NAPOLEXの電波時計Fizz-750(バックライトを白色に改造済みの初代)
平成18年の2月、それまでカシムラの電波時計を使っていたのだが、これが秒が表示出来ず不満に思っていた。
たまたまカー用品の店がセールをするというので行ったが買いたい物も無く、見たらこれが有って24時間表示が無い(※1)のとバックライトが青というのが今一つ気に入らなかったが買ってみた。
買って気がついたのがバックライト照明用のコードが短いこと。1mだが私の場合、シガーライターから照明用の電
源を取ってダッシュボードの上を這わせ運転席側の右に付けているため、この付け方だと短い。あと50cm有れば充分なのだが...
(二回目は電源コードを付け替えるのも億劫になって仕方なく中央に取り付けた)
バックライト照明はセンサー付きで周囲が暗くなると点灯するようになっている。
色は青色でアラーム停止のボタン
も照明。平成18年の2月には照明が赤系の色の物も発売されている。
アラーム機能付きだが、車載ではあまり必要無い気もする。(車内で仮眠を取る場合には重宝するとは思うが)
ADJUSTボタンで設定する。
時刻の表示は12時間と24時間表示が切り替え可能。
(※1・パッケージには表示が無いが取説には有り、SETボタンを押す毎に切り替わる)
日付、曜日を表示。曜日は英語表示。個人的には日本語(漢字)表示が良いのだが...
(月日の代わりに西暦で4桁の年を表示することも可能)
本体の取付はブラケットに付属の両面テープを使用して添付の取付ステーで貼り付ける。本体の取り付け、取り外しはブラケットからスライドして取付、取り外しのため電池交換も比較的楽に出来る。
気になるのは取り付け場所の関係か、頻繁に初期化されてしまうこと。暑い時や寒い時にリセット状態に戻ってしまうこと。
それ以外にも24時間表示させていたのが12時間表示に戻ってしまっているので知らぬ間にリセットが掛かっているもの
と思われる。
一旦リセットされると受信完了まで時計として機能しないので困ってしまう。この機種は何個も買い換えたが頻繁に起こるため個体差では無さそうだ。電池の接触不良が原因と思われるが、設計か構造上の問題のようだ。困ったものである。
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オリジナルの照明は青のため文字とバックライトのコントラストが低く見づらい(平成20年に購入の物) |
(バックライトを白色に改造した物) |
右側が電池BOXでリチウム電池CR2032が1個 |
電池はリチウム電池のCR2032と比較的ポピュラーな物を使っているので入手は容易だと思われる。
交換もフタをスライドするだけで外れるので工具も要らず簡単。
受信電波は東西の両局に対応で、日に2回〜4回(受信状態により変動)受信。自動受信できなかった場合、クオーツとして動作し誤差は平均月差30秒。後ろのRECIVEボタンを押しての強制受信も可能。
最悪、時計の動作が異常になった場合は背面に有るリセットスイッチを尖った物で押せば初期化されるようだ。
バックライト用の透明のアクリル板? にLEDが入る孔が開いており、ここにLEDを嵌め込んでいるが交換する際には寸法が違うと上手く嵌まらな
い。
(直径3ミリ)手持ちの赤やオレンジを取替え何度かハンダ付けをやっているうちにプリント板のパターンを剥がしてしまい仕方なくリード線付きの
LED(白)を市内のパソコン屋で見つけてきて交換。
出来ればオレンジ系の色の方が液晶としては視認性が良さそうなので、また機会を見て交換してみたいとは思うがどうなることやら..
現状では明るさがもう少し欲しい気がする。
照明の電源コードは結局、分解して今まで付いていたコードを取り外し市販の別のコード2mと付け替えた。
(ハンダ付け要)
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赤い線はブザーに接続されるもの。
左上が受信用のアンテナ、その下の黒と白い線が今回交換したLEDのリード線。
(本来は、この裏側にLEDが付いてリード線が出るが失敗して裏側にリード線で接続)、右側の白い部分は電池の付く所。
照明電源のコードを変える場合はプリント板を外す必要が有り、精密ドライバーのプラスが必要でハンダ付けも必要なため半田ごて(20Wくらいがベスト、あまり大きい物は使いづらい)も必要。
LEDの色は好みの物や手持ちの物で試してみれば良いと思うが、輝度や光の広がり具合等で見やすさに差が出るようだ。
参考までに私は最初は白、二度目はオレンジにしてみた。白よりもオレンジの方が文字とのコントラストも良
く、見やくなった。
二度目に買ったオレンジのLEDは自動車用のランプセット(12Vに直接接続可)を分解してLEDのみ使用した。
以上はメーカー保証外となるため改造は自己責任でお願いします。故障等しても当方は一切感知しません。
買ってからというもの改造ばかりに目が行っていたため、取説も読まずに24時間表示が出来ないと思い込んでいたが、取説を見たら可能とのこ
とで慌ててやってみたら、ちゃんと24時間表示になった。
24時間表示にこだわる人は少ないかもしれないが購入時の基準にする人が居るかもしれないので、
パッケージに表示して貰えると有り難い。
この状態で使っていたのだが、平成19年の9月に突然バックライトが点かなくなり、分解して調べたがLEDもセンサー(CDS)も問題無く、原因不明。
色々といじっているうちに復旧不能にしてしまい、仕方なく廃棄処分。
その後、色々と違う機種を購入してみたが結局、この機種が昼夜を通じて見やすいため再度改造(LED交換)して使っている。
初期状態の青は明るさも暗く感じられ、文字とのコントラストが低いため見づらいのが難点。
Fizz-842
平成21年10月下旬に購入。外観は色が黒になった以外はFizz-750と大差は無い。機能的にも殆ど同じか?
早速バックライトのLEDを交換。元のライトは青なのだが、これは明るさも暗めで見づらい。
当初はパソコン屋でLEDを買って交換しようかと思ったがカー用品のコーナーに少し高めなものの12Vに直付け出来るタイプが有ったので(色は赤、白、青、橙が有る)を買ってLEDだけを使用して交換。
交換にはネジが小さいので精密ドライバーとハンダゴテは最低限、必要。
精密ドライバーで基板を止めているネジを外して基板を裏返ししてからLEDを取り外す。
ハンダゴテで取りづらければニッパ等でLEDの足を切って取り外すのが楽だろう。
LEDには極性が有るので取り付ける際は間違わないこと。
最初に付いていたのと同じ形(透けて見える端子?の向きを覚えておき、同じようにする)
なお、この時にアンテナ線を切ってしまう虞もあるので注意すること。アンテナ線が切れたのに気づかず戻してしまうと電波が受信出来なくなって電波時計としては機能しなくなる。
(普通のクオーツとしては使用可能だが...)
交換が終わったら元通りにして電源を入れバックライトが点灯することを確認する。
ちゃんと受信してバックライトも点けばOK。上手くいかない時は何処かにミスが有るので確認してやり直すこと。
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基板の裏側の様子、画面の中央付近の白っぽい横向きの物がLED
交換用に使ったLED(これのLED部分だけを使用)