明日の相模湖  NO.882  2022/09 
    
   値上げ加速の
     
対象拡大 食品8000品目

 生活必需品の値上げが加速しています。帝国データバンクの調査によると、食品の値上げは8月に2431品目にのぼり、9月以降の値上げ予定は8043品目(うち9月1661品目、10月6305品目)に達します。
 値上げ幅も拡大しています。6月以前が平均10%程度だったのに対し、7月以降は平均15~20%となっています。小麦・油脂・原油などの世界的な価格高騰に加え、円安を理由とする値上げが増えているためです。
 9月から、雪印メグミルクは家庭用マーガリンなど13品目を約6~14%、家庭用プロセスチーズ7品目を約4~9%値上げします。
 食品値上げは年内に2万品目を超え、平均値上げ率は14%となる見通しです。帝国データバンクは「年初に値上げを実施した食品類を中心として、円安を理由とした再値上げ・再々値上げが秋以降に集中しており、全体の値上げ品目数を大幅に押し上げる要因となっている」と指摘しています。

   自然観察シリーズ NO.551 植物 生藤山の夏のツツジ

  生藤山は神奈川県最北端の山で標高九九〇Mです。三角点があるので、この山域の代表的に呼ばれますが、すぐ東側の茅丸というピークが一〇一九Mで最高点です。
 このあたり小仏層の岩石が露出していて、けっこう険しい尖った尾根です。この岩場には夏はリョウブの白い花や、ツツジの仲間のバイカツツジや、ホツツジの小さい白い花が見られます。特にホツツジは、藤野地域では唯一の自生地かと思います。又、山麓ではコナラの木が普通ですが、生藤山の山頂付近は、より冷涼な所に生えるミズナラの木に変わっているのも見所です。

    内閣支持率急落続く
 内閣改造後も各社の世論調査で岸田内閣の支持率が急落しています。「朝日」では支持率が47%となり、7月の前回調査から10ポイント下落。「不支持」は前回比14ポイント増加して39%と内閣発足以来最高となりました。
 統一協会と自民党との癒着が支持率低下に大きく影響したことがうかがえますが、さらに安倍元首相の国葬問題、物価高に対する対応など重大課題に説明や議論を尽くそうとしない岸田政権の姿勢に国民の怒りが吹き出している表れではないでしょうか。