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議長のキューバ報告 (その6 )2004.12.10 |
| キューバに亡命中の友人カズトラ議長より、久しぶりに便りが届きました。ハリケーン、 ドル問題と多難なキューバ生活を満喫(?)の様子がうかがわれます。 |
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同志諸君、ご無沙汰しております。カズトラ議長です。 8月〜11月の議事録(第七回目)を報告させていただきます。(長いので暇な時にどうぞ) |
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【ハリケーンその1・チャーリー】 カンクンよりキューバ在住の友達等に状況確認のメールをするといずれの友達からも 「水道、電気が完全にストップしてしまったからできるだけカンクンに留まっている方が良いかも」との返事が。 悪い予感がしながら3日後の8月15日深夜にハバナの空港に到着。タクシーの窓から外見ると大木や電信柱がなぎ倒され、元より穴だらけ の道(道路工事がされていない悪路が多い)には土砂と水が至るところに溜まり、何度も道を迂回をしながらみ予定よりも大幅に遅れて 家に到着。 台風が去って3日程経っているので、もう復旧したであろうと思っていた「水道、電気」は復旧しておらず、 結果的に完全復旧するまで2週間程待ちました。 (今でこそサラリと「2週間程」と書けますが、8月の「水道、電気」無い生活は結構精神的にもきつく、当時は蝋燭と少量の水とともに 「これ部族みたいな生活だね」と友達(日本人)同士、無気力に笑い合っていました) |
![]() ハバナ市内の様子 |
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【ハリケーンその2・イヴァン】 |
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チャーリーが去った後の約1ヶ月後、今世紀最大級のハリケーンと噂されたハリケーン・イヴァン(カテゴリー5)がカリブ海周辺諸国 を襲いました。 「カリブ海周辺の気象観測史上80年の歴史でカテゴリー5(最大)を記録したのは過去3度だけで、既にグランドケイマン、 ジャマイカでは多数の死傷者を出している」という事前の発表から、もしハバナを直撃した場合、大惨事は間逃れないという予測でした。 カストロ議長はキューバ国民に対し「老朽化の激しい建物5階以上に住んでいる住民は全て4階よりも下に避難する事、また全ての窓には ガムテープを貼る或いはベニヤ板で塞ぐ事(窓が割れても破片が飛ばないよう)」という指令を出しました。 よってこの頃のハバナの町は窓という窓が全て塞がれ、各々の建物は無機質な箱のようでした。 |
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ゆっくり進んだイヴァンは結果的にはピニャル州とユカタン半島(メキシコ)の間を通過し北上していったのでハバナを直撃せず、さほど 大きな被害を出さなく済んだのですが、被害が出ないとわかった後のキューバ人の変わりよう(忘れるの早い)は流石だなと思いました。 結局毎回こんな指令で乗り切る気なのだろうか??? |
![]() ピニャール・デル・リオの様子 |
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【学校 ISA(Instituto Superior de Arte)】 |
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昨年同様9月開校は(予定通り?)行われず、延期に延期を重ね11月1日にパーカッション課の新学期が始まりました(理由は校舎の改築)。 学費も上がったせいか、昨年パーカッション課に在籍していた外国人生徒等も多数スペイン語学科や隣の学校(センセイア)に移籍しました。 しかし改築した教室は以前とは比べ物にならないほど綺麗になり、全教室冷房完備でようやく本物の教室らしい造りになりました。 以前は不明であったパーカッション課とその他の音楽課との境目もきちんとでき(たった一枚の扉なんだが)、警備の人も立つようになりました) |
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恐らくこの夏襲った台風の被害や石油価格の高騰、対外債務返済等の影響だと思われるのですが、突然(10月25日)カストロ政府より 「11月8日以降(その後11月14日以降に変更されたが)キューバ国内におけるU$ドルの使用禁止」という内容の指令が下されました。 キューバにおいては自国通貨の「キューバンペソ」、U$ドルと同じ価値を持つ「兌換ペソ(通称チャビータ)」、「U$ドル」、と3種類の 通貨が流通、使用されていて、今回の措置は1993年以来解禁されていたキューバ国民のU$ドル所持を再び「禁止」するというもの。 ある意味正しい方向に向かっているとは思うのだが、(キューバ国民が自国の通貨を使わず、他国(ましてや敵国?!)の紙幣を使用 している事事態がおかしく、今回の措置でそれを修正するという意味では)ただ、1.1ドル=1兌換ペソ(1ドルに手数料10%)という 固定レートを政府が設定したのはどうだろう、、、。 しかも狙いが「国民が持っているタンス預金(アメリカにいる親戚からの仕送り金)を国庫に収めるため」と言われており、 このような一時的な措置で経済状況を打開できるのだろうか、、、。 個人的な考えを言えば、一時的には国庫に収まったドルで何とか財源は確保できるものの、 将来的にはブラジルやアルゼンチンのように突然ペソの価値が暴落する、という事態が起こりかねないような気がします。 |
| 【音楽・ライブ報告】 最近行ったライブの報告をします(詳しく知りたい人は別途メールください)。 |
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・Clave y Guaguanco
@Gran Palenque 5ドル(兌換ペソ) パレンケは真正ルンベーロ達が集まる場所と言われており、そういう意味では Clave y Guaguancoを見る場所としては良いと思います。 |
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・日本*玖馬外交関係樹立75周年記念 ジョイントライブ
@Teatro Mella 招待券にて入場 会場を見渡すと、キューバ人と日本人がほぼ同数まで埋まり、キューバ(招待側)代表のManolito y su trabucoが演奏を行った後は 森村献(ピアニスト)氏率いる Las Estrellas de Japonが日本代表として演奏を行い、会場より盛大な拍手を受けていました。 * 森村献さんのグループのメンバーは森村 献(P) 森村あずさ(Timbales) 岩村健二郎(Vo)志村享子(Vo)有坂ミカ(Vo) 渋谷和利(B) 太田みちこ(Bongo,Coro) 佐野 聡(Tb・Fl) * ダンス・チームは市川奈美、 岡村かおり |
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・川上ミネ featuring
Chucho Valdes y Habana Emsemble @Teatro Amadeo Roldan 招待券にて入場 日本にてクラシックを学んだ後ラテン音楽を学ぶため 川上氏自身何年かキューバに滞在した経験があったそうで、その体験談を語る (全てスペイン語)と日本人・キューバ人双方から笑いがおきていました。 演奏内容も川上氏オリジナルの曲から、モーツァルトの曲 (ラテン風アレンジ)と面白く、その後はチューチョやハバナ・アンサンブレが加わりジャムセッションになり、盛り上がって終りました。 |
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・Roberto
Fonseca y su grupo @La
zorra y el cuervo 10ドル(兌換ペソ) | |||
![]() Roberto Fonseca "No Limit" |
いや〜、格好よかったです。日本にいる頃、友達に薦められて聴いたのが初めてで、その頃から一度は観に行きたいと思っていたが、 スタジオ録音よりライブの方が確実に良いです。とにかくその場のグルーブに合わせてバンドメンバーが火花を散らし技を仕掛け合う という感じで、見ている客側にもその「熱さ」は伝わってきます。アフロキューバンジャズを聴くのが初めてという方にもお薦めできます。 ちなみに、ティンバルを叩いているエミリオおじさんはISAのパーカス課の先生で、僕は今学期から彼の授業を受ける事になりました。 | ||
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・東京打撃団(和太鼓) @Teatro
Amadeo Roldan 招待券にて入場 なんせリズムにはうるさいキューバ人達。僕自身もプロの和太鼓演奏を生で見た事がなかったので、友達のキューバ人に行く前 「面白いのか?」と問われ、正直答えに戸惑ったが、結果的には彼等(僕等も含め)の度肝を抜かせる程演奏のレベルが高く、 カッコ良いもので、終った後は会場から拍手と歓声が永遠と送られていました。観にいったうち等日本人連中もみな興奮していました。 日本人ならば絶対一度はプロの和太鼓演奏(町内の祭り太鼓ではなく)を観にいかれる事をお薦めします。日本の「魂」を感じますよ。 |
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| 今回日本帰国中(逆亡命中)多数の方々にお世話になりました。 この場で失礼しますが、お礼を申し上げたいと思います。 本当にどうもありがとうございました!議長これからも頑張っていきますよ! んんんでは! |
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