NIKON FM3A


2001年7月発売。FM2の後継。2006年製造打ち切り。
「機械シャッター+マニュアル露出」と「電子シャッター+絞り優先自動露出」という、かつてのマニュアル一眼レフの2大トレンドを、新ハイブリッドシャッターにより一台で兼ね備える。
FM3Aという新型式であるが、実質的には、外観スタイル・機能ともに約20年前のオーソドックスな一眼レフの忠実な復刻である。
マニュアルモードのメーターは、シャッター速度を指す太い青い針に、細い針を重ねていく追針式。

二台分の機能が一台になったということ以外、使い勝手に関して、歴史的に見ればほとんど新味の無いカメラだが、カメラ雑誌で何度も特集が組まれるような注目を集めた。


使用記

マニュアルモードのアナログ針メーターは、露出ずれ量を把握しやすい、古きよき伝統の復活。
他は、巻き上げレバーその他、殆どFM2の部品流用設計のようで、FM2の操作感の良さはそのまま引き継がれている。

ボディ背面親指位置にあるAEロックボタンは、マニュアルモードの時は押すと単に針の動きをとめるだけ、という無意味な機能のボタンになってしまうので、押さないように注意していなければならない。

シャッター音(.wav)
DATA
機械シャッター露出計連動マニュアル露出、電子シャッター絞り優先自動露出。
重量 ボディ:570g+50mmf1.4:250g=820g

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