10mの釣り竿 PG-ANT-100

平成25年3月初旬にハムランドから通販で購入。

本体が8,400円で送料は1,000円、合計9,400円で購入。

それまではコスモウェーブという所で通販で買った7mの釣り竿を使っていたのだが7MHzのフルサイズだと長さが足りず、3mほど垂れ下がってしまうのが不満だった。

しかし10m物となると底の太さが50Φ近く有って、それまで使っていたコメットのタイヤベースの「ふみたてくん」の初代モデルではパイプが細くて入らないため敬遠していた。

長らく軒下に放置していた「ふみたてくん2」にするためのアダプタが有ったのを思い出し、これなら50Φまでのパイプに対応していることから購入を決意。

梱包を解いて見ると穂先は細くて(2.2Φくらい?)何も付いていない。
7mの釣り竿は先端にワイヤを通すための金具が付いているが、これはただの棒である。

仕方無いので手持ちの圧着端子の太さが2.5Φだったか? を通してビニールテープで巻き付けて金具代わりにした。

参考までに寸法は仕舞った時の長さは約1.25m、太さは底の太い部分で約50Φ(49.5Φくらい)
先端のキャップは普通の釣り竿は栓になっているのだが、これは上から被せるキャップのタイプになっている。

底はネジ込み式で水抜き用と思われる穴が2箇所開いている。
しかし、この底が竿を仕舞う際に竿の自重というか下がった拍子に抜けてしまった...
この部分がどういう付き方をしていたのか判らないが、取れたのを見ると上下が逆に付いていたような雰囲気。
材質はゴムで、明らかに栓をするような形で嵌まるのだが届いた状態の写真と比べると裏表が逆の気がする。

取れた物を嵌め込んでみたが、同じ様に竿を勢いをつけて仕舞うと抜けてしまう。
そのうち接着剤で付けるつもりだが...
ゴムのキャップをしておいても良いのだが、そうするとタイヤベースのパイプには入らないので外す必要が有るし腹立たしい。

長さは1.25mと、見た目は長そうでトランクに収まるか心配したが1.5リッターの5ナンバーのセダンのトランクに横にしたままで問題無く収まった。

使ってみた感じは当然ながら釣り竿である。
0.75スケアのビニール線を約10m、トランク基台から引っ張って釣り竿の先で吊っているのだが釣り竿を前輪側で立てるとワイヤが斜めになるため竿もしなってしまって地上高が稼げない。
(竿の穂先が、お辞儀をしてしまう状態)

後輪側で立てれば垂直に近い形になるため、それほどお辞儀状態にはならないが、風が吹いたりするとワイヤの方向が変わり車体の影響でSWRが変動する等、今一つ。

本当は地上から立ち上げてATU併用でやる方がエレメントがほぼフルサイズで張れるから良いのだろうが、アースの関係
(私の 場合はトランクに車体アースを取っている)が有るのと、外付けのATU使用等という面倒な事をしたくないので...

SWRアナライザー(リグエキスパートのAA-30)で測ってみた感じでは7140KHz付近で1.5以下となったので、その状態で使っている。
参考までに同軸はモービル用の4m物で5D-QEFVが3.5mと1.5Dか何かの細い物が0.5mのタイプを入れた状態で測定している。
他には同じ条件で車載機のIC-703(10W機)のAMモードでキャリアを出して測ってみたが、バンド内では最悪でもSWR2以下だった。

私はSSBしか出ないが50W(FT-847M、12Vのバッテリーで運用のため50Wは出ないかもしれない)で呼んでみた感じではパイルになっていなければ応答してもらえるので、それなりの効果は有るようだ。
ワイヤーの先端は1m強、垂れ下がってしまうため少しだけ竿先に巻き付けている。
これはトランク部分の高さが有るため、その分が竿よりも余計に余ってしまうためで、どうにもしようが無い。

本当は竿がもう少し細いとキズ防止にテープを巻く等の対策が出来るのだが、今の仕様では如何ともし難い。
タイヤベースをもう少し太い物にする等しか無さそうである。 
釣り竿のトップは栓ではなくキャップを被せる
釣り竿の下の部分はねじ込み式だが底はゴムが外れる?
釣り竿の穂先(先端)は1.2ミリ程度と細い
釣り竿の下の部分(キャップを外したところ)

 
これでは違いが殆ど判らないかもしれないが、実際は前輪側の方がワイヤーの自重で引っ張られて竿先が下がってしまう。
写真の右側、後輪側は風が吹いた状態なので少し低く見えるが、実際には後輪側の方が竿先の下がりは少ない。


SWRは良好でバンド内は1.5以下、流石はフルサイズ

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