カーナビ地図(ゼンリン)

ゼンリンのナビ地図(スーパー関東版6)画面の例
フロントワイド・FM−VICS使用時

平成20年10月、加筆。

カーナビの地図だが、私の使っているのはアルパインのCD−ROM版。地図は純正の関東版(東部版)。
地図の版数が00−01(年)のため新しいのが無いかと思ったが、残念ながら出ていない。そこでゼンリンの地図を買ってみた。
そこで気がついた点を書いてみたい。

買ったのはゼンリンのスーパー関東版6というもの。CDが3枚組で定価は9,800円。
何故3枚も有るのかというと東京と神奈川の市街図が付いたものが1枚と、それ以外の市街図が付いた物が1枚と残る1枚は市街図が無い関東全域の地図。

市街図は最高25mスケールの地図が表示可能。関東全域の地図は最高でも100mスケールとなるのが違い。

地図のスケールは25m、50m、100m、200m、800m、1.6km、6.4km、25km、100km、200km。
今まで使っていたアルパインの地図は200mの次が400m、その次が1.6kmになるので普段は400mスケールを使っており、その上の1.6kmは使いづらいと思っていたのだが、これは200mの上が800mになってしまうため違和感が有る。
それ以前に使っていた ゼンリンの地図は細かい所が出ない分、200m、400m、800mと市街地
で使う分には使いやすかったのだが..
25mとか細かい地図が有るのは良いが、そこまで必要なのかは疑問。

そこまでの地図というのは必要なら自宅で地図を印刷するなり、必要な情報を所持して行くものと思うのだが..

今のは音声案内が有るので、あまり地図を見る必要が無いとはいうものの、やはり道路地図代わりに見る必要も有る訳で、そういった際に縮尺が極端に違うと言うのは距離感が狂うので困りもの。

音声案内はアルパインと比べると聞きやすい声だが、地図も含め目印となる建物等の名称がアナウンスされないのが惜しい。
地図にも「店舗」等のように表示されるだけでアルパインのように建物の固有名詞(コンビニや店の
名称等)がアナウンスおよび表示されないのは残念。

地図もメーカーに特化していないこともあるが、ノースアップ(常に北が上に表示されるため進行方向が上にならない、大昔の表示方法)とフロントワイド(一般の平面の地図)の2種類しか無いので、アルパインのバーチャル表示に慣れてしまうと物足りない。
色使いも何だか物足りない。(色数が少ない気がする)

「最寄り」の機能はリモコンの「最寄り」を押しても使えない。(ナビ研のS規格でも対応していない)
(IISで代用可能だが、表示できるジャンルが少なく不満。食事をするのにアルパインだと色々な種類の店を表示させられるのに、これには無い)
表示も小さく、色も淡いので何処に何が有るのか分かりづらい。(全国版13)

行き先を設定する際に電話番号を入力するのがリモコンのジョイスティックでやるのだが、アルパインのように節度が無いのが使いづらい。
斜めにスクロール出来るのは良いが、行き過ぎたりして使い勝手としてはアルパインの
方が良い。

試しに児玉の方に有る「アカシアの湯」という昨年に出来た日帰り温泉の場所を見ようと電話番号で検索してみたが出て来なくてガックリ。
住所で検索すれば見つかったのかもしれないけど..それと気になるのが数字の入力時
に押し続けると同じ数字が連続して入力されてしまうこと。
便利な反面、意図していない所で連続入力になってしま
うと修正しなくてはならず億劫。
アルパインのように面倒でも1回押したら1回入力の方が間違いが少なくて良い。

個人的な感想としてはCDは3枚も必要無いんじゃないの?って感じ。
あまり細かい地図も必要無いから、その分を
他のことに使ってくれと言いたい。
25mスケールの地図なんか不要だから400mくらいの地図を付けてくれと言い
たい。
こんな細かい地図なんか田舎の方では瞬時に通りすぎてしまって使い途が無いというもの。

交差点等、進行方向が変わる部分では拡大の地図と2画面表示されるし、VICSにも対応しているし、そういう意味では不満は無いのだが..
IISとかメニューを選ぶ際に表示が消えて表示されるまでに数秒かかるのがイマイチ。

(表示に時間が掛かる、反応が遅い)

IISやメニューからジャンルを選んで表示可能だが、表示の色使いが淡く何処に何が有るんだか判りづらい。
アルパインに比べると値段が安い(関東全域、CDが3枚)で9,800円は安いものの、一寸不満が残る点も有る。

アルパインも値段が高い(関東だけでも東部と西部の2種類有って、各々22,000円くらい)のがネックだか..

それとアルパインに有った目的地までの所要時間の目安表示が無い。これが有ると、正確では無いものの目安になったのだが..
音声案内は女性の声のトーンが低いのか聞きづらい。(アルパインと比べると声が小さめ)
贅沢を言うようならDVDにしろと言うのかもしれない。
そんなこんなで結局、元のアルパインの地図に戻してしまった。

その後、平成20年の10月下旬に新しい地図が欲しくなってゼンリンの地図を探したが、地域版は地図の更新が終わっており仕方無く全国版の13版(東日本用と西日本用の2枚に分割)を買ってみた。

しかし結果は同じで、逆に今まで有った市街地の詳細な地図が無くなってしまい(アルパインだと100mスケールまで)ガッカリ。
しかも、このバージョンも地図自体は2007年末で更新は終了している。

地点登録でマークを付けてある場所も走っている時は色が抜けて白い状態となって表示されるし、どうにも具合が悪い。
最初の状態がどうだったのか判らないが、地図のスケールは100m、200m、800mとなってしまい使い勝
手が悪く不満。
ナビ本体との相性なのかもしれないが、200mと800mの中間が欲しい。

地図の表示(色使い)もシンプルといえば聞こえが良いが、メリハリの無い感じで主要国道と一般道の見分けが瞬時につきづらい。
(アルパインは国道が赤色で太めに表示され判りやすいのに対してゼンリンは国道や県道の
番号が書いてあるだけ)

アルパインの純正の地図の方が機能や色使い等で慣れたせいも有るが、どうにも不満が残ってしまう。
地図は新しいものの、それ以外ではアルパインの方が使いやすい。

どうにも「帯に短しタスキに長し」という感じでイライラする。
地図の古いのを我慢してアルパインの純正版を使う
か、それとも使い勝手の悪さに目をつぶっても新しい地図のゼンリンを使うか悩むところ。
どうしてもガマン出来ない場合はナビ自体を最新にするしかないか...あと数年のガマンだとは思うが。

ゼンリンのカーナビ地図・スーパー関東版6

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