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5月末から6月にかけて、大発生していた昼行性の白い蛾が、5年程して今年は一段落したのか、チラチラ飛んでいた姿が少なかったようです。 この蛾はキアシドクガというドクガ科の仲間ですが、この種類に関しては無毒なので、幼虫の毛虫にさわっても、手に載せても害はありません。
食樹のミズキも、去年までは食べられて丸坊主の無残な姿でしたが、今年は花も咲いていました。これは大発生していた数年の間に、天敵である小さな寄生蜂や、幼虫の体液を吸うサシガメというカメムシの一種や、カビなどの菌類などの力が働いたと思われます。
特定の種類だけが増えてしまわないように、天敵が増えて自然のバランスをとる力が働いたと、安心した今年の初夏でした。
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