房総観光


房総
家の近くから行ける房総の観光名所を訪ねてみた。

茂原公園



昭和初期に開設された公園で、近隣には藻原寺、鷲山寺の霊場がある。 面積約16万平方メートルの公園内には、桜や梅、ツツジなど四季折々の花が咲きみだれ、 多くの人の憩いの場となっている。 昭和61年(1986)度より、展望台のある道表山、弁天湖周辺を中心に三年にわたり、 ソメイヨシノ、ヤマザクラを植栽し、春を彩る園内のさくらは、「千葉さくらの名所20選」 「日本のさくら名所100選」 に選ばれた。 園内の中央には展望台がそびえ、東は太平洋、そして南北に広がる平野、西には房総の山々と、 すばらしい景色を眺めることができる。
茂原公園の中にある茂原市立美術館・郷土資料館には 郷土ゆかりの作家の絵画や書などが展示してある。


ひめはるの里


ヒメハルゼミの発生地(国指定天然記念物)であることからその名がついた「ひめはるの里」。 園内には200種の熱帯植物やシダ類が生い茂るクリスタルグリーンハウス、 ウサギやヤギのいるミニ牧場、250種、10万株の花菖蒲園がある。
ここには花菖蒲・紫陽花まつりに行った。 7,000uの花菖蒲園に200種20万本の花が咲き乱れるひめはるの里最大のイベントである。 周囲の斜面には3,500株の紫陽花が花菖蒲を囲うように咲き、ピンク、水色、青、 紫とグラデーションを見せる。 期間中の土日は各種イベントが予定してあり、この日は、房総太鼓であった。




ローズマリー公園 ―シェークスピアカントリーパーク



ローズマリー公園は南房総丸山町に出来た、中世ヨーロッパ式庭園で、 ローズマリーをはじめ各種ハーブや季節の花が年間を通して咲いている。
公園内には、平成9年4月23日(シェイクスピアの誕生日であり命日でもあるメモリアルデー) にシェークスピアカントリーパークがオープンし、イギリスに現存する建物である シェイクスピアの生家「パースプレイス」、母親の生家でもあるメアリーアーデン の家、シェイクスピアが晩年住んだといわれているニュープレ イスなど、今から400年ほど前のシェイクスピアの時代のイ ギリスの建物が忠実に復元、展示されている。 中でもニュープレイスは17世紀に描かれたスケッチをもとに世界でも初めて復元さ れたもので、イギリス本国でも話題になっている建物だそうだ。  イギリスから取り寄せたオークの大木を使った柱やイギリス 職人の手作りのドアノブや鉄製の窓枠など、細部にも気を配っ た質感のある建物は、家具や装飾品を含め全てイギリスで最も 権威ある多数のシェイクスピア研究者を含む設計チームにより 建築指導されたものである。 生家にはシェイクスピアの暮らしを伝える展示室、 シェイクスピアの母、メアリーアーデンの生家を復元した建物にティールームがあり、 シェイクスピアが晩年を過ごした「ニュープレイス」 は芝居の場面などが紹介されている展示室と英国グッズショップというように、 シェイクスピアにちなんだ施設がある。



海ほたる

1997年12月18日、東京湾をわたる、木更津側から東京湾アクアラインに入ると、「海ほたる」までは、 海上の長い橋梁を通ることになる。ここはいつも風が強く、時折あおられるので注意が必要である。 トンネルと橋りょうの接続部にあたる人工島にあるのが、「海ほたる」であり、 首都圏唯一の海上パーキングエリアである。
「東京湾周辺を360度見渡せる壮大な展望。パノラマデッキからは夕陽にはえる富士山や、 海に浮かぶベイブリッジの夜景が楽しめる」とされているが、当然のこと、夜に行くと何も見えない。 「約480台収容の駐車場をはじめ、レストラン、おみやげから日用品まで揃ったショッピング施設、 アミューズメント施設も充実しており、ここに来ること自体がレジャーとしても楽しめる」 とも言っているが 一度くれば十分だ。



房総フラワーライン

館山市の洲埼灯台から白浜町の野島埼灯台まで、房総半島最南端の海岸沿いを走る 全長17.4kmの海岸道路を「房総フラワーライン」という。 周辺には温暖な気候を利用した花畑をはじめ、南房パラダイス、館山ファミリーパークなどがある。
花の南房総の旬は春。 半島付近を流れる黒潮の影響で温暖な気候に恵まれた房総は花の栽培が盛んであり、 道路沿いの畑には菜の花が惜しげもなく黄色の絨毯を広げ、 橙色のキンセンカや家々の庭や観光花壇にはポピーやパンジーがその色彩を競う。 南房総へは首都高速経由アクアラインで東京から木更津まで約1時間。 日帰りも可能だが、木更津から南へ向かう国道127号線が一本しかないので、 思わぬ時間を要することもある。



野島崎―房総最南端

白浜にある野島埼灯台は房総半島最南端にある日本最古の洋式8灯台のひとつとして、明治2年に点灯された。 高さ24m、120万カンデラという強い光度で海上31kmを照らし、 世界の船舶を導く東京湾の玄関。白浜のシンボルでもある。 日本全国に3000余りある灯台のなかで見学できる灯台はわずか11基で、 野島埼灯台はその中のひとつ。展望台から太平洋を望む眺めはみごとで、 地球が丸いことを実感できる。 「きらりん館」という灯台資料館では、灯台の歴史や役割がわかる写真やパネルなどが展示されている。