自然観察シリーズ 植物 
 NO.530 ホソバカナワラビ   オシダ科
 今年の元日も例年通り0時に与瀬神社へ歩いて初詣に行き、5時には津久井湖に移動して、津久井城山で初日ノ出を見る為登りました。暗い山道でヘッドランプに照らされ、葉が光って見えたのがシダのホソバカナワラビです。
 このシダはわりと乾いた林に生え、葉が黒っぽい緑をして厚みもあり、艶があります。一番下の葉の内側の羽片が大きいのが、似た種類との区別点です。
 今年も素晴らしい初日ノ出を拝み、コロナの退散を祈り、元日から一万歩歩きました。城山でもナラ枯れ病のコナラの大木が何本も見られました。
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NO.531 キヨスミヒメワラビ   オシダ科
 冬の植物観察は花は無いけど、寒くても青々とした(緑色でもアオアオという)常緑性のシダ類に目がいきます。
 イノデ・リョウメンシダ・ウラジロ・イタチシダ・ホソバカナワラビ・イワガネソウなど、いろいろな種類があります。まわりが枯れ野のせいか、特に緑色のシダが目立っています。
 今回注目するのは、キヨスミヒメワワビという種類で、山の斜面で少し湿り気のある日影地に見られ、一株二~三枚の葉を地面に這うように広げています。40㎝~1m位の草丈で、中心の軸にびっしり毛が生えているのが特徴です。キヨスミという名は、千葉県に清澄山という山があり、そこにちなんだ名前のようです。春には新しい毛むくじゃらの若芽が伸びていてびっくりしました。
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