カーTV用フィルムアンテナ

リアウィンドウに貼った(取り付けた)テレビアンテナ
これは右側の例

私の乗っているスバルのフォレスターにはサイドウィンドウにアンテナがプリントされており、受信ブースターとケーブルさえ接続すれば現在付けているカーナビのモニターでテレビが見られる。
特に不便は
感じないし、ディーラーで受信ブースターとケーブルのセットを買って付けるのも億劫で、そのままにしていた。

それに見るからに頼り無い(短かくて受信感度が悪そう)アンテナでは受信ブースターで増幅したとしても、あまり期待出来そうにない。
かといって外に出るアンテナというのも突起物が気になってイマイチ好きになれない。

カー用品の店を回っていたら、フィルムアンテナ(受信ブースター付き)が有り、その中で後ろの窓に付ける物と横に付けるのが有り、迷ったが後ろの窓に付けるタイプを買った。
「電波職人」という名前で、原田工業株式会社とい
うメーカー。
型名はPALUSEUのFLA−102というもので購入価格は2万くらいだった。

横の窓に付けるのは、現在標準で付いているのが有るため、場所の関係で止めた。
受信チャンネルはVHFの1〜12cHとUHFの13〜62cHとVICSにも対応とのこと。

買ってパッケージを開けると受信ブースター2個(左右、各1個ずつでアンテナ側のケーブルがハンダで固定),アンテナ2枚,ケーブル2本,電源ケーブル(赤と黒の各2本ずつ、計4本)とアンテナに接続する短いコネクター付きのケーブル2本。端子は穴が3.5Φとのこと。

取り付けだがアンテナにはアースが必要とのことで、各々2本ずつ車体にアースを取る必要が有る。
アースは標準で付いている物が短いからといって延長してはいけないそうだ。(映りに影響するらしい)
しかしながら私の場合、アースを付けた所がドアのヒンジ部分のネジのためストレスが加わって圧着端子の根元から切れてしまい、仕方なく線を数センチ継ぎ足して延長し補修した。
線は見たところ1sqも無さそうなので切れやす
い。
私のような使い方をする場合は注意が必要というか、向かないかもしれない。

電源はギボシ端子になっており、ACC(アクセサリー)回路に接続することになっている。
私の場合、カーナビの電源から分岐し、マイナスは車体のアースに接続した。

受信ブースターは位置的に前後の席の間くらいにセットする必要が有りそう。本当は助手席の前辺りに付けたかったのだが、右側のがケーブル長の関係で届かず断念した。
これも電源の関係でマイナス側は車体にアースとして
ネジ締めする必要が有る。


受信ブースター部(左右、各1個ずつ)

アンテナは後ろの窓ガラスに内側から貼り付けるが、その前にケーブルを取り付ける必要が有り、短いケーブルのコネクターのテープを剥がしてフィルムの指定された場所に貼り付ける。
感想としては直接、接触しているとも思え
ずこれで本当に映るのかと不安に思うくらい。
アンテナのアースは同じケーブルから分岐して3.5Φの端子が付い
ている。
私はリアのハッチバックの取り付けネジに共締めした。アンテナそのものはガラスに貼り付けるタイプだが
これだと一度貼り付けてしまうと剥がす際に熱線を切ってしまう虞が有るため、両面テープを使って仮止めしている。
熱線を使った際に熱でフィルムが溶けないか心配だが、その辺りは説明書には書いてないみたいだった。
ケーブルの接続順とか位置はチューナーやアンテナの取説を見たが、特に指定は無いもよう。

使ってみた感じだが、他のアンテナを使った経験が無いので良いのか悪いのか何とも言えないが、ケースバイケースで映りの良い所も有ればダメな所(白黒になって音声さえ途切れる)も有る。
電波の弱い所だと隣に車が停まった
り建物等の電波を遮る物が有ると映りが悪くなってしまう。

テレビアンテナというのは基本的には水平編波(送信アンテナを水平にしていると思えば判りやすい)なのに対してこのアンテナは見た感じは垂直になっていると思われる。

垂直にすると、このアンテナのように1本の場合(各バンドに対して)電波の向きに関係なく受信することが出来るが編波面が異なると、同じアンテナでも編波面が同じ場合に比べて感度が落ちるのでイマイチ。

パッケージには感度や指向性等が書かれていたが、取説には記述が無い。パッケージを捨ててしまったので詳細は不明。


アンテナ取り付けの様子。中央部の横に細長い2本がコネクター部で、その下にケーブルが見える。
それ以外の黒く見える部分は仮止め用の両面テープ。画面右下側でハッキリ見えないが、ここにアンテナのアースを取っている。
(垂直に立っているのはアマチュア無線のアンテナ)

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