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石砂山は牧野地区にあり、石老山と道志川の間にある、高さ五七七Mの東峰と五七二Mの西峰から成る、東海自然歩道上のコースにある双耳峰です。何の変哲も無い低山ですが、ギフチョウの最も東に生育する山という事で、広く知られるようになりました。
ギフチョウはかつて丹沢から多摩丘陵から高尾山あたりまで生育していた蝶でしたが、現在、石砂山が分布の東限となっている貴重な存在です。
早春、桜の花の咲く頃、成虫は出現し、サクラやスミレやカタクリなどの花の蜜を吸いにそれらの花に訪れます。天気の良い日は日当たりの良い地面で翅を広げて日光浴をしています。その頃は「春の女神」と云われ、春しか見られないこの蝶に会いに多くの人が訪れます。石砂山への登り口は篠原・牧馬峠・伏馬田などから行けます。篠原には駐車場もあります。
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