西川名2007



2007.9.2

今年の西川名はトビエイの当たり年とのこと。 透明度もよく、魚影も濃いとのことで、行くことにしました。 今回は、スペシャルオレンジのツアーに乗ることとしましたが、 前日が明鐘金谷のナイトダイビングだったので、 前日夜に自車で参加、合流ということになりました。
途中事故渋滞があったものの、夜間でもあり、2時間程度で金谷に到着。 館山道の開通は内房のアクセスを劇的に変えました。
金谷のナイトダイブ組に合流して夕食を食べた後、金谷の旅館に宿泊。 翌日の西川名に備えることにしました。


翌朝、金谷に自車を置いて、皆と一緒に早朝6時半に金谷をでて、西川名に向かいました。

1時間程度で西川名に到着。 道路事情は改善し、余裕の到着です。
小笠原に台風が接近していましたが、天気もよく、海況も問題ありません。

9時のボートになるために、準備開始。
一本目は早速トビエイの根です。
透明度は10m、悪くない感じです。流れもさほどでもありません。
トビエイの根には、キンギョハナダイの群れの奥に、ネンブツダイの大群がひしめき合い、すごいことになっていました。 (写真右上)
ふと、目を落とすと、そこにサガミリュウグウウミウシ(写真左)発見。 そうこうするうちに単体のトビエイがふらりとやって来ました。
あいにく近くで写真とれず、再び根に戻ると、マクロがいっぱい。カエルアンコウ(写真右)、ムラサキウミコチョウ(写真中)、 サメジマオトメウミウシ、ミツボシクロススメダイygと、マクロもワイドも同時に楽しめるという、西川名の魅力炸裂です。
帰りがけにまたトビエイが単体でふらりとあらわれました。 じつは別ポイントでは、トビエイの大群が乱舞していたとのこと、少し残念でしたが、 普通に考えれば充実の一本です。

上がって、休憩。西川名は1時間おきに船が出るので、1時間の休憩をはさんで次は11時のボートとなります。
二本目はV字谷で、クエ、ヒゲダイ狙いです。
まず、行きの途中で5-6枚のトビエイ目撃。思わずラッキーでした。
V字谷では、待ちかまえたようにヒゲダイ(写真右)、その後キンギョハナダイにまみれたクエと遭遇(写真中)。
そして、さらに行くと、そこには本日のベストポイント、タカベの大群(写真左)。 もう、先が見えないほどのタカベのシャワーです。
これは圧巻でした。すごい勢いで泳ぎまくっていました。その中に時折ブリやイナダなどがアタックしているのが見られます。
しばし、タカベの世界に我を忘れて、埋もれていました。この日の西川名は最高です。

12時にはエキジット。午前中に終わってしまうダイビングでした。
この後、金谷まで戻るのに、一般道を北上しながら房総観光ということになりました。
まず、館山船形の大福寺崖観音(写真)に行きました。ここは文字通り崖の中腹に立ててある観音堂です。 調べてみると、どうやら漁民の安全と大漁を祈願するために、717年に行基が開いたとされているらしいけど、 現地には全く説明書きがなく、詳細は不明です。
但し、上からの景色はなかなかです。

その後、北上し、安房に入ると、大黒山という小高い高台のうえにある展望台が気になり、登ることにしました。 かなり急な坂でしたが、10分程度で頂上に到着。 ここは、勝山城跡であり、眼下に勝山港、海には浮島、遠くに鋸山と金谷城が見えて、景色は良いです。
ただ、駐車場はわずかにあるだけで、ほとんど観光客はいません。

結構いい時間になったので、結局金谷まで戻って、いつもの番屋で昼食となりました。
今回は自車で参加なので、金谷で解散。帰りはなんと自宅まで1時間半でした。 館山道開通は、素晴らしいです。