シフトノブ交換

最初に交換したRAZOのレザースポーツノブMT

平成22年の2月、中古で買ったインプレッサだが前から気になっていたシフトノブを交換する気になり、とりあえず市内に有るオートバックスでカー メイトのRAZOの革巻き(レザースポー ツノブMT)と交換してみた。
値段は3,300円くらい。重さは    85gと軽め。

純正(1.5iのGバッケージはステアリングのみ革巻きでシフトノブはウレタンのため)は質感が今一つ)
純正のシフトノブは長さが約125ミリ、レバーの先端からの高さは約20ミリのため、穴の深さは約100ミリ?
交換自体はそれほど難しくはない。元から付いている純正のノブを左回り(反時計方向)に回して取り外すだけ。

取り付けはノブの中にインナーとスペーサー(シフトノブの高さが低くても良い場合は不要)を入れて付属のネジを締めて取り付けてから行う。
このインナーは樹脂製で最初はネジ山が切られていない。
そのため押しつけながら時計方向に回してネジを切るのだ。サイズは8ミリ、10ミリ、12ミリの3種類。
ネジは長短、2種類が付属。

しかし取説を見ると1万kmで交換してくれと書いてある。
レースなら3レースまでとのこと。これじゃ走り方にもよるが1年くらいで交換になってしま う。
ノブ自体よりもインナーの樹脂の方が先に寿命が来てしまう? 耐久性に難が有ることになり、疑問。
取り付けは簡単なものの、これじゃあ維持費というか高い買い物になってしまう。

着けてみた感じは手触りは悪くないものの、一寸細いかも? それと縫い目というか糸が太いため引っ掛かり感が有るというか手触りが今一つ。

ノブの下の部分も嵌め込みでプラスチックか何か、樹脂製でガタが有って気になる。
無線用のマイクのスイッチの取り付けの関係や太さの関係で取り外していたら家族に処分されてしまったらしく行方不名。 
シフトノブを外した状態
RAZOのシフトノブ・縫い目が目立つ
インナーは樹脂製、3種類
インナーが入った状態


カシムラ製 TIGLA・KS-53


カシムラのTIGLA KT-53
RAZOがシックリこないため買ったのがこれ。
ATノブのKS-53(本革)というモデル。

木製と革が有り、木は好きじゃないので革にした。値段は1,980円と破格。
大きさはRAZOと比べ少し大きく太め。
(長さは約9センチ、太さは最大で約5センチ、下は約2センチ径)重量は35g。純正よりは軽いかも?
取り付けはRAZOと比べて面倒。(イモネジで3箇所を留める)

まずノブにシフトレバーの太さに合ったインナーを入れ(シフトレバーに被せておいても良い)付属のイモネジを付属の6角レンチで締める。
イモネジは長い物と短い物の2種類有るのでシフトレバーの太さによって使い分ける。
取説を読まずに長い物を着けてしまったら収まらず下のカバーが閉まらなくなってしまった。
参考までに長いイモネジは8ミリ径の物に使用し、それ以外(10ミリ及び11ミリ、12ミリ径)は短い物を使う。
短いイモネジは5ミリ×6ミリの長さ。

イモネジは直接シフトレバーを締めつけるものと思っていたが実際はインナーを介して(締めつけると穴が開いて留まる?)締め付けられるようだ。
このあたりは取説を見ても詳しくは判らず。

インナーは奥まで入らないので押し込む必要が有る。奥行の寸法を測ったら約4センチだった。
シャフトの頭から5センチ上がポジションになる計算。

イモネジは呼び名M5(径5ミリ×長さ6ミリ)のネジを3箇所留めで平均に締めつける必要があるが、前の方はネジが見えにくく締めづらい。
イモネジを締めてガタつきが無ければ下のカバーを時計方向に回して締め、終了。
RAZOに比べると随分と手間取ってしまった。

使ってみた感じは太さや大きさ(手で包み込むような握りや横から握る場合)も良さそう。
糸の太さもそれほど太くないので手触りは、それほど悪くはない。
縫い目の所はどうしても段差が気になるが..

取り付けが簡単なら良いのだが、こうも面倒とは思わなかった。
何回も締めたり外したりしていたらネジ穴がバカになってしまい締まらなくなってしまった。
冗談抜きで『締まらない話』。
ネジ穴部分の材質はアルミか何か柔らかい物なので簡単にダメになる。

昔のMT車の時代にはインナー部分は金属でシッカリと作られていてネジ込むだけで良かったものだが..
同じ方法で留めるナポレックスは全然問題ない。
(強く締めすぎてネジの頭をナメることはあるがネジ穴がバカになることは無かった)

不満を言うなら純正品を使うのが無難か? でもスバル純正は値段が高すぎ..  
左はRAZO、右はTIGLA
左はRAZO、右はTIGLA少し大きめか?
インナーが入ってない状態
インナーとイモネジ3本が長短2種類付属
インナーは4種類のサイズが付属
インナーをシフトレバーに被せた状態
取り付けてイモネジを締めている状態
左からアライモータースポーツのスポーツシフトノブ、純正ウレタン、カシムラのTIGLA
イモネジを締め込んだところ、下はカバー


ア ライモータースポーツのスポーツシフトノブ AT(型番はSHC001AMS003)
PCWRC(ラリー)で活躍中の新井敏弘選手のやっているお店の製品。

カシムラのが使っているうちに緩んでくるのが不満で買ったのがこれ。
大きさは高さが約90ミリ、径は最大で約50ミリ。
ネジ部分の深さは約70ミリで、奥までねじ込むと低くなってしまう。
(シャフトの頭から2センチがポジションになる計算)
MT車用は若干、高めのポジションになるそうだがAT車用は逆に低くなる仕様とのこと。
取り付けはねじ込むだけで緩みの心配は無い。
高さはTIGRAと同じだが中のネジ部分の深さの違いで高さが大きく違ってしまう。
シャフト径は10ミリ。(MT用は12ミリ)重量は130g。

材質はジュラコン(樹脂)製。滑り止めとして上下に二本のゴムが付いている。
握った感じは悪くはないが、説明によると純正よりも5ミリから10ミリ低くなるという話だったが、インプレッサ(GD2)に取り付けたところ20ミリくら い低くなってポジションが遠くなってしまった。
シフトフィーリングも重く感じられるようになり灰皿の蓋を開けていると手が当たりそうな気がする等、気になる点が多く、このままでは使えそうにないため取り外した。

ショップに聞いたら販売元で確認したところ25ミリは低くなるとのこと。
何か詰め物をして高さを稼い でやれば使えるとのことだが、自分で何か工夫
しないといけないらしい。

試しに測ってみたら、やはり25ミリ(Dレンジの位置で測定)は低いようだ。
高くなりすぎても構わないならエクステンションで高さを稼ぐ手も有りそう。
と思ったが穴に余裕がなくエクス テンションの外径の12ミリでは加工して広
げないと入らずネジ込めない。
詰め物をして35ミリくらい高くしてみたが力点のバランスが悪くなったのか、 PレンジからRレンジに入れる際の感触に違和感が有って取り外した。

やはりGD2には向かないようだ。MTなら良いかもしれないがATには不向きな感じ。
結局はお蔵入り。形状や感触は悪くないのだが、如何せん純正のシャフト用なので融通がきかないのがネック。
 それと下の長さもデザインの関係も
有るのだろうが個人的には冗長な感じ。
無線用のマイクスイッチと位置が干渉するため金鋸で切り落として短く してしまった。

どちらにしても、このままではポジションが低いのでスペーサーを噛まして取り付けてみたが、重心が悪いのかP からDレンジにする際に勢い余って3速に入ってしまったり、DからRに入れる際にNに入ってしまったりとやりづらさが出てしまう。
Pに戻す際に も戻り方に違和感が有ったりして好きにな
れず、私には使いこなせないみたいで結局は取り外してしまった。

通販で買ったのだが価格は6500円+税と送料。
頭のARAIのエンブレムは接着(裏面に接着剤か何か付いている)タイプで位置が決まったら貼り付けるのが良いだろう。(最初に付けてしまうと取り付けた際に角度がズレて格好が悪くなる)  

エンブレムは貼ってない状態
アライモータースポーツのスポーツシフトノブ AT
インプレッサ(GD2)に取り付けたところ。かなりポジションが下がっている


アライモータースポーツのシフトノブ(下の部分をカットして、エクステンションを入れずに取り付けた状態)
純正よりも25ミリ低いポジションになる。


ナポレックスの LV-892
アライモータースポーツのシフトノブが期待外れだったため間に合わせで買ったのが、これ。
形状はあまり気に入らなかったのだが、とりあえず買ってみた。
店頭表示価格は3990円だったが割引とのことで購入価格は2480円。

材質は合成皮革だが手触りは悪くはない。ただ形状の関係で握った感じは好みじゃない。
高さ100ミリ、巾50ミリ、厚み60ミリ。重さは200g。シャフトは8ミリ、10ミリ、12ミリに対応。イモネジは径5ミリ×長さ6ミリと径5ミリ× 長さ8ミリが付属。

取り付けはTIGLAと同じでインナーを入れてイモネジ3本止め。
ネジは同じM5サイズ(径5ミリ×長さ6ミリ)のイモネジを使用。
高さ合わせにスペーサーが2個入っており私の場合は2個使って、ほぼ純正と同じ高さ。
スペーサーは1個が10ミリの長さ。
付けた感じは可も無く不可も無くといったところ。あまり頻繁にシフトしない人向けか? 
この高さだと無線のマイクスイッチの取り付けに干渉してしまうため今一つ。
高さは悪くないのだが、もう少し下が短くても良い気がする。
現在は高さを稼ぐ必要性から70ミリのエクステンションを入れて使っている。
本当はもう少し短いエクステンション(50ミリくらい)が欲しいのだが市販品では無いか、有っても大きさやネジの寸法に難が有る。

高級感は有るが、中央の部分が光というか見る角度によっては汚れのようにも見えて気になるのが今一つ。
重量が有るので軽くシフトしたつもりでも勢いで次の位置まで動いてしまう場合も有る。
(Dレンジが3に入る時が有る)
握り方によっては違和感が有るが、このあたりは慣れの問題かもしれない。
高さの関係でエクステンションを入れネジ部分を切断したら10ミリ程度低くなり、仕方無く10ミリのスペーサーを入れた。これならネジ部分を半分の10ミリ程度切って使えば良かったか..
結果は純正より10ミリ以上高いが、まあ我慢できる範囲か?無線のマイクスイッチにも干渉せず良い感じ。
普通の人が使うには、もう少し低くても良いかもしれない。 
エクステンションを入れたメリットはレンチを使わずにノブ交換が出来ること。
純正と同じでねじ込み式になっているというわけ。しかもシフトレバーに直接イモネジが当たらないためキズも付かない。
(キズはエクステンションに付くため) 
NAPOLEXのLV-892
インナーとイモネジ他の部品(黒色)
ナポレックスとカーメイトのLS129
ナポレックスにエクステンション(60ミリup)
ナポレックスにエクステンション追加仕様
 2010年7月現在使用中のRAZOのスエード


カーメイトの LS129
購入価格2980円。太田市のイエローハットで購入。
シフトノブが短いのでエクステンションを入れて延長しないと相当低いポジションになってしまう。
短いままだとシフトフィーリングも重いし、やりづらい。

高さは約70ミリ、ねじ込んだ場合にシャフトより10ミリ程度高くなるだけ。そのまま取り付けると10ミリ低くなるだけの筈だが、実際にはそれ以上に感じられる。

重さは軽い。材質は木製だが手触りは悪くはない。金属と違って熱い冷たいは少なさそう。
シャフトは8〜12ミリの3種類に対応。
アダプタは太さに応じて3種類から選んでネジ込みセルフタッピングというかネジを切る。
下のメッキ部分を硬貨等で緩めて取り外し、インナー(初期状態では8ミリ径が入っている)を交換してから戻して締めつけ。
次にシフトレバーにねじ込むと樹脂にネジが切られる仕組み。
5〜6回が目安とのことで、あまりねじ込むと樹脂が破損するらしいので注意が必要。
私は念のためタップを買ってネジを切り直した。  
ネジのアダプタ(大きさに対応した色で区別)
高さが低くなるので70ミリのエクステンション(黒色部分)を入れている

そのままだと低すぎるしエクステンションを入れると高すぎ、結局前回買った50ミリの長さのエクステンション
(トラック用で外径が15ミリの太さ) に合わせてノブの下の飾り部分の内側を削って入れ、なんとか純正に近い高さにした。現在はナポレックスの予備として置いてある。
個人的には、もう少し重量が有るとシフトフィーリングが良いかもしれない。
写真ではエクステンションを入れているが、実際は50ミリのエクステンションで充分。
(ただ、この場合は穴を削って広げる必要が有る)


オー トエグゼのカーボンシフトノブA1392-20

オートエグゼのカーボンシフトノブ

平成22年6月に通販で見つけて購入。
元々はマツダのMT車用だがネジ径とピッチが同じ10ミリ×1.25のためスバルのAT車でも付くので買ってみた。
何よりネジ込み式で、なおかつ高さ調整が可能というのが嬉しい。
で、付けてみたのだが...

これもポジションが下がりすぎる。
正確な数字は測っていないが...
かといって70ミリのエクステンションを入れると高くなりすぎる。どうにも具合が悪い。
高さ調整が可能とはいうものの、中のネジの関係でネジの位置は下になるから無線用のマイクスイッチの位置と干渉するし具合が悪い。
どうにも上手く行かない。帯に短しタスキに長しというやつである。これもお蔵入り。  
中のネジを外したところ
中のネジを外したところ
最長にした状態(このままでは不安定で使えないが..)
最短にした状態



Beatrush のシフトノブType B
MT車用だがネジの径が合うため通販で買ってみた。メーカー希望価格は4200円だが購入価格は3,800円。
材質はジュラコン。(樹脂)使ってみた感じは少し滑る感じ。外径の最大は45ミリだが握ってみた感じは一寸、小振り。
個人的にはもう少し太くても良いかという気がする。
そのままでは高さが低くなってしまうためエクステンションを入れて使っていた。
重量も、もう少し重くても良いか? 悪くはないが、今一つシックリこない。結局は外してしまった。


BeatrushのシフトノブType B


カシムラのKS-68
今まで使った物で満足出来なくて買ってみたのが、これ。
カシムラの製品の中では高い部類。
革と木で作られている。

使ってみた感じだが感触は悪くない(革)なものの、形状が今一つ。
握った時に前の方が三角形状なので握った時に違和感が残る。
重さは200gとナポレックスのLV-892と同じ。こうなると好みの問題か? 個人的にはナポレックスの方が安いし、形状も違和感が少ないか?
取り付けはインナーを入れてネジ込む、セルフタッピング方式。たまたまかもしれないが、インナーを取り付けるサラ小ネジ(通常よりも皿の直径が小さいネジが付属)の頭(+)が潰れてしまった。
それほど強い力で締めた訳では無いのに信じられない感じ。
ホームセンターで4ミリ径のサラ小ネジ(スペーサーを噛ましているので長さは30ミリ)
を買って交換したが、ステンレスのネジとの違いは有るにせよネジの頭(+)が潰れるようなことは無かった。
スペーサーを噛まさないと純正よりは低め。 
手前から見たKS-68
上から見たKS-68・三角形に近い形をしている
横から見たKS-68


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