夏祭り




夏祭り

一宮七夕祭り




尾張一宮の七夕祭りは、仙台、平塚と並んで日本三大七夕祭りの一つとされている。
正式名称は「おりもの感謝祭、一宮七夕祭り」であり、古くから発達した繊維産業は神社のご加護によるものとして、毎年その感謝と今後の繁栄を祈って行われてきた。


本町通りのアーケードは、様々な飾り付けが施され、数十メートルおきに写真のようにいくつかのテーマを持ったゲートがある。そして、この通りがそのまま服織神社の入り口に至る。




写真にある時代絵巻風の御衣奉献大行列は真清田神社の摂社、服織神社の織物の神様に特産の織物を奉献する行列である。笛を吹いているのが伶人、白装束の白丁が奉献の品を運ぶ。 他にも少年武者、奉献使、服従、舞姫が並び三百余名の大行列である。






津島天王祭り

津島天王祭りは、津島神社の祭礼として、南北朝時代から500年以上の歴史を持つ伝統の祭りである。祭りは宵祭りと朝祭りに分かれるが、今回見たのは宵祭りである。

天王川周辺には桟敷席が川を取り囲むように設置され、夕刻になると徐々に見物客がくり出してくる(写真左)。周囲には出店が立ち並び、浴衣姿の見物客でいっぱいになるころには、日が傾いて祭りが始まる。

初めは太鼓の演奏や火縄銃隊などの前座があり、花火が上がるとともに、5艘の「まきわら舟」が天王川をゆったりと漕ぎ進んでくる。 まきわら舟は屋台の上に半球系に並んだ365個のちょうちんで飾り付けられており、かなり大きい。 クライマックスでは、川の周囲に並ぶちょうちんと、川面に浮かぶ屋形船、同時に上がる花火のそれぞれの明かりで美しい壮観な光景が展開される。