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今回から昆虫シリーズの始まりです。
日本に30種類いるセミのうち、ハルゼミと名が付いている種類は3種います。ハルゼミとエゾハルゼミとヒメハルゼミです。
去年の5月、藤野の里山を歩いていたら、頭上から「ムゼー・ムゼー」というハルゼミの声がしていました。山の尾根すじの松林で啼いているので、マツゼミとも云われます。高い幹の上なので姿は見られませんでした。又、丁度今頃の季節6月から7月、標高が千M以上の山へ行くと、さわがしく啼いているセミがエゾハルゼミです。山登りをする人には初夏の山のおなじみの声で、天気が良いと一日中集団で「ミョーキンミョーキンケケケケ」と啼いているのでうるさい位です。
セミはオスしか発音器が無いので、啼いているのはオスだけです。千Mから千七百M位の標高の所に生育していて、里のセミより早く山ではセミしぐれが聞かれます。
もう一つのヒメハルゼミは少ない種類で、生育地では集団でミンミンゼミのような声で啼くそうです。各地で天然記念物なっています。箱根の早雲寺が知られています。
次回もお楽しみに!
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