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自作で1枚しか作らないのであればジャノ目基板でも構いませんが、案外裏の配線や部品交換の時に厄介です。また空中配線というやり方もありますが、余り見栄えはよくありません。 と言っても、自分でプリント基板を作るのも大変です。いろいろ試した結果、当局はパターンはCADソフトで描き、エッチングは業者にお願いすることにしました。 業者に注文すると値段が高いと思われるかも知れませんが、エッチングだけですと国内でも安くできます。また今では海外の業者に注文すると驚くほど安くできます。
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1.昔の方法
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1)方眼紙にパターンを描く。 2)生基板にその方眼紙を乗せてキリで穴の位置を決める。 3)生基板の穴位置を見ながらマジックインキ(又はガリ版用の修正液)でパターンを写す。 4)エッチング液で溶かす。 5)シンナーでマジックインクを取り、穴あけする。 6)フラックスを塗る。
この方法は高周波回路のようなパターンを太く描く場合は最適ですが、最近のマイコン回路のような接続線が多い場合には一寸辛くなります。 また、最大の問題はエッチング液の扱いです。エッチング液を誤って絨毯や衣服に付けると、そこからボロボロになってきます。床にはビニールを敷き、衣服に付かないよう雨合羽を着てエッチングをするという大仕事になります。 もう一つ厄介なのがエッチング液の処理です。廃液は処理をしなければ捨てられません。溜まってくると処理に困ってきます。
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| 2. 最近の方法 |
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1)CADソフト パターンはCADソフトで描くことにしました。細かい線も引けますし、慣れれば手書きより早く描けます。 CADソフトはいろいろ使ってみた結果、次の2種類を使い分けています。選んだポイントは使い易いことと、安いこと。
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- PCBE
PCBEはアマチュアが使うには機能は充分であり、ありがたいことにフリーソフトです。部品のライブラリーも多くの方から公開されていますし、何より日本語ですので少しいじれば使えるようになります。CADソフトを初めて使う方にお薦めです。
当局は簡単な回路や高周波回路のパターンを描くときはこちらを使用しています。

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- Eagle
回路が複雑な(接続線が多い)パターンを描くときはEagleというドイツのCADソフトを使用しています。このソフトの一番は自動配線の機能があること。このソフトで回路図を描いた後、部品配置を決めれば後は自動で配線してくれます。昔ほど根気が無くなってきていますのでこの機能は大変助かります。
回路図、パターン、自動配線の3つの機能が付いたCADソフトは非常に高価ですが、このソフトは制限がありますが、何とフリーで使用できます。制限があってもアマチュアが使うには充分な仕様です。
このソフトはPCBEと比べ機能が多い分、使い方が大変です。慣れるまではいろいろ試行錯誤すると思いますが、ポイントは部品のライブラリーと回路図を正確に描くこと。ソフトは回路図通りにパターンを自動配線しますので、間違っていてもその通りに配線します(当たり前ですが)。ただ自動配線が終われば完成とは行きません。自動配線後の修正が結構あります。自分で思ったようなパターンが通っていない箇所もありますので、修正は必須です。
このソフトは非常に素晴らしいソフトなのですが、何故か新規部品のライブラリー作成に手こずります。何回やってもいつもイライラしながら作っています。少しいじれば慣れて来ると思うのですが、ここのところがもう少しスッキリできれば最高なのですが...
当局は「趣味の電子回路工作」のHPと、CQ出版社から出版されている解説書 を見ながらこのソフトを攻略していますす。
下のパターンはEagleの中にあるサンプル図です。当局はこれほど綺麗には描けません。hi!

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2)エッチング
前記しましたようにエッチングは業者にお願いしています。個人のお客でも扱ってくれる業者で、ここでのポイントも安価なこと。 当局は次の業者へお願いしています。
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- 大越電機工業製作所
CADソフト(PCBEとEagle)で描いたパターンをOHPシートにプリントアウトし大越電機製作所へ注文しています。
出来上がりはアマチュアには全く問題ないできです。値段もエッチングで悪戦苦闘することを考えると随分安上がりでできます。HPから事前に値段の試算できますし、また何かあってもコミュニケーションが完全にとれるので安心できます。(英語が堪能であればどこでも良いと思いますが。hi!)
欠点は一寸納期がかかります。(「急ぐ場合は他社へ注文してくれ」というメモが見積書と一緒に来ます。仕事はマイペースですね。) また、両面スルーホール基板ができないこと。 |
- Custom PCB
両面スルーホール基板をお願いするときは別の業者に注文しています。
CADで描いたパターンデータは業者に頼むときは普通はガーバデータに変換します。これが案外アマチュアとしては敷居が高くなります。当局はEagleで描いたパターンデータをそのまま扱ってくれる業者に頼んでいます。
一番有名な業者はブルガリアのOlimex
です。驚くほどの安さでできます。当局も2度ほどこの業者に注文しましたが、送ったデータかオーダ方法にミスがあると、もの凄い剣幕で怒られます。(いつもではないらしいが) いつも忙しいようなので、しっかりチェックして注文した方がいいようですね。
世界中を相手にした基板屋さんも増えて来ました。いろいろを探した結果、Custom
PCB
というクワラルンプールにある業者を見つけました。ここもEagleのデータそのままで受け付けてくれます。問い合わせのリアクションも早く、メールの対応も親切です。
完成したプリント基板は製造に5日(実働日で)、発送後4日で届きます。出来上がりも申し分ありません。また値段もそれ程高くありません。(それにしても日本は何故高いんでしょう。生産は海外と言っても日本の業者を通すと高くなります)
以下が、Custom
PCB社へ「Stabdardサービス」の注文の仕方です。
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・Eagaleのデザインルール ------ 注文前にHPよりダウンロードしてチェックが必要。
・片面/両面の基板サイズ ----- 4"x5.5"(約100x140mm)以内
・割付 ----- 小さな基板の場合、上記の大きさ内で複数枚取りができる。(但し追加料金あり)
・片面基板 ----- 4"x5.5"の単価$9、最低注文2枚で計$18(シルク、レジストなし)
パターン面はハンダメッキ仕上げで来ます。
・両面基板 ----- 4"x5.5"の単価$22、最低注文4枚で計$88(シルクなし、レジスト付き)
当局は両面基板の時はレジスト付きで注文しています。
・送料 ----- 日本まで$10 (4"x5.5"が2枚でも$10でした)
・住所、氏名、片/両面・シルクレジストなどの注文条件を書いたReadmeファイルとEagleデータをzipファイルにして添付します。(この辺はOlimexと同じやり方)
【注文の手順】
1)Custom PCB社のHPの「Get Quote」から見積もりを依頼。その時Eagleで描いたデータを添付。
2)Custom PCB社から見積もりと添付したデータに問題ないことをメールで知らせてきます。
3)Custom PCB社のHPの「Order Now」から注文します。
4)Custom PCB社から「ProPay
」へ支払い手続きするよう依頼が来ます。
ProPayは米国にあるクレジット支払い代行会社で、支払者は登録する必要はありません。また無料です。同じような代行会社は日本ではPaypal
が一番知られているかと思います。
5)ProPayへクレジット支払いの手続き。Custom PCB社から入金確認した旨のメールが来ます。
6)発注から実働5日後、FedEx社(運送会社)から発送した旨のメールが来ます。
7)当局はいつも発送から4日後に届きます。日本ではペリカン便が扱っています。
以下がCustom
PCB社から送られてきた95x67mmの完成基板。片面基板の2枚取りで注文しました。
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ペリカン便で届いた荷物。
Olimexでは基板は封筒に裸まま入れられた状態で届きますが、Custom
PCBでは基板は緩衝材とビニール袋で包まれ、小箱に入れられた完璧な梱包で届きます。
送料が$2高いですが、それだけの価値はあります。
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届いた基板。基板価格は4枚で
$20(割付け料金付き)、送料は$10で合計$30でした。1枚あたり$7.5(825円)と安くできました。
基板は日本では余り見ない色です。材質は一見ベークのようですがFR材(ガラエポ)です。 |
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基板のパターン面。一面、銀(だと思う?)メッキされています。
エッチングも問題ありません。穴位置は少しズレている箇所もありますが、アマチュアでは問題ないレベルです。
パターンはCADで描いていますので、それなりに格好良くできますね。
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