自然観察シリーズ 昆虫
 NO.542 昆虫(6) オサムシとゴミムシ  甲虫目 オサムシ科
 オサムシとゴミムシは主に地上で生活し、歩き回って他の虫や小動物を食べます。一部のゴミムシは樹葉上やキノコにもいます。
 ゴミムシ類より大型のオサムシ類は、後翅が退化して飛ぶ事は出来ません。その中でマイマイカブリはカタツムリを専門に食べるので、頭部が細くなっています。アオオサムシは、このあたりでも普通で、ミミズを主に食べています。クロカタビロオサムシは他のオサムシ類と違って跳ぶことが出来るので、樹上のチョウやガの幼虫を食べています。
 北海道にはオオルリオサムシやアイヌキンオサムシなど、キラキラ輝く美しい種類が多く、マニアのあこがれです。
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NO.543  昆虫(7) トラの名の付く昆虫
 新年明けましておめでとうございます。
 今年はトラ年ということで、トラの名の付いた昆虫を調べたら、かなりたくさんの種類がありました。
 カミキリムシ科の一群にトラカミキリ類があります。たいがい体表に縞模様があり、日本に70種位知られています。中にはスズメバチに擬態していて、動きもハチに似ている種類もいます。
 トラガは蛾の一種ですが、昼間活動し成虫は山地の花に集まります。
 ラフシジミは良くクリの花で蜜を吸っています。
 コガネムシ科のオオトラフコガネやトラハナムグリも山地の花上で良く見られます。トラマルハナバチやトラフトンボもトラを連想させる色や模様をしています。
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