自然観察シリーズ 山
 NO.592 〈植物〉  ヒサカキ(姫榊)とサカキ(榊)
 三月に里山の照葉樹の林で、ヒサカキの花が咲きます。クリーム白色の小さな花を枝先にびっしり咲かせます。ところが、花の香りが独特の悪臭がするというのです。汗とかトイレ臭いとか云われ、山歩きの好きな人は、春が来た臭いと云う程です。私は鼻の臭覚がかなり弱くなっているので、残念な事に良く解りません。
 ヒサカキは神事に供える時に使います。関東以北の寒い地方には、サカキ(ホンサカキ・マサカキ)が分布しないので、ヒサカキをサカキと云って用いますが、関東以南ではサカキ(ホンサカキ)を用いるようです。ヒサカキとホンサカキでは、葉の大きさやギザギザが有るか無いか、花の大きさや咲く時季が全然違います。ホンサカキの花は6月~7月の暑くなってきた頃、お茶の花を少し小さくしたような白い花を咲かせ、芳香があるようです。
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NO.593 〈植物〉 コガネネコノメソウ(黄金猫目草)
  名著「日本百名山」の著者の深田久弥が、登山中に脳卒中で倒れ、亡くなった山梨県の茅ヶ岳で、毎年4月第3日曜日、「深田祭」が明日あるとラジオで云ったので昨年の4月20日、思い立って一番列車で韮崎へ向かいました。この日韮崎駅から無料シャトルバスが運行されたので、それを利用しました。登山口ではセレモニーが行われ、登山者には記念バッチやあんぱんが配られました(有料)。
  私も他の登山者と共に、山頂をめざしました。沢沿いのカラマツ林で久し振りにコガネネコノメソウを見つけました。小さいけれど黄色い色が目立ちます。コガネノノメソウは、割と標高のあるカラマツ林などで見られるネコノメソウです。
  けっこうきつい急登を頑張って、久し振りに山頂に立ちました。見ると大パノラマが広がっていました。富士山を始め、残雪の南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳連峰、金峰山や瑞牆山など、昔なじみの大好きな山々が待っていました。胸が熱くなって見つめていました。
 下山路は別の道を下るようになっていて、途中鮮やかな紫色のミツバツツジの花や、小さい花のマメザクラがいっぱい見られました。
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