本栖湖、白糸の滝


富士

今回は、富士五湖の西湖近くにある紅葉台牧場に行き、木曽馬の乗馬をしてきた。ここは、一般の乗馬クラブのように、 うるさいしきたりはなく、初心者だろうとかまわずドンドン走らせてくれる。
指導員は、やぶさめをやったり、時代劇の出演などもしている人で、なかなかの腕前である。 90分で8000円。結構楽しめた。
光陽台から西湖を経て、本栖湖に行った。本栖湖は山中湖や川口湖と比べるとマイナーで人は少ないが、 水深138mで富士五湖の中ではもちろん、全国の湖でも屈指の深さである。 瑠璃色にきらめく湖水の美しさでも知られており、透明度は抜群であるそうだ。 5千円札裏面の富士山は本栖湖の北岸からのものだそうで、今回も写真を撮ろうとしたが、 当日は外界は晴れていたものの、山の上はすっぽり雲に覆われていて、五合目からも何も見えなかった。 一般的に、夏は曇っていることが多いらしく、富士山写真についてはいずれあらためてベストショットを狙う予定である。

本栖湖からの帰りに、音止の滝(写真右)、白糸の滝(写真左)に行った。これら二つの滝は、隣り合わせにあり、 落差は音止の滝が25m、白糸の滝が20m。ともに天然記念物に指定されており、日本の滝100選にも選ばれている。
白糸の滝が、幅200mに広がる大小多数の滝からなり、その名の通り女性的であるのに対し、 音止の滝は爆音を立てて落下する勇壮な滝である。ちなみに、音止の名は、その昔曽我兄弟が工藤祐経の仇討ち の相談をしていたときに、この滝の音にさえぎられたが、神に祈ったらその音がピタッと止んだという言い伝えから来ているとのことである。
滝のしぶきのため、夏でありながら、この近辺は涼しく肌寒いくらいであり、避暑には最適である。