ダイヤモンドアンテナ HF217CX使用雑感

平成13年9月末、以前からHFのホイップはダイヤモンドやコメット等を使用していたが、7とか21に出る際に一々コイルを変える必要が有り面倒なのと、MD−200では変える必要は無いものの帯域が狭いとか調整が思うように行かない等を不満に思っていた。
今回、迷ったのだが7と21が共用出来る、調整が容易とのことで購入した。

エレメントの組み立ては上部のエレメントをネジ込むだけなので六角レンチ等を必要としない。(調整にも不要)

調整は7は上部のエレメントを出し入れするが、これも工具は特に必要ない。21は下のサブエレメントを出し入れして調整。
これは8ミリのスパナ等で緩める必要が有るが、一度調整すれば後は不要。

上部のエレメントはグラスファイバー製で先端は丸く処理してある。

長さは1.9mで重さは610g。(MD−200だとコイルを付けないエレメントだけでも結構な重さが有ることを思えば充分軽い。他のメーカーやモノバンドに比べると決して軽いとは言い難いが..)

気になる帯域だが、取説によるとSWR1.7の範囲では7MHzがプラスマイナス12KHz、21MHzがプラスマイナス30KHzとのこと。
実際に、SWR2くらいまでを実用範囲と考えると7はプラスマイナス30KHz、21はプラスマイ
ナス50KHz程度。
SWR1.5までという条件だと7MHzはプラスマイナス10KHz、21MHZはプラスマイナス100
KHz程度と狭い。
参考までに同社のHV−4だと7MHzは同程度、21MHzはプラスマイナス200KHz程度と広い。

(私の使用状態であって、条件によって変わる可能性が有るため参考程度にしてほしい)

21は帯域が狭く感じた。SWRは最低でも1.3くらいだった。7は最低で1.1のため7の方がSWRは下がっている。
この辺りは使用している同軸の長さ、アースの状態によっても影響を受けるので何とも言えないが)
飛びは短縮型なので、あまり期待しない方が良い。
 
エレメントを折り曲げた様子
21のエレメントの調整部分(右端)
7のエレメントの調整部分(左端)


上部のエレメントの接続部
(右端のネジ部分が下のエレメントにねじ込みで、工具は不要)

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