自然観察シリーズ 山
 NO.590 〈植物〉  ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
  12月のある日、いつものように散歩に出かけた。私の散歩は、ただ黙々と歩いて歩数を稼ぐウォーキングとは違い、植物や昆虫や鳥などを探したり観察したりする自然観察散歩です。
 この日も近くの墓地の日当たりの良い展望台まで行くと、山の斜面に赤い透き通るようにきれいな実が、垂れ下がるようにいっぱいなっていました。里山では割と良く見られるヒヨドリジョウゴという植物でした。
 ヒヨドリジョウゴはナス科の蔓草で、赤い実に鳥のヒヨドリが集まって、賑やかにしている様子から付けられた名前です。しかし、この実にはソラニンというジャガイモの芽やホオズキなどに含まれる同じ毒があるので、人が食べると中毒します。
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NO.591 〈植物〉 ミヤマシキミ(深山樒)
 冬の里山を歩くと、林の中に鮮やかな赤い実を付けている低木があります。樹高一m以下の常緑樹で、葉は厚くてふちにギザギザは無くて、整った形をしています。春に白っぽい花の集まりを枝先に咲かせます。雄株と雌株は別々で、雌株に付いた実が秋から冬に真赤に色付いて目立ちます。ミヤマシキミは全体に毒があるので、鹿などに食べられないようです。
 関東地方から西の地方に分布し、台湾にも分布します。観賞用に園芸店は学名の「スキミア」の名前で売られています。
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