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最近、底沢渓谷を歩いて見つけたサルオガセに似た植物がありました。谷川ぞいに生えた木の枝や、倒木に網のような藻のようなものがいっぱい垂れ下がっています。
一般にサルオガセは霧深い高所のカラマツの枝などに垂れ下がる1m近い長いフワフワしたものですが、低地の底沢で見られるのは20㎝~30㎝位で、薄い緑色をしています。サルオガセの仲間で調べましたが、名前は解りませんでした。現在も調査中です。
サルオガセを含む地衣類は、コケ類とも違い葉緑体は持たず、菌類と藻が合体した共生体です。サルオガセが木を枯らすと云われますが、全然そんな事は無く、日当たりを求めて枯れた枝に付いて場所を借りているだけで、水分は空中から養分も自分達で作っています。
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