自然観察シリーズ 植物 
 NO.526 キジカクシ(雉子隠し)  クサスギカズラ科クサスギカズラ属
 里山を歩いていると、草地に時々見かけるキジカクシというフワフワした感じの、アスパラガスにそっくりな植物があります。でもずっと茎は細くてやせていてなよなよと倒れかかっています。アスパラガスの原種?と思わせる日本名はキジカクシと云います。
 孫山下の林の中に割と多く生えていました。図鑑では小さい花と実が載っていましたが、雌雄異株のようです。ちなみに畑のアスパラガスは日本名はオランダキジカクシと云い、外国種を栽培したものです。キジカクシも細いですが、芽は食べることはできます。
(以前はユリ科に含まれていましたが、今はユリ科は細かく分類されました。)
一覧表へ戻る
NO.527 キノコ ③
  秋の山歩きで楽しみの一つにキノコ採りがあります。
 キノコの季節は一般に、キンモクセイの花が咲く頃が一番種類も量も採れると云われます。しかし、晩秋になってから見られるキノコもいろいろあります。
 先日も裏山の雑木林を散策していると、落葉の積もった所にきれいな薄紫色のムラサキシメジがあって、まだ幼菌だったのでゲットしました。そのあとモミの木のまわりを探して、アカモミタケとヒメサクラシメジを見つけました。共にモミの木と共生しているキノコで食用になります。又、別の所でナラタケやオオイチョウタケを採取し、それらを帰宅してから焼いたりナベに入れたりして、秋の山の恵みを味わいました。
 私はキノコの趣味は四十年程で、見分けられるようになりました。(野生種は毒菌も多いので、むやみに食べるのは危険です)
一覧表へ戻る