カーナビ雑感


    5.6インチモニターとナビ本体他

車を変えたのを機にカーナビも取り替えた。以前のは前の前、インテグラの時代に買った物なので6年近く経っており、しかも最低限度のだったためGPSのみで音声案内も無い物だった。

今回買ったのはALPINEのCD−ROMタイプ。
無理をすればDVDも買えたのだがCD−ROMの方が好みの地図
に交換しやすいことから決めた。
情報量からすれば圧倒的にDVDでは有るが、地図の種類の多さではCD−RO
Mの方が圧倒的に多いためである。

候補としてはアゼスト(クラリオン)、アルパイン、エクリプス(富士通テン)、ソニー等。
当初はアゼストが良いかと思っていたのだが、店で勧められたのがアルパインとパイオニア(カロッツェリア)。
しかしパイオニアは地図がナビ研のフォーマットではないため、今まで使っていた物と互換性が無いため却下。
結局、アルパインにした。本体はNVE−N055VSで全国版地図CD1枚とリモコン他が付属。

本体は助手席の下に置くつもりだったが(以前のSONYのNVX−F1も同じ方法)助手席下にはACコンセントのインバーターを付けられてしまったため、仕方なくMDデッキの下のスペースに付けた。
本来なら、ここは無線機用
に空けておきたかったのだが...

モニターはTVE−T016Sというインダッシュ型をコンソールの上に付けた。これは最初は小物入れになっているのをオプションの取付金具に交換後にインダッシュ方式で取り付けた。
サイズは7インチから有ったのだが価格の
関係で5.6インチにした。
取付枠から見ると貧弱な気がしないでもないが、以前のが4インチだったことを思えば
必要にして充分な大きさ。
なおチューナーは別の所に取り付け、アンテナを接続すればテレビも見られる。


アルパインのモニター
(格納時)

リモコンは厚みが有るため、昨今の携帯電話の入れ物では入らず新調した。電池は単4を2本使用。
もう少し厚みは少なく出来そうな雰囲気だが、電池の入れ方で何とかならんものかね? アルパインさん。

使ってみた感じは電源を入れる度に確認の表示が出、リモコンで「決定」ボタンを押さないと地図等を表示せず鬱陶しい。
放っておけば自動的に地図表示になるけれど、急いでいる時は鬱陶しい。
ルート案内は指定のルートを外
れても自動でルートの再探索をしてくれることが助かる。
古い機種の物だと、推奨ルートを外れるとルート案内をし
ない物も有るが、今のは改善されている。

音声案内が有るので地図を見ていなくても問題無いし、曲がる交差点では二画面表示になり交差点の拡大地図が出て便利。
ただ、Y字路の場合、人間の感覚からすれば「直進」あるいは「道なり」の場合でも「右」とか「左」と案内
する場合が有るため、音声案内だとマゴつく場合も有る。

GPSとジャイロが付いているお蔭で山の中でも心配無い。
(GPSのみだと山の中では衛星が見えなくなって自車の位置が判らなくなってしまうがジャイロで補正するため問題無し)

最小スケールにしてもマップマッチングが良好。
6年以上も前の機種と比較すること自体、無理が有るが100mの
スケールにしても自車の位置が道路から殆ど外れない。
以前のだと100mスケールで数10mの差で外れて表示
したものだが、最近のは優秀である。

地図上に印を付ける、マーキングだが取説もろくに読まずに、場所名が指定出来ないものと思い込んでいたが、取説を見たら自分の好きなように付け直すことが出来る。平仮名、カタカナ、漢字も使用出来る。
(文字の設定は1文字ずつ拾わねばならず面倒だが..それと漢字は基本的に音読みで選ぶ)

使い勝手がイマイチなのはガソリンスタンドやコンビニ、銀行等の位置情報の表示。これは「最寄り情報」で見られるが出し方がイマイチ。
今まで使っていたSONYのIISの方が使い勝手が良かった。バージョン4.0は種類が増え
て使い勝手が良くはなった。
(SONYはメニューからIISボタンを押す度に切り換えて表示出来たが、これは同時に表示出来るため、場合によっては情報が重なって表示され見づらい)
行き先をルート案内に設定する場合はリモコンのボタンで目的の所にカーソルを移動して決定ボタンを押す。

地図の表示がノースアップとフロントワイドの、平面以外にバーチャルといって3Dに近い表示と、アーススケープという上空から見たような表示等に切り換えられること。
通常は行く方向に地図の向きが変わるが、ノースアップとい
って北を上に固定するモードも有る。
私はバーチャルモードが気に入ったので、これを使っている。他にフロントワ
イドといって進行方向を広く空けて表示するモード(これは標準で今更、珍しくも無いと思うが...)
地図のスクロールは速いが、スケールを切り替えた場合はイライラするほど切り替わるのが遅い。

地図の情報は全国版でCD−ROM,表示方法が数種であること等から多くは無い。
100m,200m,400m,1.6Km...スケールが有るが、使い物になるレベルは400mスケールくらいまでか?
ゼンリンの地図に比べると地図そのものの詳細度は落ちる気がする。バージョンは3.1だか3.2だった気がする。

’99年の1月に地図を詳細な関東東部地区版に変更したが、これだと少しは細かい所まで出るようである。
(50mスケール)ゼンリンの地図の方が安い(アルパインのは22,800円の定価に対して売値が15,800円。
対するゼンリンは9,800円)ので迷ったのだが、機能が限定されてしまうので結局アルパインにした。
箱を開ける
と取説とCDが2枚。1枚目にしようか迷ったが、たまたま2枚めを入れたら熊谷も入っていたのでラッキーだった。
(これは、どちらでも入っているみたいだが細かい所が違うもよう。確かめてはいないが、首都圏の詳細情報が有るか無いかの違いか?)
なぜ東部版かというと西部版には埼玉や群馬が入っていないので決定的に×。私の行く機会が多いのは西よりも東だからである。
会社の無線仲間と何かやるにしても小山市方面なので栃木か茨城方面が多いので西部版では役
に立たない。
東京や神奈川は車で行くことも無いし(電車の方が絶対に楽)必要ならゼンリンのでも買おうと思って
いる。

しかしゼンリンの地図(スーパー関東版)なら1枚で済むものが、余計な機能(アーススケープやらノースアップ等)が有るために枚数が増えるのは頂けない。
そうは言ってもゼンリンの地図だと二画面表示の機能(交差点部分拡
大)の機能が使えないので困るし、上手く行かないものである。
関東だけでCDが4枚も必要になってしまうのは考
えものである。
文句を言うならDVDにしろと言われそうだが、何とか工夫は出来んのかいな?

CDを交換したらプログラムの更新に行った。バージョンは4.0になった。機能的には最新型の「055VT」と同じだ
そうだ。
音声案内中は画面がチラチラする。(縞模様風のノイズが出る)

SONYのモニターで発生していた144MHzによるTVI?は出ないもよう。
でも近くのトラックか何かが違法CBで電波を出したら画面が乱れた(*_メ)怒っている顔。
(テレビを見ながら144MHzの電波を出したら電波の強さの関係でダメだった。VHFを見ている限り、430MHzは問題無いようだった(^^;;))

’99年11月に、以前買ったものの取り付けずにいたFM−VICSのユニットを取り付けてもらった。
1年以内なら無料で取り付けてくれるとのことだったが、その当時は自宅付近では実用にはならないだろうと思うので付けずにいたのだが、たまたま無線仲間とお茶を飲んだ際にパナソニックのナビを使っている人間がVICSも使えると言うので付けてみた。

私の車はスバルのフォレスターだが、この車はアンテナが後ろのクオーターガラス?(左右のガラス)にプリントされており、テレビアンテナも付いている。
(テレビチューナーに接続するためには受信ブースターと接続用のケーブルが必要だが、メーカーオプション)

外にアンテナを付けるのは無線のアンテナ以外は好きじゃないので、内蔵のアンテナを使ってくれと言ったところ、テレビのアンテナを使うしかないらしく、そうした場合に接続ケーブルが付いてないのと分配器を使うと電波が弱くなってしまい実用にならないとのことで、8,000円程度の受信ブースター付きのを付けるハメになってしまった。

結果だが、2日ほど通勤等で近所を走ってみた感じでは受信せず実用には向かないもよう。
ただ、取説を見ると平成9年の時点という、古い情報ではあるが熊谷はサービスエリアに入っていないらしい。
隣町の行田や東松山や、 田舎と言っては失礼だが秩父までが入っているのに人口16万、県北最大の街の熊谷が入ってないのは納得のいかない話である。
その後、平成12年になって何回か走って確認してみた結果,熊谷でもFM−VICSは実用になることが判明。
アンテナの動作との絡みが有るようだ。(FMを聞いてない時はFMアンテナ関係が働かない接続にしたらしい)

FM文字放送は何とか表示出来るが、これもFM群馬は(前橋)場所によっては受信不能となり、常時使用は難しい。
もっとも文字放送の場合、停止している時でもない限り注視していたら改正後の道路交通法違反になってしまう。
やはりリアガラスに埋め込まれたテレビ用のアンテナを使用している影響かもしれない。良好な結果を得たい場合は面倒でも外付けの専用アンテナを付けた方が良さそう。
そのせいか文字放送も停止している時は良好に受信出来るものの、走行中はダメみたい。
しばらく使ってみた感じではMDを聞いていると雑音が出るのか判らないが、FM多重の受信に影響が有るとみえ、なかなかFM文字多重の受信が出来ない。
FM放送の受信をすると良好のように思われるので、何か有るのかもしれない。
やはり専用のアンテナを付けた方が良いのだろうか??
その後の調べでは、FMを聞かないと窓ガラスに組み込まれたアンテナが切り替わらない?とみえ、上手くいかないもよう。FMにしてからMDに切り換えれば問題無いようだ。
アンテナの関係でFMとかチューナーを使わないとアンテナが働かないため受信が出来ないみたいである

その後、’99年の11月末に所用で大宮の北の方まで行く機会が有り17号を南下してみたが行きは上尾辺り、帰りは鴻巣辺りでFM群馬とFM−東京が切り替わった。
内容だが群馬の方が見られるプログラムが多い。ニュース・天気予報・交通情報とFMの番組内容etc.
それに比べ、東京は番組の内容しか受信出来ず使い物になるプログラムが無かった。
12月初旬に知人の結婚式で小山に出かける機会が有り、東北道の近く(羽生市方面等)を通ったらVICSを受信出来た。
有れば便利だが高速を利用したり都市部でもなければ、さほど重宝するものでもないなというのが正直な感想。
でも渋滞している場合は、渋滞している箇所を赤色の点滅で教えてくれるので重宝する。

FM−VICSは使用不能でもGPSがD−GPSとなり精度が向上する。VICSユニットを取り付ける前の状態を詳細に記憶してないが、50mスケールの地図を使用してみても殆ど誤差が出なかった。
マップマッチングとはいえ、以前使用していたS社のGPSのみのナビだと最大で100m近くの誤差が出ていたと記憶しており、技術の進歩には驚かされる。
平成12年の4月だか5月になってGPSそのものの精度が上げられたとか?
(以前は軍用目的で開発されたため、民事利用の物は精度をワザと落としていたと聞く)

行き先の設定だが、住所から大体の場所が選べる(50音等による検索)が有るが、電話番号による検索は精度が高く実用性が高い。
今まで電話番号を入力するのが億劫で使ったことが無かったのだが、平成12年の8月に使ってみたところ、なかなかの物だった。
試しに自宅の電話番号を入れたら「自宅」と表示して、自宅の登録位置を表示した。
また、以前に行きながら判らなかった児玉の釣り堀だが、この機能を使うとかなり正確な場所を表示したが、予想通り?近くまでしか道は無かった..(^^;)

カーナビの地図だが純正以外ではナビ研のS規格というのが使えるそうだが、これを拡張したS拡張は使えるかは不明。

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