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Robi "Draco" Rosa


日本でロビ・ロサのファンになった人には3種類あるのではないでしょうか。 一つはあの超強力アイドル・グループ”メヌード”のメンバー時代からのファンの人。 そしてリッキー・マーチンの作品のプロデューサーとして名前を知って、個人の作品に 遡ってファンになった人。又は最近のソロ作品にいきなり触れて好きになった人。あなたはどちらですか?


メヌード時代のRobi。
リッキー・マーチンも。

いずれにしても、メヌード時代から、そして今も、とんがったアーティストで あるスタイルは変わりないですね。


1969年6月27日、ニューヨーク州ロングアイランドで生まれ、プエルトリコで育ちました。 1983年家族の後押しで超アイドルグループのメヌードのオーディションを受け合格。 そして4年間、ステージとツアーの真っ只中で暮らすことになります。リッキー・ マーチンは1984年の加入。リッキーによれば「ROBIはいつもピアノの前にいた」と の事。メヌード時代から音楽そのものへの強いエネルギーが見えていたようです。



Maggie's Dream (1990)
1987年メヌード脱退。 メヌードをやめた後、 ブラジルに移り、そして旅をし、本を読み、詩を書き、 曲を書きといった、何か自分を見つめなおすような 道を選びます。

そしてNew Yorkに戻り1990年にギターのRafと出会い"Maggie's Dream"を結成。メンバーはLonnie Hillyer(B, Vo), Tony James (ds), Danny Palomo (vo) Raf(Rafael Hernandez)(g, vo) Robert Rosa(lead vo)

Josh DeutschのプロデュースでCDを出しています。今でもvsmusic.com、又はebay.comで 手に入れられるとか。

Maggie's Dream 時代


Frio (1994)
その後 "Frio" (1994)、"Vagabundo" (1996)と作品をぽつぽつと発表して来た、 という感じ。しかし、Robiはレコード会社のお膳立てするプロモーションに乗るのを 嫌い、余り活動しなかった為か、セールスはあまり良くなかった。しかしリッキー・ マーチンは言うに及ばず、批評家の評は好意的なものが多かった。

Vagabundo (1996
)


1998頃のRobi。 プエルトリコの音楽雑誌"Muevete"の表紙です。
なお同時に特集になっているのが、 メレンゲのエルビス・クレスポ。 これがプエルトリコの 若者の柔軟な耳なのですよ。 おっと、これはRobiに関係ない。

同時に”弟分”のリッキー・マーチンとの交友は続きます。 "Frio"を発表した同じ年、リッキー・マーチンから彼のアルバム"A Medio Vivir"の 共同プロデューサーを頼まれます。このK.C.Porterとの共作は リッキーが世界にはばたく きっかけとなるヨーロッパ&ラテン・アメリカで大ヒットした"MARIA"を生みます。 アルバムに"Ian Blake"として載っているのが実はRobi。

そしてリッキーの次作の'98年の "Vuelve"。 ワールド・カップ フランス大会のテーマ"LA COPA DE LA VIDA"、アルバム"Ricky Martin"・・。 プロデューサーとしての才能がハッキリ見えてきました。"Shake your Bon Bon"とか"She's All I Ever Had"、 なかなかよいつくりですよね。


同時に自らの作品"Songbirds & Roosters"(1998)も発表。この頃私は初めて彼のコンサートを 聴きました。ギター1本持ったステージで、シンプルかつ独特のクセというか影が、魅力的な ものでした。そしてメロディーがなかなか新鮮。ちょっとシャイな感じもなかなかです。

Robi Rosa
98年のサンファンの
クラブ、"Warehouse"での
コンサートのアド


Soundtruck "Salsa" (1998)


プエルトリコのベテラン(といっても実に美しい)ポップス・スター、エドニータ・ ナサリオのアルバム"Corazon"のプロデュースもしています。この時もRobiの名前を使わず "Dolores del Infante"とクレジットさせていますが。またフリオ・イグレシアスの作品に も関わっています。

2001年に"Libertad del Alma"をリリース。相変わらずのとんがったロビですが、プロデューサーとしてロニー・フォスターやフィル・マンサネラがサポートしているだけあって、少し丸い。

 


Songbirds & Roosters (1998)



"Libertad del Alma"(2001)

そして2004年発表の"Mad Love"ここでちょっとルックスはすっきりとイメチェン。

音のほうは相変わらずのアブナい香りがする音ですが、マイルスのBitches Brewとこれまた危なく素晴らしいアルバムにインスパイアされただけあって、サウンドも挑戦的。

プロモーションで来日もし、がんばって日本で人気が出て欲しいものです。


"Mad Love" (2004)


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