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蝶の中で春から秋まで年間を通じて数回発生する種類では、春型・夏型と呼ばれるものがあります。蛹で越冬し春に成虫になったものを「春型」と呼び、これ以後発生したものを「夏型」と呼んでいます。又、成虫で越冬した蝶が春に産卵し、夏に成虫になったものを「夏型」と呼び、その「夏型」以後に発生したものを「秋型」と呼んでいます。
一般にアゲハチョウ類では「春型」は小形で「夏型」は大形になります。模様の色も濃く、黒ずんだりします。 タテハチョウ科の一種のサカハチョウでは、春型と夏型では別種のように見えます。タテハチョウ科やジャノメチョウ科では、日長や温度の変化による「秋型」があります。見た目には翅のふちのギザギザがより強くなっています。
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