八丈島 その2

2000年12月。夏に引き続いて八丈島に再び行った。目的は同じダイビングである。初めは私もよもやこんな時期にダイビングするとは考えもしなかった。しかし、八丈は12月でも気温18度、コートなど要らない。水温は21度であり、頑張ればウェットスーツでも潜れる。
但し今回は冬のダイビング初ということで、ドライスーツで潜ることにした。
ダイビング料金も、ホテル代も安い。クリスマスがらみの土日にもかかわらず客も少ないとのことである。これは、やはり、まだ三宅島の地震問題が尾を引いているようであった。
前回もそうだったが、10:30羽田発の飛行機で八丈に行くと、11:30には到着し、午後からは余裕で2ダイブできた。21度の水温は、水中では全く快適である。但し、船で移動している最中は、風を受けるのと、ドライスーツに慣れていないため、水が入ってきたりしたので、若干寒かった。ポイントは一本目は沈船の鳳凰丸。見た魚は、イソマグロ、ユウゼン、モヨウモンガラドオシ(ウミヘビ)、ミギマキ、レンテンヤッコなど。
二本目は長崎。見た魚はテングダイ、ツバメウオ、大きなクマノミ、ハリセンボン、ヘラヤガラなど。
前回とも全く違うポイントだが、八丈には60箇所以上のポイントがあるそうで、全部制覇するには相当通いこむ必要があるとのことであった。

二日目は、残念ながら強風のためダイビングが出来ず、島内観光となった。島内観光については、前回曇っていたため行けなかった八丈富士に行くことにした。八丈富士は300mほどの山であるが、本物の富士山のように、きれいなすり鉢型をしており、その頂上は本物の富士山を見ることのできる南限だとのことである。しかし、見れるというのは計算上のことで、実際は見ることは出来ないとのことであった。
7合目くらいまでは来るまで登ることが出来て、そこには牧場がある。そこから頂上はすぐのように見えるが、実際登ると1時間くらいかかるようである。その日は風が吹いていたこともあり、山の上は非常に寒く、登頂はしなかった。 
八丈といえば、キョンとともに、アロエ、明日葉などが有名である。特にアロエは健康にいいとのことで、食用のアロエべらや、いろんな健康食品に加工されていたりしていて、八丈の主力なみやげ物である。
あまり知られていないが、アロエは写真のような花が咲く。アロエにもいろんな種類があり、やけどなどに効果のある通常のアロエや、食用のアロエベらやその他いくつか種類がある。もとは南アフリカから伝わってきたとのことであるが、八丈の気候に合ったのだろう。島のあちこちにアロエがある。
