スバル・フォレスター雑感

平成10年の10月、以前に乗っていたミツビシ・ランサーが4年になった時点で車を換えることにした。

特にランサーに不満が有ったという訳では無いのだが、そろそろステーションワゴンに乗りたくなったので検討の結果、スバルのフォレスターにした。
トヨタのスプリンターカリブも候補に上がったのだが、たまたま行った時のセール
スがやる気が無かったので、カタログを貰っただけで終わりになってしまった。
大きさの関係で小回りが効きそうな
のが魅力では有ったのだがパワー不足な気がしたのと、フォレスターの乗降性が良いというのに引かれて決めた。

最初、値引きは12万、下取りは15万とのことだったが交渉の結果、値引き15万、下取りは17万、車庫証明は実費で手数料無しになった。
実はオプション等を付けて総支払い金額が226万とのことだったので、220万にすれば
買うから考えてくれと言って帰宅したら、夕方になってOKというので買った。
もう少し強気でも行けたかもしれない
が、それほど銭闘は好きじゃないので決めた。

オプションは標準装備ともいえるルーフバイザー、泥よけ、フロアマット、トノカバー(何故か標準で付いているグレードが少ない)。
それとフロントアンダーミラー、ナンバープレートカバー、伸縮型コーナーポール(手動)、バンパーコーナーガード(このあたりは御祝儀的な意味合いも有り普段なら社外品を使うところ)、
ACコンセント(これはノートパソコン等の充電が出来ると便利なので付けた)、カーゴステップパネルは当初付ける気は無かったがセールスが付ける人が多いと言うので、勢いで付けてしまった。
(バンパー上部にキズが付かないようにする物)それとルーフキャリアは市販品を買おうかと思ったが、対応しているのが1社しかなく定価も純正オプションと変わらないところか ら純正にした。(モンブラン製)

10月20日に納車以来、まだ日が経たないが気がついた点について書いてみたい。
この評価については個人の感
覚によるものが大きいため、参考程度に読んで頂きたい。 

意外と足元が狭い。
運転席の足元が狭い。前のランサーに比べ、アクセルペダルが中央寄りになっており左足が内装に当たる。
フットレストが狭く、足がベタっと置けず疲れる。

時計が見にくい。
時計は天井のマップランプの所に有り、見づらい。
昨今はオーデイオ類に時計機能が付いているのも有るため、そ
ういった物を流用すれば良いかもしれないが、時計そのものの使い勝手としては×か?

ロールが大きい。普通車から乗り換えたことも有るだろうが、揺れが大きめ。もう少しシャキっとした足周りにしてほしい気がする。
良くいえば「しなやか」なのだが...以前のは硬めの足だったことも有って物足りない。

ワインディングを攻めると同乗者は酔いそう。しかし砂利道程度のダートを走る場合は地上高が有るのとサスのストロークが有るようで底突きはしないようだ。
STIのサスキットに換えればシャキっとするそうだが、車高も3cmほど下がるというので考えてしまう。
なお平成12年のC型へのマイナーチェンジで足回りが変更され、ロールが格段に減ったとのこと。
一寸、悔しい気がする。話によると部品を交換することで改造は可能とのことだが、かなり大掛かりな作業になるらしく時間も掛かる様なので断念した。
その後、STIのサスキットについて確認したところターボ無しの車では前の車高が思うように下がらないため不適応と言われてしまった。
エンジン等の重量差のため前後が同じ間隔で下がらないらしい。
これはタナベのサステックワゴンサス(前−45mm・後−35mmの物で実際には 前−40mm・後−60mm程度のダウン)で経験している。

平成12年の4月にダンパーをGABの減衰力調整式に交換した。純正のダンパーの縮み側は全くと言って良いほど減衰力が無く、スカスカ。
バネだけで支えているようなもので発進や停止時に姿勢変化が大きくノーズダイブが大きい。
車高を変えないで乗り心地もハードにしたくない場合にはGABか、カヤバ辺りの減衰力が調整出来ない物でも充分と思われる。
スバルお得意のビルシュタインも有るが..他にオーリンズ等も有るが高価で一般的では無い気がする。
(C型はダンパー内に戻り側の減衰力を調整するためのバネを追加したり部品の取り付け位置を変えたりしてノーズダイブを減らしたとのことだが、減衰力そのものは大きくは変えられてないようだ)

車高を調整するならTEIN(テイン)、ハードに乗るならスタビライザーやダンパー・スプリングまで交換した方が良いかも? 
シムスレーシングやプローバ、ゼロスポーツ辺りがポピュラーな所のようだ。
純正よりは少し硬めにしたいならSTIがお勧めかもしれない。これなら車高も−25mmとノーマルと大差無いし..
(これらは全てターボ車の話で、T−25を除く、S/20等のノンターボ車はバネまで変えると重量バランスの関係で車高がカタログデータ通りに行かない場合が有るので要注意)

ATのポシションがD−>3−>2−>1で使い勝手がイマイチ。
以前乗っていたランサーはD(3)−>2−>Lで、3速はODをOFFで対応し、D−>2はボタンを押さなくても入れられたが、今はD−>3は、そのままスライド。
3−>2はボタンを押して切り換えの必要が有り、今までの感覚で
シフトするとスライド量が大き過ぎて1まで入ってしまったりと、使い勝手が良くない。
私の場合、3速はあまり使わずDで運転−>2速で急な坂でのエンジンブレーキという使い方なので、D−3,ボタンを押して2速というのは使いづらい。
出来ればD−>2にスライドして入るようにしてほしいものである。

ATそのものは坂道対応(上りと下りが連続するような所でも不必要なシフトアップをしないが、長い下り坂の場合にシフトダウン制御はしないようである。
この点はミツビシに比べると、まだまだ作りが甘い)

オーデイオ等のセンターコンソールの角度が不満。
運転席側に向いておらず、視認性が劣る。これは一度、角度の付いている車に乗ってしまうと不満に感じる。
特にカーナビを使う際に画面が見づらい。

MOMO(モモ)の革巻き、SRSエアバッグ付きのステアリングは良いが径が大きくスポーテイでない。
昔、使っていたナルデイのクラッシックというのは36Φだったが、このくらいが使いやすい。シフトレバーの革は良。

思ったよりトランクが狭い。
車幅に比べサスペンションの張り出しが大きいせいと、両脇に小物入れが有ることも有って、思ったよりも有効面積が狭く、ランサーと比べても狭く感じる部分が有る。
奥行きは正確に計っていないが、先日見た感じでは90cmくらい。
昔、乗っていたインテグラは1m以上は有った筈だしランサーも、もう少し有った気がする。
レガシイと違ってサスがストラットのため、サス周りの部分が面積を占めており奥の方の幅は狭くなっている。

後ろの窓ガラスの下がりが少ない。
1/3くらいは残ってしまう。ハードトップ式とはいえ、一寸少な過ぎる。

トリップメーターとオドメーターが切替表示のため同時に見られない。
これは2000年のC型でのマイナーチェンジで改良されたとのことで一寸悔しい。
機械式なら両方付いているのに液晶表示のため切り換えないと見られず不便。
こういう所(最初からやらないで後で改良される)がスバルはイマイチなんだよなぁ..

スペアキーが安っぽい。
リモコンが付いているのは感じないが、付いていないスペアキーは安っぽい。これが200万からする車のカギかと思うとガッカリする。
もう少し質感の有る仕上げにして欲しい。運転席側のドアの鍵の開け閉めの方向が逆。
今まで乗った車は運転席側の鍵の開け閉めは左回りで開、右回りで閉だったが逆方向なので違和感が有る。

ルーフレールがキャリアを付けづらい
ルーフキャリアやアンテナの基台を付けるのにルーフレールの形状が一般と違って棒状でないため、市販品で対応しているメーカーが少ない。
(TERZOくらい?)アンテナの基台を付けるにもキャリアに付けるか、前後の穴開きの部分を使うしかなく自由度が少ない。 
左からリモコン付き、スペアキー、700円で作ったキー。
スペアキーは材質、仕上げとも安っぽい。なおスペアキーだが一般にスバル用(ニッサンと併用)と表示されているM290ではなくM383(ニッサン用)の方なので要注意

ルーフレールは少し特殊な形?
穴が開いているのは前後の2箇所のみ

ドアの細工というかスイッチ取付部が共用?
助手席側のドアのスイッチ取付部が左ハンドル対応と思われる盲板が付いていたり、パワーウインドースイッチ取
付部に不自然な広さが有り、部品共用によるコストダウンだと思うが、見え見えで興ざめする。  
運転席側ドア(ドアミラーのスイッチとパワーウインドウ
関係のスイッチ)

輸出仕様と考えれば辻褄の合う、左ドアのメクラ板

シートの生地が埃が付きやすい
シートの生地が埃の付きやすい生地で、私のグレードの場合、黒なので埃が目立ちやすい。毛玉が付きやすいと
言った人も居たようだ。シートカバーを付ければ良いのだろうが...これも平成12年のマイナーチェンジで材質が
変更になったとか?

グローブボックスの幅が狭い
A4サイズのファイルが入らない。もう少し幅が広くなっていれば使い勝手が良いのだが...

内装(内張り)の色が良くない。これは好みの問題だが、ランサーといいフォレスターといい、最近の車の色使いの趣味の悪いこと。これなら単色の方がスッキリする。

上り坂で非力。
やはりパワーウエイトレシオが10くらいでは上り坂は辛い。POWERモードにしてやっとストレスを感じない程度。
平地を走っている分には感じないが山に行くと二速くらいにしてもノーマルモードはトロい。
エンジンそのものはEJ−20でレガシイのブライトンと同じ形式みたいだが、これはリーンバーンではない。
(C型ではリーンバーンに変更になった。)

エンジンブレーキの効きがイマイチ。
これも急な下り坂では二速にしてもイマイチ。一速にして、やっとブレーキを踏まずに済む感じ。
エンジンの特性かギア比の関係か? 因みにランサー1500MXサルーン(4AT)の減速比は一速2.846で、二速は1.581。
フォレスターは一速が2.785で、二速は1.545。減速比は若干小さめか?あとは車重(1350kg)の影響も有る
のかもしれないが...

ブレーキの効きがイマイチ甘い? 他のメーカーの車から乗り換えると感じる。
私は慣れたが弟が運転すると感じると言う。この辺りも平成12年のマイナーチェンジで改善されたとのこと。
聞くところによるとブレーキパッドを替えると感触が改善されるとか?
(平成12年の4月にエンドレスのTYPE NA−Yというノーマルに近いパッドに交換済)

ヘッドレストが良くない。ヘッドレストは穴開きのタイプだが、硬いのと角度が悪いのか頭を付けると痛くなる。

後部座席への乗り降りがしづらい。
後部座席はドアとの位置関係が悪いのか、足元が狭く乗り降りがしづらい。前席に足が触ってシートが汚れたりする。
これはホイールベースが短いせいも有ると思うし、かといって広くすると室内は広くなるものの小回りが効かなくなるので難しいところ。


BOXER・PHASEU 水平対向四気筒SOHCエンジン
点火プラグは斜め上向きに付いているので若干、交換しやすいか?

ボンネットの見切りが良い。
スポーツタイプとかメーカーによってはボンネットの先端を落として見づらいのが有るが、これだと狭い所で切り返しをする場合にコーナーポールでも付けておかないと先端の感覚が判らず、擦ったりしてしまって具合が悪い。

頭上の余裕が大きい。普通のセダン等だと頭上に拳一個分くらいの余裕しか無いが、これは二個分以上の余裕が有る。

窓ガラスの角度がキツくない
スポーツタイプのように寝ていないため圧迫感が少ない。cd値は高いので高速向きではないが...

後方視界が良い。
後ろに身長1mの子供が居ても見えるとカタログに書いてあるが、ガラス部分が下の方まで有って見やすい。
後ろの席のヘッドレストも枕が穴明きのため視界は良好。少し前のセダンだとトランクの容量を稼ぐためトランクを高くして後方視界を悪くしたのが有ったが、こんなのは×である。
荷物が載せたいのならトラックやバンにすれば良
い。
死角の多い車は事故を起こす危険性が高いのでパス。当然ながらリアワイパー・ウオッシャー付きで視界を確
保している。
(後方視界の確保はスバルの社内規定とのことで好感が持てる)

助手席のエアバッグがオプション。
私の場合、助手席に人を乗せる機会は滅多に無いので不要なエアバッグよりも物入れの方が有り難い。
最初から付いているに越したことは無いが、使い方によっては不要だったり危険な場合も有る。
(助手席にチャイル
ドシートを付けた場合には、後ろ向きに装着する乳児用のチャイルドシートはエアバッグが開いた際に逆に大きな事故になる危険性が有り、かえって危険だそうだ)ので選択できるのは助かる。

ナビがコンソールの見やすい所に付けられる。
場所の関係で付くのはモニターが格納式(インダッシュ)に限定されてしまうが、見やすい所にスッキリと設置出来るのは助かる。
一体型だとオーデイオの場所になってしまうため視認性が悪く、視線の移動が大きいがこれなら視線
移動が少なく安全性が高い。

フルオートエアコン装備
外気温度も表示出来るのが良い。以前のランサーが採用していて便利だったので、もう安いエアコンでは満足できない。
温度調節も0.5℃ステップで調整可能だし、言うことなし。
(普通のオートエアコンは1℃ステップが多い)

バッテリーが大きい。
買い換える時は出費が大きそうだが(カー用品店での実売価格1万5千円程度)65サイズの大型のが付いている。
その昔、インテグラに乗っていたときは70サイズが付いており驚いたが、このくらい有ればバッテリー容量をあまり気にせずに無線が出来るというもの。
(^^;)今までのランサーは34程度の必要最低限度の物。

オーディオレス
これは評価の分かれるところだが、私のように純正の安物のスピーカーでは我慢できない人間には好みの物が付けられ、純正が無駄になることも無くて良い。
難点は付けるまでラジオすら聞けないことだが...

スピーカーは純正以外を付ける場合にパイオニアの取付キットを使わないと付かない。
C型のS/20はケンウッドのオーディオが標準で着いているらしいが、スピーカーはフルレンジとか聞くので音は期待できそうにない。
(現行の型は標準でCD/MDの2DINタイプが付いている。この辺りは自分の好みじゃないメーカーだと交換する手間が有るので意見の分かれるところ。気にしない人は有り難いだろう)

エンジンが滑らか。
回転の上がりがスムーズでレスポンスも悪くない。
POWERモードにするとシフトタイミングが遅くなるとかで、トルクの大きい回転域をキープ出来る様で、山に行った際にはストレスが軽減する。
(C型のS/20はエンジンがリーンバーンのためか低速トルク不足との意見も有るようだ)

ドアに小物入れが付いている。
財布やカセット程度の小物が入る蓋付きの小物入れが全てのドア(4枚)に有り、重宝する。

シートバックのポケットが運転席と助手席の両方に付いている。
大抵の車は助手席のみだが、両方に付いているので便利。

後ろの席の肘掛けは使わない方が座りやすい。
後ろの席のアームレスト(肘掛け)を使うと座る位置が中央寄りになり、狭く感じてしまう。

ラジオアンテナがガラスに内蔵
手動でもなくオートアンテナでもない。外に出ない分、格好も良いしオートアンテナのように電源ON/OFFで出たり入ったりせず煩わしくない。
それとオートアンテナは見てくれが良いが、山形に居た際に凍結して伸長途中で止まったことが有ったが、これなら心配ない。FM/AM/TV対応とのこと。TVの場合は別にプリアンプというかブースターというか、増幅器が必要らしい。
(私は使っていないので未確認だが、アンテナだけでは感度不足とのこと)

トランクに電源ソケットと照明のON/OFFスイッチが有る。
何かやる時に手軽に電源が取れて便利なのと、照明が必要無い時は消灯出来てバッテリーの消耗を減らせる。

キーレスエントリー
電波式。以前のランサーにも付いており、最初は使わなかったが慣れると便利。手が塞がっている時や暗い所で鍵穴を探さなくても済むので助かる。
ただランサーの場合は開錠、施錠の際にルームランプが点滅して離れていても動作が確認出来たが、これは無いので周囲が騒々しいとロックの動作音が聞こえず不安なので、施錠時はドアノブを引いて施錠を確認している。
(C型以降はルームランプの点灯?でアンサーが返るように改良された)

しかもリモコンスイッチはボタンの高さにあまり差が無いためかポケットにしまったりする際に誤動作で開錠してしまうことが有り、イマイチ。

ドアノブが上下、どちらからでも手が入れられる。
欧州車は横転事故の際に力を入れてドアが開けられる様に同じ形式になっていると聞くが、そういう意味では安全性を考慮していると言える。
本当は女性の爪対応なんだとか? このタイプだと爪を痛めないそうだ。
(下から手を入れるタイプのノブだと力が入れづらく、横転時に持ち上げて開けられない・長い爪だと奥に当たって爪を痛めるとのこと)

アルミホイール標準装備
デザインは好みが有るが、標準でアルミが付いている。タイヤは205−70−15のヨコハマのジオランダーH/Tという四駆専用のオールシーズンタイヤだが、スピードレンジはSなので、あまり高速向きではない。
普通に走る 分には特に不満は感じないが60Km以上出すとロードノイズを感じる。
それ以下なら思ったより静か。コーナーを攻めるとグリップが弱いせいかタイヤが鳴く。
ロードノイズは以前、乗っていたランサーよりも遮音が良く、あまり気
にならないが慣れてくるとやはり気になるレベル。平成12年の4月にオンロード用のダンロップのルマンRVに交換した。
理由は殆ど舗装路しか走らないこと、冬季はスタッドレスに履き替えるため、そこそこ静かでグリップの良い物、サイドウォールの剛性が高いことを主目的に選んだ。
(ターボ車や2500ccのタイヤは215−60−16になる)

そういえばボンネット内に遮音材?のような物が貼って有る。今まで乗った車には無かったのでビックリ。
あるいは寒冷地対策か?

乗り降りが楽?
普通車で車高の低い車だと乗り降りに腰の動きが多く、腰痛持ちには辛い。この車はシートまでの高さを自然に腰を下ろした高さに設定しているため、腰への負担が少ない。
下りる時は若干、足を伸ばす必要が有るが...
(普通車の感覚で足を出すと届かない(^^;)) あとはドアノブの高さが丁度良い位置に来る。
普通の高さの車だと手の位置が窓ガラスの位置(私の身長だとドアノブが低い位置になる)になってしまうが、これだと丁度良い位置。

衝突安全性が高い
正面衝突の場合、運転席側は最も安全とされるAAA。助手席はAA(エアバッグ有りの場合・私のは助手席に乗せ
る確率が低いためエアバッグは付けなかった。そのため助手席については実際の評価は下がる)  

なんだかんだと言ってみたが、当分は乗るつもりである。スバルのエンジンは10万Km程度乗ってもビクともしないそうだし、ノンターボなので下取りは期待出来そうにないので乗りつぶすつもりである。
問題は燃費だが、今までの平均(通勤、ドライブ等で高速は走っていない)の感じではリッターあたり約8〜9Kmだった。
2,000ccの四駆であることを考えれば妥当な値か?おとなしく乗ってみても大差はなかった。
もう少し長距離を走れば良くなると思うが。(燃費はターボ車でも荒い乗り方をしなければ大差ないとのこと)
レギュラーガソリンで乗れるという以外に燃料消費量ではメリットは無さそう。

結局、フォレスターの2000のNAは生活四駆の感が強い。
雪国で通常の足として乗る分にはさほど不自由は感じることは無いと思うが、上り坂では非力感が否めず軽快に走るにはもう少しパワーが欲しい。
出来ればプレミアム使用でも良いから160〜170PS程度有るとストレスを感じずに済むと思われる。
(パワーウエイトレシオ8くらい)しかし、これに該当するグレードだと2500ccのT/25になってしまうのがネックである。
2,500だと税金が高くなるし、一人でしか乗らないのだと贅沢の感が否めない。
峠道等を走る機会が多い人にはターボ車か2500がお勧めのようだ。
しかしながら、最近(99年の秋)の車の雑誌を見ると一番の売れ筋は、このS/20グレードだそうな...

オプションで付けたものは伸縮式のフェンダーコントロール(コーナーポール8,000円)、フロントアンダーミラー
(10,000円)、
パワーコンセント(車内でAC電源を使うための物・AC100V 100W/DC12V 120Wで23,000円)、インパネアッパーケース
(カーナビのモニターを取り付けるために小物入れを外して代わりに付けるボックス状の物9,800円)、ルーフバイザー(20,000円)、
カーゴステップパネル(リアバンパー上のキズ防止カバー14,000円)、フロントのバンパーコーナーガード(バンパーのスリ傷を防止するためのゴム、5,500円)、
システムキャリアベース(モンブラン製23,000円)、フロアマット(25,500円)、スプラッシュボード(泥よけ21,000円)、
トノカバー(トランクを隠す蓋17,500円)、ナンバープレートベース(ナンバーの枠7,000円)

今までの故障
平成16年、雨の日にいきなりエンジンの回転が上がらなくなった。
何とか騙しながらディーラーまで自走して診てもらったらイグニションコイルの不良とのことで、当日は応急処置で中古車のを取り付けてもらい帰宅。後日、新品を取り寄せて交換。

平成17年、会社の駐車場から出る際に排気温警報ランプが点灯。とりあえずディーラーに持って行って診てもらったらコンピューターの故障内容を解析してノックセンサーの不調とのことで念のためノックセンサーを交換。

平成17年12月、会社の駐車場で下が濡れているのに気がつき下回りを見たら液体漏れが有り。青色っぽいのでディーラーに確認したらラジエター液が漏れているとのことで、診て貰ったらラジエターホースのバンドが緩んでいたとのことで増し締め。未だ若干の漏れ(滲み)が有るもよう。

平成17年? 時計が時々表示しなくなっていたが、ついにダメになり交換。工賃込みで5千円掛かった。
正直言って社外品で電波時計でも買った方が安くて正確。位置が悪いので無くても困らなかった..

平成18年の夏頃、何やら急に足周りがグラグラするようになってしまった。足周りがダメになったように思われるが素人目では判断出来ず。
秋には気のせいか車高も若干下がった感じ。とりあえず点検の際にアッパーマウンのみ交換してもらうことにした。
ダンパーは減衰力を上げれば少しは対応出来そうなため、様子を見ることにした。

平成18年の10月、点検のついでにアッパーマウントを交換してもらい乗ってみたが、直進時のロール感は減ったもののハンドルを切ったり、段差の有る所を曲がった時に不安になるくらいのロールを感じる。
その後、ダンパーが寿命かと諦めショップでカヤバのNew SRスペシャル(純正形状の汎用品)を注文。

時間が有る時にジャッキアップして見たところ、左後ろのダンパーのバンプラバーが下がっている。
よくよく見るとバンプラバーが破損して切れており、上下に分割。しかもそのうちの一つはドーナツ状ではなくC型になって切れていた。
どうやら、これが原因で大きくロールした際に変な挙動をして不快なロールを発生していたと思われる。

平成18年11月23日
やっとショックが入荷し交換。(カヤバのNew SRスペシャル)、ついでにバンプラバー(スバルではヘルパーと呼ぶ
物を交換)走行94,880km時点。

乗ってみた感じは最初の純正のダンパーよりはシッカリしている。ロールは純正に比べたら段違いに少ない。
純正だと大きくハンドルを切るとグラっと揺れたが、これだとそんなことは無い。
ただ、ロアアームのブッシュ等の他の部品が劣化しているためダンパーそのものによる効果は有るものの、GABダンパーを入れたときのような感動が無いのが残念。
それとロール時に時々、横にズレるような不快感が残る。

この次はロアームの交換(ブッシュだけの交換が行きつけのディーラーでは設備の関係で無理と言われたため)とスタビのブッシュでも交換してみようと思う。
やはり最初の設計が設計だけに、完璧を求めるのは無理かも..

その後、どうしても横方向へのブレが我慢できずにディーラーで診てもらったら前はロアアーム(ボールジョイントを含む)のブッシュと後ろはラテラルリンクのブッシュ、
それにスタビリンクが劣化しているようで横に力を加えるとヨレてしまうためスタビのブッシュと一緒に交換することにした。

平成20年の春ごろになってワイパーの調子が今一つなのに気がついた。
ワイパーが左側まで行かずに停まってしまったり逆にウォッシャー液を出すと左に行き過ぎてしまったりする。
ワイパーのアームを手で動かすと遊びが大きい。NETで調べると故障らしいのでディーラーに見て貰ったら部品交換が必要とのことで4月下旬に修理した。
ワイパーアームの軸のガタとのことで、部品代が6,700円くらい。工賃が13,500円とのことで計21,000円くらい。時間も1時間弱掛かった。

平成20年の10月、走行距離が10万kmを超えたのでタイミングベルトを交換し、ついでにATFも交換。
まだ乗るつもりでいたのだが平成20年の12月25日、市内の国道17号の交差点の先で信号待ちをしていた時に玉突き事故に遭い、修理の見積もりが46万円に対し時価の評価額が23万円にしかならず、全損扱いとあることから断腸の思いで廃車。
(事故車を買い取って海外に売るという会社に損保会社の仲介で売却・登録抹消)した。

廃車することも考えたが足回りやタイミングベルトを交換したりして、まだ乗れることから海外でも使われるなら、その方が良いかと思ってタダ同然の条件で売却(譲渡)して、お別れとなった。
走行距離12万kmに届くかというところで思わぬ幕切れになってしまった。
燃費は町乗りで約9km/リットルだった。今でも時々、同じような年式のフォレスターを見ると未練がましくなってしまう。

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