明日の相模湖  NO.853  2020/09/13 
    
    アベノミクス
   大企業・大株主は大もうけ 国民は疲弊し、経済弱体化

 退陣を表明した安倍晋三政権の経済政策アベノミクスは日本経済と国民生活に何をもたらしたでしょうか。「光と影」があると評価するメディアもありますが、アベノミクスの恩恵を受けたのが、大企業と大株主ばかりであることは、数字をみれば一目瞭然です。
 円安による為替差益などで大企業は利益を急増させました。安倍政権が法人3税の法定税率(国・地方の合計)を37%から29・74%に引き下げたため、利益はさらに膨れ上がりました。株主還元が強められ、配当金がうなぎ登りに増えました。
 他方、労働者の名目賃金は横ばいを続け、実質賃金は低下しました。2度の消費税増税と、たび重なる社会保障改悪で国民の負担は増え、個人消費が落ち込み続けました。
 ひたすらに大企業と大株主の利益を追求したアベノミクスによって、国民生活は疲弊し、日本経済は弱体化したのです。賃金アップ、非正規労働者の正社員化、消費税減税、社会保障充実など、暮らしに希望をもたらす政治への抜本的転換が急務です。
   増える非正規労働者
 アベノミクスで雇用が増えたといっていますが、増えたのは低賃金で不安定な非正規労働者です。多くの非正規労働者がコロナ危機のもとで仕事を失いました。2月から7月にかけて116万人も減りました。
(9/5付しんぶん赤旗より抜粋)

   自然観察シリーズ 植物 NO.522  リシリヒナゲシ 
  七月に、北海道の稚内からフェリーで利尻島へ渡りました。
 利尻島は海から一七二一mの高さまで聳える火山島です。その利尻島に固有種の花がいくつかあり、その中の一つにリシリヒナゲシという花があります。日本では唯一の自生のケシで、この島だけにしか見られません。
 この山は途中から険しいので、登りで六時間かかります。九合目あたりのザラザラした軽石の中に点々と見られ、草丈十㎝~十五㎝で、花径三㎝位の薄い黄色の和紙のような花を咲かせる高山植物です。私もこの花を見る事ができて、はるばるやって来た甲斐があったなと思った瞬間でした。そこから間もなく山頂に着きました。青空が広がっていて、下界を見るとぐるっと海で霧の間に港も見下ろせました。我々は山頂で暫く憩った後、又六時間かけて麓へ下って行きました。

    「明日の相模湖」保存版 第17号ができました
 「明日の相模湖」のNO.801~850号をまとめた保存版、第17号ができました。
 共産党相模湖支部は、暮らしやすい社会・地域にするために、「明日の相模湖」という地域政治新聞を発行し、安倍政権の暴走をストップさせ、住民要求実現にむけての情報を発信してきました。その足跡と、好評をいただいている「植物シリーズ」を改めてまとめてご覧いただけます。ご希望の方には500円で頒布していますので、「明日の相模湖」をお届けしている者か宮崎(685-1046)までご連絡下さい。