明日の相模湖  NO.887  2023/02 
    
   新型コロナ 5類化は自己負担が急増
 岸田政権は新型コロナの感染症法上の位置づけを5月の連休明けから「5類」に引き下げると決めました。5類化を機に、これまでのコロナ対策を大幅に縮小させようとしています。
 感染症法は、感染症を危険性などに応じて1~5類と「新型インフルエンザ等」などに分類します。新型コロナは現在「新型インフルエンザ等」に位置づけられ、2類以上の対応が可能です。5類になると季節性インフルエンザなどと同じ扱いになり、行政の役割は現在より非常に限定されたものになります。新型コロナの感染力は季節性インフルエンザよりはるかに高く後遺症の重さや死者数の多さも際立っています。
 現在は、コロナに感染して治療が必要になった場合、医療費の患者負担分は全額公費で賄われています。検査も医師が必要と判断すれば全額公費負担です。5類化後はこうした公費支援を一定期間後に廃止する方針です。公費負担がなくなれば検査や受診抑制を招くおそれがあり、国民の命や健康を脅かすだけでなく、感染拡大防止にも逆行します。

  診療所の統合は拙速に進めないで!
  
  
共産党北部地区市政対策委員長  市議選予定候補  中村 圭
 「中山間地域の持続可能な医療の在り方に係る基本方針(案)」について、診療所の統合方針は市民に十分知られていません。拙速に進めずに市民の意見を集めて慎重に判断するのが大事と考えます。
 各診療所は、歩いて通える範囲にある地域の住民にとって、かけがえのないものです。統合などではなく、むしろ拡充の方向に力を注がないといけないのではないでしょうか。
 宣伝や挨拶回りで「岸田さん、最初はいいかと思ったけど…」という声を多く聞きます。国民の声を聴かずに、勝手に物事を決めていく姿勢に大きな批判が起きています。
 岸田首相は、防衛費増額と増税を明言しましたが、この物価高の中、許されないことです。コロナを感染症「5類」に引き下げることについても、感染が広がり続けている今のタイミングで「5類」に引き下げる根拠が示されていません。市民は不安になるばかりです。
 立憲主義も民主主義も守らない、コロナ収束の責任は投げ捨てたに等しい、こんな政権には、4月の統一地方選で「NO」を示しましょう。日本共産党を伸ばしてください。中村圭へのご支援、よろしくお願いします。

  自然観察シリーズ NO.555  ウサギの話

 今年は卯年で、私もウサギ年生まれなのでウサギについて調べてみました。
 ウサギは大きく分けてアナウサギ(英語名・ラビット)とノウサギ(英語名・ヘアー)の仲間がいて、互いにかなり違った系統の動物であることが解りました。 アナウサギはヨーロッパなどに分布し、土に穴を掘って巣を作り、子育ては穴の中でします。その為生まれた子は目は開かず、毛も生えない姿で、しばらく親の世話が無ければ育ちません。一方のノウサギは日本にもいて、草原や林に住み、子供は地面に産み、巣は作りません。子供はすでに目もあいていて、体の毛も生えていて、一時間位で歩けたり餌を食べる事もできます。天敵に狙われるので、高速で走れるように後ろ足はかなり大きく長くなっています。
 植物のウサギが付く名前のウサギギクは高山の草地に生え、ヒマワリを小さくしたような黄色い花を咲かせます。二枚対になった葉がウサギの耳に似ているからという理由でウサギギクと云います。

   共産党が提案する内部留保課税
  賃金が下がり、長期の経済低迷が続く下での物価高騰││この危機を打開するためには、暮らしと経営を守る緊急対策と、日本経済のゆがみを根本から打開する方策を一体にすすめることが必要です。日本共産党はこの立場から緊急提案のひとつとして内部留保に課税することを発表しています。
 大企業の内部留保は500兆円にも及んでいます。このうちアベノミクスで増えた内部留保に5年間の時限的課税を行い、①10兆円の財源をつくって中小企業の賃上げ支援を抜本的に強化する、②大企業が賃上げした分は課税から控除する、という提案です。