明日の相模湖  NO.881  2022/08 
    
   津久井やまゆり園事件から6年
     忘れない・風化させない・後世に伝える

  「津久井やまゆり園」で19人が殺害された事件から6年になります。 事件が起きた7月26日、相模湖交流センターで、「共に生きる社会を考える会」の主催による「犠牲者を偲ぶ会」が行われました。「考える会」はこの事件を「忘れない・風化させない・後世に伝える」ことを目的に、月命日には献花を続けながら、訪れる方々と交流し、そして事件のあった日には毎年、「偲ぶ会」を開催しています。
 「偲ぶ会」は、冒頭に参加者全員で犠牲になった方々に黙祷のあと、市長代理の方や津久井やまゆり園園長が来賓としてあいさつ。市長からはメッセージも寄せられました。
 この日のメイン行事は精神障害者のグループホーム建設反対運動や共同生活を送る精神障害者の日常の様子をありのままに描いたドキュメンタリー映画「不安の正体」の鑑賞。 上映後の意見交流会では映画の感想や、障害者に対する自分自身の優生思想・差別をなくす大切さなどが活発に話されました。

  第44回相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会
 7月31日、ダム建設殉職者合同追悼会が実行委員会の主催で相模湖交流センターで行われました。昨年と一昨年はコロナの影響で、式典は取りやめ、献花のみが行われてきました。
 今年は感染に配慮した形で行われ、相模原市長はじめ神奈川県や関係国の大使館や団体の来賓から追悼の辞が述べられたあと、参加者全員で献花。
 最後に追悼と友好・平和を願って荒井雅至氏のヴァイオリン演奏や横浜中華学校国術団による舞踊や中国獅子舞が披露されました。獅子が会場内を駆け巡りみなさんびっくりでした。

  自然観察シリーズ NO.550 植物 ギンバイソウ

   ギンバイソウは、山地の沢のそばなどの湿った半陰地に生える多年草で、7月頃白い梅のような花を咲かせます。葉がカニのハサミのような独特な形をしているので、花が無くても見分けられます。
 以前見られた佐野川の奥にそびえる生藤山の麓へ行きました。この地域は東京・神奈川・山梨の境で、山梨側の登山口の井戸の軍刀利神社周辺で、この日は見る事ができました。有名な大カツラも天を突く大木です。
 次は生藤山・茅丸方面の山頂部の植生の調査に登って行きました。(次号へ続く)
   第2次岸田改造内閣 ”統一協会隠し”破綻
 岸田首相は10日、第2次改造内閣を発足させました。統一協会との関係については、岸田首相が「厳正に見直す」と口にするものの、今回の党役員人事・内閣改造でも同協会と関係をもつ人物を起用。しかも「見直し」は各議員に丸投げし、党として調査する姿勢もありません。(一般のマスコミは「統一教会」と表記していますが、共産党は「統一協会」と表記しています。統一協会は2015年に「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」に名称変更しましたが、社会的批判をあびてきたカルト集団であることに変わりないためです。)