四海通(第四級海上無線通信士)受験記
四級海上無線通信士免許証の表紙・ 表紙は濃い緑色に金色の文字で、「無線従事者免許証」および「日本国政府」と書かれている。
『国際電気通信連合憲章に規定する無線通信規則に規定する海上移動業務に関する無線電話通信士一般証明書に該当することを証明する。』と書かれている。発給者は郵政大臣 四級海上無線通信士免許証(英文)左記の内容が英文で書かれている。
右のページは日本語で注意事項が書かれている。

試験会場の有る東京晴海の江間忠ビル。この中に「日本無線協会」の本部が有り、3階が試験会場。

97年(平成9年)8月26日、四級海上無線通信士の国家試験を受験するため東京は晴海に赴いた。
なぜ受験する気になったかというと、その前年に一級陸上特殊無線技士を取得したが、この免許がレベルの割に免許証がアマチュアの初級レベルの免許 証と同じなのに失望したのと、「無線通信士」と書かれた「郵政大臣」のハンコの見開きの免許証が欲しくなってである。英語が得意なら「航空無線通信士」の 方が工学が易しかったのだが...
(航空通は英語の試験が有るが四海通には無い、四海通は主として国内のため英語が話せなくても問題無いが航空の場合はパイロットや管制官の使用する資格のため英語・英会話が必須)

9時半開始のため9時頃に着ける様にと考え、熊谷を7時23分発の新幹線に乗るつもりで何時もより10分早く家を出た。
駅に着き東京自由切符を買い、新幹線の特急券を券売機で買ったら切符まで一緒に買ってしまった。
払い戻しをするのも面倒と思い、そのままホームに向かったら新幹線待ちの人が長蛇の列。
これではかなわんと1本遅らせる気で缶コーヒーを買って飲み、並んでいたら列が更に1本遅いやつだった...
まあ、1本遅いのは上野止まりだから良いかと考え直し、2本遅れで7時38分のMAXに乗り込む。
上の席は混んで座れない確率が高いので下の席に座り、問題集を開く。

東京に8時20分に到着。バス停に行くと、ここも沢山並んでおり乗れるか不安になったが無事に乗れ一安心。
30分ほどして晴海3丁目の江間忠ビルに到着。時計を見ると9時前...3階に上がり試験会場を探すと航空通の方が多く、四海通の会場は1個所のみ。受験番号を確認すると57人分だけである。やはり少ないみたいだ。

問題集を開いて勉強していると10分くらい前になって試験官がやってきて、お決まりの説明が有る。
それからマークシートが配られ、氏名、生年月日、受験番号の記入およびマークシートの記入をする。

最初は無線工学で、試験問題が配られ内容の確認の後で試験開始。その間に受験票の写真と受験者の照合が行われる。
30数名しか来ていないそうだ...18問で制限時間は2時間だが内容を見て楽勝!と思う。
25分ほどで終わり、1番に提出して意気揚々と退出し、答え合わせをすると....

あれれ...抵抗値を求める問題で、問題用紙には正しい値が記入してあるのに、解答は違う所にチェックが付いていて、それをそのままマークしている。なんてえことだ....

答え合わせをして行くにつれ間違いが発覚して、段々とガッカリしてくる。ボーダーラインが何点か知らないが、70点だと厳しい結果である。4級だから60点くらいだろうと自分に都合の良い方に解釈し、あまり考えないことにする。

それから昼食を取ろうと食事をする所を探すが近くに無く、仕方なく戻って1階の喫茶店で定食を食べる。
日替わり定食と言ったらラーメンだと言われ、弁当(カツライス)を食べる。コーヒーでも飲もうかと思うが、そのまま店を出て3階に上がり会場の外で問題集を広げ、電波法規の勉強をする。
30分ほど前になって会場に入り法規の試験を受ける。法規の試験時は30名を切っていたようである。

問題は20問だが工学の失敗を繰り返さないためにも今度は慎重にやったつもりで、35分ほどしてから退出する。
答え合わせをすると、こちらもポロポロとミスが発覚。答え合わせが終わり、持って行ったテレコで通信術のテープを聞いていると試験官が通信術の試験をやると呼びにきたので会場に入る。一番緊張する瞬間である。
(ハッキリいって実技試験は苦手なのだ)

カラオケの機械の小型のような物が運びこまれる。 (後で見たら試験問題はカセットテープを使用していた)
何故かマークシートに学科同様、氏名、生年月日、受験番号を記入する。それから電報用紙のような受信用紙が配られ、資格の欄には四海と記入、氏名、受験番号を記入後、耳慣らしに”アイウエオ”が送信される。
練習で聞いているテープよりも遅い! これなら全部書けそうと思う。

一息入れてから試験が始まり、上がる暇も無いうちに終わってしまった。しかし漢数字で”四”が出てきたのには焦った。
”四”とか”ネ”は書きづらくて嫌いなのである。
(受信は1分間50字の速度の和文を通話表により2分間送話したテープを流し、それを全員が一斉に電報用紙のような原稿用紙風の受信用紙に書き取 るが、電報形式とのことで文字はカタカナで縦書きである。しかし本物の電報と違うのは濁点や半濁点の付く文字の場合に1マス空ける必要が無いことである) それから送話の試験になり(一応、プロなので送信術も有るのだ)広い部屋に呼ばれ、3個所に別れて一人ずつ試験が始まった。

通信順は「始めます」、「本文」、「朝日のア、イロハのイ...」の様に本文を1字ずつ通話表どうり読み上げるのだが、上がってしまい声は上ずる し、つっかえながらでした。終わる時は「終わります」を送話して終わりだが、終わってから試験官に『”うわむきカッコ”と言うところを”うえむきカッコ” と言ったね。それから、つっかえた時に”えーと”とか言うのは止めたほうが良い』と注意を受けてしまいました。

送話用の問題用紙は受信用と同じで、電報用紙風の紙に縦書きで「カナ」と「漢数字」等で記入されている。普通に読み上げるのではなく、1字毎に『アサヒの ア』とやるので、指等で読んでいる文字の部分を押さえる等して確認していかないと、途中で判らなくなる虞が有るので注意が必要。
(通信術の受信練習には電気通信振興会の一総通〜四海通まで用の和文電話のテープを使用した。)
なお平成13年の8月期以降は電波法の改正により通信術から和文の電話は削除され廃止。
そんな、こんなで無事? 四海通の試験が終わり晴海を出たのは15時過ぎでした。バスに乗ったら道が混んでおり、東京に着いたら16時近くなっていました。それから秋葉原に寄ってハンデイーの無線機を買って帰りました。

郵政大臣のハンコと、通信士という免許が欲しくて始めた四海通の受験ですが、残念ながら免許は来年までお預けとなってしまいました。
(9月22日に結果が届き、電波法規と通信術が科目合格となりましたが無線工学は不合格になってしまいましたので来年に無線工学だけ受験し直して合格しなくてはなりません)

参考までに法規の問題は20問で1時間半で内容は、

A−1.船舶局の船舶名が変わった場合に、呼び出し名称の変更をする場合に必要な手続き。

A−2.船舶局等の免許の承継についての条文を答える虫食い問題。

A−3.船舶に設置するレーダーの条件についての条文を答える虫食い問題。

A−4.四海通で可能な操作範囲を答えるもの。

A−5.船舶局の運用についての条文を答える虫食い問題。

A−6.海上移動業務における無線電話による呼び出しの反復および再開に関する条文を答える虫食い問題。

A−7.入港中の船舶の船舶局の運用が認められないものを答えるもの。

A−8.漁業局の通信時間等について条文の虫食いを解答するもの。

A−9.遭難通信を行う場合の無線局の運用についての正誤を解答するもの。

A−10.緊急通信の取り扱いについての条文の虫食い問題。

A−11.遭難通信・緊急通信または安全通信に係る通信速度を解答するもの。

A−12.遭難自動通報設備を備える無線局の免許人が当該無線機の機能試験をしたときの、措置を解答するもの。

A−13.臨時に電波の発射の停止を命ぜられる場合を解答するもの。

A−14.免許人が検査の結果について地方電気通信監理局長に報告から指示を受け相当な措置をしたときの対応を解答するもの。

A−15.国際航海に従事しない船舶の義務船舶局に備えつけなくても良い書類を解答するもの。

B問題は

B−1.船舶局が送信する無線電話による警急信号の構成について条文を答える虫食い問題。

B−2.海上移動業務の無線電話通信における応答について答える虫食い問題。

B−3.無線局が疑似空中線回路を使用しなければならない場合に該当するものの、正誤を1と2で解答するもの。

B−4.電波の発射前の措置について条文を答える虫食い問題。

B−5.船舶局に備え付けておかなければならない無線業務日誌に記載しなければならない事項に該当するものの正誤を1と2で解答するもの。


第四級海上無線通信士受験記(’99年2月期)

平成11年(’99年)2月19日に(2月期)にリターンマッチよろしく第四級海上無線通信士の無線工学の試験を受験した。
前回(平成9年8月期)に無線工学のみ落としてしまい、再三受験願書を出すも仕事の都合がつかず棄権。
今回、やっと三度めの正直で受験した。

前日は夜勤明けで帰宅後、一眠りしてから過去の問題と教科書(養成課程講習会用)を見て勉強。
早めに寝たが、5時前に目が覚めてしまい6時前には起きてしまった。
最悪、7時38分の新幹線で間に合うが、バスの到着時間が予測出来ないため早めに出掛けることにした。

結局、7時頃駅に着き切符と新幹線の自由席特急券を買う。特急券は千円ちょっとかと思ったら2千円で10円の釣りが来るだけだった。
時刻表を見ると7時10分の「たにがわ」がある。新幹線の改札に向かうと知らぬ間に自動改札になっていて、特急券だけしか入れなかったらゲートを閉じられ てしまった。(苦笑)駅員が乗車券も入れて下さいと言うので、その通りにしたらOKだった。今までは駅員が検札をしていたので必要なら見せれば済んだのだ が、機械は融通が効かないので困りものである。(^^;)ホームへ出ると、かなり並んでいるので座れるかどうか判らず、自販機で缶コーヒーを飲みながら 待っていたら、意外と空いており、乗り込んでも空席が有りそうなので乗ってしまった。幸い空席が有り、終点の東京まで座れたので教科書を開いて勉強する。

東京に着くとホームに山形新幹線の「つばさ」やら長野新幹線の「あさま」等が見えた。持参したデジカメで写真を撮ろうかとも思ったが、今はそれが目的では無いので早々に改札を出た。何故か東京駅は今でも駅員が新幹線は改札をしていた。
乗車券と特急券を渡したら乗車券は持って行くように言われ、改札口は別だったけ..と気がついた。
(たまに新幹線に乗ると忘れてしまう)

東京駅から都営バスに乗り、晴海三丁目で下車。日本無線協会、試験会場の有る江間忠ビルは、このバス停からすぐの所。
バス代は乗る時に払い、区間内は何処で降りても全て200円。20分程度で着いてしまい、試験会場の有る三階へ向かう。
会場を探すと当初の予定だった2号室から1号室に変わったとのこと。
2号室は三海通の養成課程講習会の会場になっていた。
(この講習は9時頃から? 意外と早くから始まっていたようである)

8時30分頃に中に入ると1人しかおらず、前の方に座る。机は4人くらい座れる物に2人掛けだった。
受験番号を見ると45人くらいだが、実際には35人程度?(科目免除の人も居るため、全ての人が来る訳では無い)だった。
電車の中の続きをやり、その後で平成9年以降の過去問題をやる。

9時30分からの試験で、10分前から試験についての説明が有り、その後回答用紙が配られる。これに氏名、生年月日、受験番号を記入しマークシートを塗りつぶす。
3分くらい前に問題が配られ、内容の確認がある。これは問題の乱丁、落丁が無いかを確かめるため。
一瞬、問題を見て「これは難しい!」と思うものが有る。その後は指示が有るまで裏返しにして、手を付けることは禁止される。時間になって開始。

時間は二時間と、たっぷり有るため一問めから慎重に順にやっていく。
(前回は「楽勝!」と嘗めて掛かって痛い目を見ただけに今回は慎重にやった)

問題の内容はA問題が13問で、

A−1.磁石に関するもので「磁気誘導」だとか「磁化」、「強磁性体」等の言葉を当てはめる虫食い問題。

A−2.合成抵抗が判っているものの内の一個が未知になっていて、これを求めるもの。前回は似たような問題で勘違いをして しまい痛い点を落としただけに、解答後も本当に良いのか悩んでしまった。(あまりにも簡単なので)

A−3.FETの端子名を答えるもの。(過去問題)

A−4.負帰還回路の特徴に関するもの。(5択の内から誤っているものを選ぶ)

A−5.SSB送信機の帯域フイルターの役割について。これは危うく引っ掛かるところだった。
(正解は「片方の側波帯だけを通過させる」だが、似たような答えに「搬送波も通過させる」となっており、ブロック図が無ければ勘違いをするところだった)

A-6.FM送信機の発振周波数を答えるもの。これは送信周波数と逓倍の倍率が書いてあるので逆算すれば良。

A-7.FMの占有周波数帯幅を求める公式を答えるもの。(五択)勘で解答したが幸い合っていた。

A-8.受信機の復調で、直線検波と二乗検波に関するものとFMの復調。

A-9.レーダートランスポンダ(SART)、これは最近話題になった「イーパブ」ではない。特徴について誤っているものを 解答する。(五択)過去問題のためクリア。

A-10.GPSについて誤っているものを解答する。(五択)これも過去問題で、衛星の高度が引っ掛け問題。

A-11.アンテナの利得の問題で、虫食いを解答するもの。「絶対利得」と「相対利得」関連は教科書に答えが有ったが、計    算式は載っておらず上級ハムの工学の解説本に載っていた。結果は計算式を誤選択して×。

A-12.周波数帯と伝搬の組み合わせ問題。これは楽勝。

A-13.計測器に関する問題。前回は「電流力計形計器」なんて、見た事も無いのが出て失敗したが、今回も馴染みの少ない「整流形計器」についての問題。「整流器」と組み合わせるメーターの形式と交流の「平均値」を計って「実効値」を表示することを答えるもの。虫食い形式の出題。

B問題は

B-1.バイポーラトランジスタ(普通のトランジスタ)と比較したFETの特徴で正しいものを”1”,誤っているものを”2” と解答する。(5問)「スイッチング」特性を勘違いして1問×。
(FETでスイッチング云々はあまり聞かないので..)

B-2.スケルチ回路について正しいものを”1”,誤っているものを”2”と解答する。(5問)
これは2問くらい怪しいものが有る。(「周波数弁別器の一種で有る」云々と、「AGC付きのAM受信器」云々)
後者は、あまり聞かないので間違いとは思うが、前者は明確に解説された資料が手元に無く不明だった。)
「電波受験界」4月号の解答によると最初の問題は×、後の問題は○のため1問,間違い。

B-3.直列に接続された二個のコンデンサの両端に掛かる電圧を求める式を解答するもの。虫食い式で5問中、2問しか正答出来ず。(過去問題だが、この手の式は見ると頭が痛くなってくるのでパスしていたら出た)

B-4.バッテリーに関するもの。「二次電池」だとか電気的エネルギーを「科学的エネルギー」、陽極に「二酸化鉛」陰極に「鉛」、電解液には「希硫酸」等を解答するもので、虫食い形式。
これも電解液に「希」という文字が有ったため、確認しないで解答したら「希塩酸」で、慌てて修正した。

B-5.アンテナの放射効率についての問題。「放射抵抗」、「損失抵抗」、計算式を答えるもの。虫食い式。
計算式は「P=I二乗R」という式を覚えていたため、これを基に勘で答えたが合っていたようだ。

今回は慎重にやったおかげで、自己採点はA問題が12/13,B問題が2/5(44/50)程度でOKと思う。
結果は3月中旬とのことで、帰りに免許の申請書を貰って(買って)帰ろうと思ったら「アマチュアと特技しか置いてない」と言われ、「電気通信振興会」(現在は情報通信振興会)で入手して電気通信監理局(現在は総合通信局)に直接申請してくれと言われた。

後日、電気通信振興会に電話して聞き、申請書を取り寄せた。(当時は送料込みで1式、240円。切手可だった)
最近の国家試験の問題については日本無線協会のホームページを参照されたい。

一陸特を取った際に、苦労したワリにはラミネートされた上に、格下の「電気通信監理局長」印の安っぽい免許証に落胆して始めた四海通受験だが、やっと目的達成のようである。後は「果報は寝て待て」...
3月18日に結果が届き、「3月16日付け」で「合格」。科目合格から3回目の受験機会で、やっと!三度めの正直。

これで後は「住民票」と医師の「健康診断書」を揃えて申請すれば「郵政大臣」のハンコで「通信 士」と書かれた「見開きの免許証」が手に入るという訳。参考までに「四海通」の資格は主として漁船等の船舶(250Wまで)と、沿岸局の無線電話 (125Wまで)にマリンレーダーの運用しか出来ないが、免許証には英文で「無線電話通信士一般証明書」と書かれているそうである。

試験のレベルは2アマの下とのことで、昔は2アマ以上持っていれば無線工学は免除になったそうである。
(中学校レベルで、無線工学の「基礎」レベル。参考までに4アマは無線工学の「初歩」レベル)これで無線関係の受験は終わりにする予定である。

1アマは取っても私の場合メリットが無いし、プロにしても無線でメシを食うわけでは無いので時間と金を掛けてまで取得する必要が無いのである。NIFTY のFLIC等を見ると1陸技等の上級資格を持っている人は多いが、資格マニアでは無いし趣味でやるのに必要も無い資格取得に時間と金を掛ける気は無いの で..

平成11年4月19日に4月16日付けで免許証が届いた。気になる番号であるが一桁だった。もう少し早く出せばベスト3くらいまでに入れたかもしれないし、1日違いでも五番以内に入れたかと思うと投函の遅れが悔やまれる。

参考までに「通信士」の資格には一級〜三級までの「総合」無線通信士と一級〜四級の「海上」無線通信士、「航空」無線通信士の合計8つの資格が有る。この中で「総合」にはモールス符号による試験が有るが、他の資格には無い。
四級を除く「海上」にはキーボードによる送受信の試験も有り、この試験は「一級総合」にも有る。
なお、船舶において「遭難通信責任者」になるには一級総合か、一級〜三級海上無線通信士の資格が必要。

資格者数は平成13年3月の時点で総合無線通信士の一級が13,868人,二級が18,064人,三級が30,1 95人。海上無線通信士の一級は259人,二級が1,781人,三級が1,594人,四級が49,998人。 1年あたりの増加は多くても数百人といったところ。

海上無線通信士の資格は比較的、歴史が浅い資格なこと(四級を除く=旧、電話級無線通信士のため)と船舶や海岸局に限定されるため総合無線通信士に 比べ魅力が少ないようである。三級海上は一級海上特殊無線技士の上位資格に位置付けられると思われるもので、この資格だけが無線工学の試験が簡単なため通 信士でありながら唯一アマチュア無線の出来ない資格となっている。
通常は数字の少ない方が上級資格であり、当然ながら難易度は高いのだが三級海上と四級海上の無線工学のレベルだけは逆転しており、特殊な関係となっている。 (四級海上の資格を持っていれば三級海上の無線工学の試験は免除)

一級〜二級,四級海上と航空は四アマの範囲の運用が可能であり一級〜二級総合は一アマ,三級総合は二アマの範囲の運用が可能である。
 
四海通の教科書(電気通信振興会発行の養成課程講習会用の教科書で無線工学と法規の2種類)

四海通の問題集と参考書(電気通信振興会発行) 最新問題は「電波受験界」誌を参照した。

無線に戻る

最初に戻る