鈴木先生と佐藤くん
[佐藤(さとう)くんx鈴木(すずき)先生] BY 弥耶さん



<登場人物>

◆鈴木 拓郎(すずき・たくろう)
Age 36
B.D 3/6
B.T A
Body 177cm/62kg
Visual 童顔。銀縁眼鏡。基本はスーツ。髪の毛は後ろに流す感じ。
<人物像>高校の古典教師。生徒会執行部顧問。いつの間にか佐藤くんのハニーに。

◆佐藤 宏和(さとう・ひろかず)
Age 17
B.D 4/1
B.T O
Body 178cm/60kg
Visual 学ラン。軽くパーマをあてている。黒髪。意志の強そうな目。
<人物像> 生徒会長。破天荒さに人気が集まる。 軽いノリだがけっこう真面目。 鈴木先生をモーレツアタックの後モノにした。

 生徒会室の明かりがまだ点いている。
 (もう9時だぞ?誰だいったい。)
 生徒会室に残っている生徒は、顧問である鈴木の管轄だった。全員帰すまで自分も帰れない。
 「誰だー?もう遅い、帰るぞー。」
 「あ。先生。」
 ドアを開けると、生徒会長の佐藤が居た。
 「なんだ、お前だったのか。他の奴はどうした?」
 自宅にパソコンある奴らばっかだから、仕事持ち帰り組。俺持ってないから残業組。」
 「でも、もう遅いぞ?お前が帰らなきゃ俺も帰れないんだ。」
 「ゴメン、もうちょっと。ダメ?」
 余裕なさげな表情に、「駄目だ」とは言いにくくなった。
 「・・・しかたねーな。ウチ来い。」
 「マジで?!うっわ助かるよセンセ!!」


 鈴木のアパートに着くと、佐藤は即行で文書を打ち始めた。これは明日の執行部会議のレジュメだ。ないと話が進まない。
 (普段おちゃらけてるが、根っこは真面目なんだよな、コイツ。)
 その姿に、鈴木はしばらく視線が固定されていた。
 「終わったー!あ゛ー疲れたっ!」
 「お疲れさん。んじゃ、家まで送っちゃるよ。」
 「えー?泊めてよ。」
 「駄目だ。帰れ。」
 「やだよん。」
 「親御さん心配すっだろ。」
 「男の子には母ちゃんは寛大なんだ。」
 「送る。ほら準備しろ・・・」
 「や・だ・ね。」
 佐藤に車のキーを取ろうとした手を引かれ、鈴木は床に体を倒された。
 嫌な、予感。
 「ま・・・ま、さか・・」
 「何がまさか?」
 「や、止めろ佐藤!」
 「だーめ。逃がさないよ、拓郎さん。」
 「鈴木先生と呼べ!」
 「なに、そういうシチュエーション好きなの?でも確かに萌えるかも・・・あたっ!」
 鈴木が佐藤の頭を思いっきり殴った。
 「馬鹿野郎!止めろって!嫌だ、明日学校だろ、立てなくなるじゃねぇか!!」
「優しくすっからv」
 「やだって・・!・・・っ。」
 抵抗する鈴木の言葉は封じられた。舌を絡め取られ、強く吸われる。
 ネクタイを緩められ、ワイシャツのボタンを外される。スラックスの前もくつろげられ、微妙な手つきでなぞられる。
 「ぃやだっ、ちょ、さと・・」
 「“宏和”って呼んでよ、こんなときくらい。」
 「真面目に・・・っ、勘弁・・!なぁ!」
 「止めてあげないよ。かなり久々だもんね。超久しぶり、拓郎さんのナマ肌・・・v」
 佐藤の舌が腰骨のあたりをなぞる。
 そこは、鈴木はかなり弱い。
 「ひゃっ!あ・あっ、や!ほんとにソコはっ・・・!」
 「いー反応・・・。」
 下着といっしょに膝に引っかかっていたスラックスをすべて引きずり落とす。
 露わになった部分に、佐藤の指と舌が這う。
 「さと・・、や!止めろ、止めなさいっ!」
 「でももうツライっしょ?勃っちまってるよ、拓郎さん。かぁいいねぇ。」
 「ば・・・!止めろってば!!」
 そんな声はお構いなしに佐藤は続ける。
 「慣らすね。」
 「ひっ、ぅぁ・・・っ!」
 指が、一本。中で蠢く。同時に中心も弄ばれる。
 「は、・・・ぁ、ぅあ・・・っ。」
 (いー声だなぁもう。たまんね。)
 その後佐藤は時間をかけて三本まで指を増やし、鈴木の反応を見る。
 「・・・な、も・・駄目、佐藤・・・さと・・・」
 もう、鈴木は抵抗を諦めていた。ただ、焦らされているのがたまらない。
 はやく達してしまいたい。
 それしか望んでいなかった。
 (拓郎さん、かわいすぎだってば・・・。)
 嗜虐心が煽られる。
 「なに?どうしたのセンセ。教えてくんなきゃわかんないよ。」
 「!」
 「ホラ、そんな真っ赤になってないで教えてよ?授業はしっかりやってくださいよ先生?」
 鈴木の顔が羞恥に染まる。目尻には涙が滲んでいた。
 「・・も・・・ばかやろぉ・・・っ。」
 (う、わ・・・・。)
 「・・・ごめん、もうしないって。」
 (こんな顔されたら、俺の方だって我慢なんねってば!)
 「力抜いててね・・・!」
 「あ!あああぁぁ!くぅぁ・・・っ!」
 強烈な異物感。悪寒にも似たぞくぞくする感覚が身体中を駆けめぐる。
 佐藤はすべて納めてから、鈴木が慣れるまで動かず待つ。
 「も・・・動いて・・・っ」
 「もうちょっと待たないとつらいよ。優しくするって言ったっしょ?」
 「ん・・。」
 佐藤はすぐにでも激しく揺すりたい衝動を堪える。
 それがわかっている鈴木は佐藤を想うとたまらなくなった。
 「もう、だいじょぶ・・だから。」
 「ほんと?慣れた?」
 「いいから!・・・宏和・・・!」
 「!・・・拓郎さん・・っ!!」
 「はぁ!」
 柔らかく、奥に打ち込まれる。
 「ああっ!・・・っ!っく、は・ぁあ・・・!」
 だんだん激しさを増す動きに理性が飛ぶ。
 もう、なにがなんだかわからない。

 「ひろ・・・、ひろかずぅ・・・っ!」
 「拓郎さん、めっちゃ好き・・・!」
 「は、あ・・・あ・・・・・・っ!!」


 「オハヨ。大丈夫?拓郎さん。」
 「・・・早く服着ろ佐藤。」
 (無視かい。)
 「あ、ダメじゃん。“佐藤”でなくて“ひ・ろ・か・ず”!夕べはあんなにかわいく呼んでくれたのに・・・。」
 「ば・馬鹿!なに言ってんだっ!!お前なんか置いてくからな!」
 「えー?!ちょっと待ってよ!!ねぇ、拓郎さんっ?!待ってーーーっっ!!!」


 (なんで、こんな奴に落とされちまったんだろ、俺・・・・。)

 鈴木拓郎、恋に振り回される36才・独身。



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BDに頂きましたv
私には書けない年下攻めのお話です。
テンポがあって読みやすいでしょう?
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