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デジタルSSTVの申請方法



◆「デジタルSSTV」申請の準備

 
デジタルSSTVと呼ばれるソフトが出始めた頃は「DigTRX」が使われていました。ここで使用されている変調方式はRDFT方式と言われ、当局はその方式で変更申請をし、免許を受けていました。
 その後いろいろなソフトが発表され、その中で最近では「HamPAL」と呼ばれるソフトがが主流になっているようです。(と書きましたが、HamPALは作者のPCがクラッシュしたため開発を停止をしたようで、今は新たに「EasyPAL」と呼ばれているソフトを開発中とのこと。HamPALとは互換性があります。それにしても同じようなソフトが次々と!!)

 この「HamPAL/EasyPAL」の変調方式はDRM (Digital Radio Mondiale)と呼ばれる方式が採用されていて、従来のRDFT方式とは違っています。また最近の「DigTRX」もこのDRM方式に変更になっています。

 ソフトの変更で次々新方式が発表され、その都度変更申請することもないと思うのですが、バンド追加の変更申請のついでにこのDRM方式の諸元で申請をしてみました。 
 
   *DRM 方式は特に短波を中心とした振幅変調(AM変調)のラジオで使用されています。

 AOR社のARD9800はHamPAL、DigRXなどと電波形式は同じですが、諸元はAOR社独自です。ARD9800を付属装置として使用するときは別途諸元の記載が必要です。申請書の書き方はAOR社の HP で確認してください。




◆「デジタル画像転送」ソフトの電波形式

 EasyPALやHamPALなどの「デジタル画像転送」ソフトでの運用の電波形式は、下記のようになります
 この電波形式はAOR社ARD9800でも同じです。


 「デジタル画像転送」ソフトを使用して、親機をSSBモードで運用する場合、 G1D
 「デジタル画像転送」ソフトを使用して、親機をFMモードで運用する場合、 F1D




 



 


◆申請の仕方

  直接総合通信局に提出するか、TSSへ提出するかは変更する内容で変わってきます。既にSSTVやパケットの付属装置の許可を受けている局は、この「デジタルSSTV」のモードのみ追加し、直接総合通信局へ提出します。新規追加の場合はTSSへ提出します。詳しくはTSSのHP で確認して下さい。


1)無線局事項
 G1D、F1Dは一括記載コードの中に含まれますので、無線局事項には追加は不要です。(一括記載コードのみで可)
 書き方は設計変更書の裏面の対応する送信機にG1DF1Dを記載してください。

   *記載例
        下記は当局の例です。
        第1送信機はFT-850、第2送信機はFT-736、第3送信機はIC-1200です。
        これに各マイクロ波のトランスバータやTNC、パソコンを付属装置として接続しています。
        
        申請に当たっては自局の設備に合わせて変更して下さい。

        
                     (クリックすると大きくなります)


2)系統図
 下記の付属装置と諸元を記載してください。

   *系統図
   


   *付属装置の諸元

 変調方式  COFDM方式  ・帯域:300Hz〜2.3kHz、又は
     300Hz〜2.5kHz 
 ・副搬送波数: 29〜57
副搬送波変調方式   4/16/64 QAM
 エラー訂正  リードソロモン
  Codec  LPC、SPEEX、MELP
 画像圧縮  Jpegなど


   



*注




*注: デジタルSSTV(F1D、G1D)を申請するときはCODEC欄は記載不要です。(CODECは使ってない)
    デジタル音声(F1E、G1E)も同時に申請するときは記載してください。(<Tnx JI2WXU OM)

*CODFDM: Coded Orthogonal Frequency Division Multiplexing (符号化直行周波数分割多重)
*QAM: 
Quadrature Amplitude Modulation (直交振幅変調)
*LPC: Linear Predictive Coding
*Speex is an Open Source/Free Software patent-free audio compression format designed for speech.
*MELP: Mixed-Excitation Linear Predictive coding

 



 ☆TSSへ変更申請を提出、保証認定が下りました!(2006.11.2)

  24GHz帯を追加するついでに、このデジタルSSTVの諸元も変更してTSSへ提出してみました。
  1週間後、特にTSSからの問い合わせもなくすんなり保証認定が取れました。

  下記がTSSから送られてきた保証認定書です。


 
 
 下記が今回申請した書類の写しです。(赤字は説明のため追記したもので、申請書には書いていません)
   〈クリックすると大きくなります〉

1)工事設計書
 第1送信機と第4送信機は変更なし、第3送信機は送信不調のため撤去しました。
 今回は第2送信機に24GHzのトランスバータを追加しています。
 デジタルSSTVの電波形式はF1D、G1Dで変わりはありません。

   

2)送信機系統図

 第2送信機の系統図のみ変更しています。(同軸リレーの「C」の所に24GHzのトランスバータ{系統図は別紙}を接続)
 付属装置はパソコンとタスコのTNCです。


3)付属装置諸元
 諸元は4番目のデジタルSSTVのみ変更しました。
 特に今回は変更した箇所を明記したメモをつけてTSSへ提出しましたので、しっかり確認はしていると思います。


 
 ☆免許状が届きました

 関東総合通信局より免許状が届きました。下記が届いた免許状。
 今回変更申請して分かったこと。
  →24GHz帯以上では電波形式の一括記載コードがないこと。
 これで免許状にデジタルSSTVのF1D、G1Dが記載されました。


◆その他


E-MAIL:SSTV8877(あっとまーく)yahoo.co.jp  <−−−(あっとまーく)を@に直して下さい。