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生藤山(九九〇・三M)は、神奈川県では最北の山で、三角点があるので、この山域の代表ですが、すぐ東のピークの茅丸の方が一〇一九Mと連行山が一〇一六Mで千Mを超えています。そして生藤山の西にあるピークが三国山、九六〇Mで、神奈川・東京・山梨の接点になっています。以前は桜と富士山や山梨方面の山々の見渡せる好展望の所でしたが、最近は雑木や植林の杉や桧が伸びてすっかり見えなくなっていました。生藤山から連行山の間は小仏層の岩場でけっこう険しく、気を付ける所ですが、富士山の眺めは素晴らしいです。私はこの山の麓で生まれ育ったので何十回も登っています。登路は佐野川の鎌沢コース・和田コース・上岩コース・和田峠からのコース・上野原の井戸コースなどあり、連行山からは檜原村へも行けます。
標高が高くなると植生も変わり、麓のコナラがミズナラになったり、ブナやマンサク・カタクリ・ホツツジ・バイカツツジ・ミツバツツジ・ヤマボウシ・ホソバテンナンショウ・ヒトツバテンナンショウなど見られ、春から初夏、楽しませてくれ、ヤマナラシの葉が風に揺れ、サラサラと涼しい音を響かせてくれました。
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