シチズン電波腕時計アテッサ

シチズンの電波腕時計
アテッサATD53-2563

平成15年5月下旬、上野のYカメラで購入。定価38,000円を35%引きで購入。

型番はATD53-32563というタイプ。
文字盤は数字とバーが混在したタイプ。
何故、これを選んだかというと、店で夜光かどうか訊いた時に、これが一番夜光の効果が大きいとのことで決定。

腕時計に対して必要なものは正確であること、夜光、日付、曜日が表示出来ること、回転ベゼルが付いていること、そして電池交換が不要なのが私の理想なのだが、その中で正確であることと夜光は無いと不便。
回転ベゼルも経過時間や残り時間を知るためには必要不可欠なのだが、残念ながら電波時計で回転ベゼルまで付いているのは現在のところはエルジンしか無さそう。

で、買ってみた感想としては、視認性が良い。明るい屋外、暗い所でも見やすい。重さは92gと軽くは無いが..
秒針が目盛り盤と一致している。
当然の話ではあるが、中にはこれが合わない物も有るのだ。それも安物ならともかく有名メーカーの製品でも..。
私が持っている某社のダイバーウオッチ(定価は5万)もその一つ。
それにしても時計屋に修理を訪ねたら、『個体差が有りますから、修理してもズレて来ますよ』、『振動を与えただけでもズレます』...(-_-メ)
私が修理を頼もうと思った物は買った時からズレていたんだよ! (怒)
それが証拠に同じメーカーのAGS(キネティックの以前の呼び名)のSPRITという時計は、したままバッティングセンターでバッティングをしてもズレないのだから..

考えてみたら秒針と文字盤が一致しない物は通販とか取り寄せてもらって買ったもの。
曲がりなりにも店で現物を見て買った物には極端なズレは見当たらなかった。(苦笑)

人によっては、気にすることは無いというけど秒針が目盛りと目盛りの中間(0.5秒)もズレていてはシャレにならない。「時計」が「時間」を測る測定器と考えれば0.5秒も指示値がズレていては話にならないだろう。
ましてや誤差が10万年に1秒とも言われる電波時計では言語道断。
気にする人はデジタルにしておけと言われるかもしれないが、デジタルでは高級感が無いし..

この時計は東西の両方の電波に対応している。
時計屋が言うには『東の電波でほぼカバー出来ますよ』とのことだが..
試しに大阪に行った際には公園のように広い所でも受信出来なかった。

受信状態はリュウズの下に有るボタンを押すことで秒針が動いてH・M・Lのどれかを指し示す。受信出来なかった場合はNOを示す。
右側に秒針が動けば東の電波、左側に動けば西の電波を受信したことを示す。なお受信が出来ない場合はクオーツとして動作し、その場合は月差15秒以内とのこと。
鉄筋コンクリートの中では受信は不可。
試しに車を運転しながら受信を試みたがNG(NO)だった。昼間、家で試しに受信してみたらMの受信状態。
夜間は受信状態が良好とみえてHだった。しかしながら受信中は針が動かず時計としての機能を果たさないので不便。
これが最低5分くらい続くので強制受信をする場合は要注意。私の場合、仕事がら夜中でも起きていて、なおかつ2時頃に記録を取るため時計が使えないのは痛い。鉄筋コンクリートの建物等では電波が受信できないと時計が停まってしまう(表示のみ)のは不便で困る。 
リュウズのある側(下側が受信ボタン)
夜光の状態(かなり明るく見やすい)
リュウズと反対側(下側に東西切換受信用のボタン)
東西の電波の切換はケースの左下に有る隠れたボタンを先の尖った物で押して行う。

この時計は光発電なので電池の心配は無用。オマケに電波時計だから、よほど条件の悪い所では無い限り時刻修正に気を使う必要は無い。

カレンダー(日にち)合わせも基本的には不要。もしかすると「うるう年」の時に修正が必要かもしれないが..
電波の受信は日に2回、2時から4時の間に行う。受信にかかる時間は2分から13分。
(電波の状態によって変わる)強制受信をさせる場合はリュウズの下のボタンを2秒以上押し続ければ良い。

100m防水だがダイバーウォッチではないためリュウズのロック機能は無い。裏蓋もねじ込み式ではなくボルト4本で止めてある。そのため本格的な潜水には向かない。

ケース、ベルトはチタンで軽い。ケースはアンテナがケース内に内蔵されているため下部が樹脂になっている。
そのため横から見るとツートンカラーになっている。(笑い)
厚みも13mmくらいと厚め。ベルトはプッシュすると外れる。長さ調整はプッシュボタンを押しながらベルトを引いたり押し込んで調整し、普通の時計のようにピンの位置をズラして調整する必要は無い。
(調整しきれない場合にはコマを詰める等の調整が必要)これは便利。重さは約80g。


ベルトの様子、外す時は右側のベルトの上下のボタンを押しながら外す。
ケースの裏蓋は4カ所をネジ止め。

ベルトの構造のせいか外した時でも平にならないのが不満。

曜日の表示の無いのが不満。私のように変則勤務だと曜日の感覚がマヒしてしまうため、日だけ判ってもカレンダーが無いと曜日が判らず不便。

欲を言えば回転ベゼルが付いて経過時間や残り時間が判ると便利。だから曜日の表示と回転ベゼルが付けば言うことなし。
でも、こういうのって無いんですよね。何時になったら出るのかなぁ?

電波時計は良いのだが受信時に時計が停まってしまうのは使い勝手が良くないので最近は使っていない。
夜中に仕事をしていて時間を知りたい時に停まったままでは困ってしまうので、電波時計は家の目覚ましだけで良いと思うようになってきた。
それよりも誤差の少なく調整されたクオーツの方がマシと思うようになった。

中古屋に売却したら6千円にしかならずガックリ。時計の中古というのは金にならないので、買う時は充分に吟味して買った方が良さそうだ。

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