやモードを変更する時くらいのものでコンテストに集中出来るのは有り難 い。

コールを間違えて入力してしまった場合、修正は可能だが私の環境では思うように出来ず(ダブルクリックとなってそれ以外は各種のローカルコンテストにも対応しておりマルチや得点の計算がやりやすい。
(HLTSTはマルチの計算設定が自分でやらねばならず使い勝手が悪い)

電子ログもサマリーとログが一緒に作れるため、これをメールに貼り付けるだけでokという便利さ。
(ファイルは テキストファイルで名前を付けて区別可能でJARLの場合はJARL電子ログシートが一括で便利)
このテキストファイルはCTESTWINをインストールしたフォルダの中に一緒に作られる。

その他、色々なファイル形式での保存も可能で便利。バンドも1.9から10GHzまで有り、通常のコンテストには不満は無い。モードはCW、RTTY、SSB、FM、AMに対応。送信ナンバーもバンド毎、あるいは全バンド一括という設定も出来る。点数のセットも簡単に変えられ、各種のローカルコンテストへの対応も充分。

このデータからハムログにデータを書き戻す(追加)も可能。k3というファイル形式とテキスト形式の2つが有り、前者はやり方がよく判らないのでテキストでやったが問題なく追加出来た。
(これはハムログのバージョンが4までの話で現在のハムログのバージョン5.xではCSV形式のみ対応)

欲をいえば相手の移動先とか入れられるような機能が有ればハムログで管理するのに便利だが、目的が違うのだからそれを言うのは無理だろうが、良く出来たソフトだけに、つい欲が出てしまった。(^^;;)
と思っていたら平成17年7月のVer. 3.20で備考欄が追加になった。
(日本語の入力を使うにはIMEを開く必要が有る)

コンテストログはこのソフトで入力から電子ログまで作成しQSLの印刷はハムログにデータを取り込んでから印刷という使い方が便利かもしれない。ただ、そのままでは相手の移動先とかQTHが入れられないのが難点だが..
3.20では備考欄が追加になったため、移動先等を入力しておけば上手く行く。
その他にも色々と機能は有るが、興味の有る人は使ってみると良いだろう。
このソフトはJA7WXL局のHPで公開されている。(無料)

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