大島

伊豆大島



2006.10.7-8

大島は、竹芝まで1時間45分というジェットホイール船が就航して、 夏場だと、大島着が9:45、出発が16:40、十分日帰りダイビングが可能な場所となっている。。
以前から、このジェットホイルを使って、大島日帰りダイビングをしようとしていたが、 10月になるとジェットホイルの運行が変わって、大島着が10:05、帰りの便が15:00発が最終なので、 本来の日帰りダイビングは難しくなっている。
その代わり、前日の夜の便で早朝6:00に大島に到着する日程だと、午前中に2本潜って、午後便のジェットホイルで帰ってくることが可能である。
船中泊だが、日帰りみたいなダイビングである。
交通費は行きの客船の特二等が6000円、ジェットホイルが6500円。 やや高いが、ダイビング自体はビーチなので、2本で8400円。
まあ許せる範囲である。
これで、今回大島に行くことにした。


今回は、船の手配も、ショップの手配もネットで行った。
大島現地のショップは、atopapa。 ネットで探した、小さなアットホームなショップである。
土曜の夜出発だったが、金曜の夜に台風が来て、空前の暴風雨となったため、出発も危ぶまれた。
出発の夜も、竹芝桟橋では風が強かったものの、大島までは出航するとのこと。22:00発のかとれあ丸で大島に出発した。
船室も、学生時代に良く使った、二等の大部屋ではなく、特二等の二段ベッドだったので、ゆっくり寝れた。 快適な船旅である。なにせ、夜行日帰りなのだから、力を蓄えておかないと体がもたない。

ゆれも少なく、順調に早朝6:00に大島岡田港に到着。 桟橋で、atopapaのオーナー今関さんの出迎えを受け、早朝到着のため、御神火温泉の休憩場に送ってもらい、8:00まで休憩した。

8:00に再度、迎えに来てもらい、ショップに行く。 本日のゲストは4名。一人はセルフで潜るので、ガイドと潜るチームは3名であった。
ポイントは秋の浜。大島の北側にあるビーチポイントである。 秋の浜は、大島のメインのポイントであり、ビーチであるが、魚の種類が多く、多くのダイバーが集まっている。
準備をして9時過ぎにエントリー。水温は23℃。透明度は10m程度。
一本目は、サザナミヤッコ幼魚(写真中)、クマノミの卵、イガグリ、ハタタテハゼ、クロフチスズキベラ幼魚、 コブダイ幼魚、ヒトデヤドリエビ、スジハナダイ、ニシキウミウシ(写真左上)、キイロウミウシ(写真中上)、ベニイザリウオ(写真右上、左)、 ハダカハオコゼ、メガネスズメダイ幼魚(写真右)、ヒメフエダイ幼魚、カエルウオ などを見た。

エキジットして少し休憩。
一本目の潜水時間が59分だったので、最後のほうは寒くなったが、天気がよく気温が高いので、陸に上がると快適である。
低気圧の過ぎた後で、久々の快晴とのこと。本州側も良く見えて、富士山もばっちり見える。 いかに、大島が近いかがわかる。 しかし、伊豆半島から目で見える程の位置なのに、海の透明度は全く違うのは不思議である。
二本目は11時過ぎにエントリー。二本目は砂地エリア中心に潜る。少しにごりが出た様である。
コウイカを激写した後、ハゼ系の魚中心にみて、戻ってくる。 一本目が長いダイビングだったにもかかわらず、最大水深32mということもあり、 やはり減圧停止が出た。
10分ほどの減圧停止をいれて、66分のダイビングとなった。 見た魚は、アオサハギ、コウイカ(写真中)、トビヌメリ、サキシマミノウミウシ(写真左)、ヒレナガネジリンボウ、 ヤシャハゼ、ホタテツハゼ属、メイチダイ、ハナハゼ(写真左下)、ホシテンス幼魚(写真右)など。

ショップに戻る途中で昼食を買い、ショップで昼食、器材洗いをして、ログ付け。 全てが終わって2時前であった。
帰りの高速艇は3時出発。十分余裕の時間である。
2時半過ぎにショップを出て、港に向かう。
高速艇は1時間45分で竹芝まで着いた。
帰りの時間は、日帰りで車で伊豆に行くよりもよっぽど早い。
今後も使えそうな、パターンである。